胃潰瘍の初期症状は?放置したらどうなる?自然治癒できる?

胃がなんとなく痛んだり、キリキリと痛んだりすることありますよね。特にストレスがたまった時などは、そんな症状が出やすいものです。

そのような症状が続くときには『胃潰瘍』を疑ってみることも必要です。「吾輩は猫である」「坊っちゃん」等の作品で有名なかの文豪、夏目漱石は胃潰瘍が原因でなくなっています。

今でこそ、薬物療法で完治させることも容易になりましたが、一昔前までは命にかかわるような病気だったんですね。

では、胃潰瘍とはどのようなものなのでしょうか。それをみていきましょう。

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胃潰瘍はどんな病気?

胃潰瘍というと40歳代以上の中高年の病気と思われがちですか、ストレス他の刺激が多い現代社会では20歳代~30歳代の比較的若い年齢層にも多く発症する病気になっています。

胃潰瘍には、急性胃潰瘍と慢性胃潰瘍があり、胃の粘膜がただれて深く傷ついた状態のことです。悪化すると胃壁に穴が空いてしまうこともあります。

腹痛でもみぞおちあたりに痛みがある心窩部痛が主たる症状で、自覚症状の9割はこの症状です。

吐き気や胸焼けをともなうこともあります。

胃から分泌される胃酸やペプシンにより胃の粘膜とその下にある組織が溶かされてしまうことにより起こります。それが粘膜から筋肉の層まで達し、胃を覆っている膜を侵してついには胃に穴をあけてしまいます。

一言でいえば『胃酸の分泌がうまくいかずに胃の粘膜が破壊される』ということです。

胃潰瘍の初期症状は?

初期症状の主なものは以下の通りです。

①胃がもたれる

②食欲不振・食欲低下

③空腹時の胃の痛み(みぞおちあたりの痛み)

④食後の胃の痛み(みぞおちあたりの痛み)

⑤吐き気やげっぷ

⑥嘔吐

⑦背中の痛み

⑧口臭

等です。また、進行してくると、体重の減少やタール便の下血等の症状も現れてきます。

胃潰瘍原因はストレス?

それでは胃潰瘍の原因になるものはどんなものがあるでしょう。

よく『ストレスで胃に穴が開く』などといいますが、実際にはどんな原因があるのでしょうか。それを見ていきましょう。

ストレスによるもの

ストレスそのものは直接の原因ではありませんが、ストレスからくる自律神経の乱れが主な原因になります。

普段はバランスが取れている胃酸の分泌と胃粘液の分泌量が、副交感神経の働きが抑制されることによって、アンバランスになって、胃粘膜の減少と胃酸が過剰に分泌されることにより、胃にダメージを与えます。

ストレスを上手く発散して貯め込まないことが予防につながります。

不規則な食事や暴飲暴食等の食生活の乱れによるもの

よく噛まずに飲み込むような食事や、早食いは、胃の中で無理に食べ物を消化しようとして過剰に胃酸が分泌されてしまいます。

熱いものや冷たいもの、塩辛いものや香辛料などの刺激物の食べすぎも胃に負担をかけてしまいます。

規則正しい食事でよく噛んで、ゆっくり食べる《1口30回》、刺激物を控えることが予防につながります。

喫煙や飲酒によるもの

喫煙者は喫煙により胃酸が過剰に分泌されるために胃潰瘍発症確率が非喫煙者の3~4倍といわれています。

過剰飲酒も胃潰瘍の間接的な原因となります。喫煙は控え、お酒も適量にすることが予防につながります。

NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)によるもの

このタイプの薬は投与経路にかかわらず胃粘膜の防御機能を弱くし、胃に負担をかけてしまう副作用があります。

病院で、このタイプの解熱鎮痛剤が処方される場合は、同時に胃の粘膜保護薬が処方されるのはこのためです。

ヘリコバクター・ピロリ菌の感染によるもの

実は胃潰瘍の原因として一番多いのがピロリ菌の感染によるものです。胃潰瘍にかかった人の7割以上がピロリ菌感染者です。

一般的に『ピロリ菌』と呼ばれていて、胃の中の遺産の中に住み続ける悪玉菌です。

一旦感染すると、除菌しない限りは胃の中に生息し続け、衛生的な環境で育った20歳代の感染率は2割程度といわれていますが、衛生環境のそれほど良くなかった時代に育った50歳台以上では8割以上の人が感染しているといわれています。

必ず発症するわけではありませんが、発症した場合は医師の指示に従った除菌治療が必要です。

放置したらどうなる?自然治癒できる?

胃酸が過剰に分泌されることが、胃潰瘍の原因ですから、胃酸の過剰な分泌を抑えるように、ストレスを解消するようにしてため込まず、規則正しい食事・生活を続けることで、2週間程度の時間はかかりますが自然治癒は可能です。

ピロリ菌が原因の場合は、菌を薬物療法で除菌しなければピロリ菌は生き続けていますので、一時しのぎの治癒にしかならず、完治しないと考えた方が良いです。

症状が出たときに放置したままにしておいて自然治癒する場合もありますが、症状がひどくなる可能性もありますし、重篤な病気が隠れていたり、引き金になる場合もありますので、自覚症状があり、疑わしい場合には、放置せず速やかに医師の受診を受けましょう。

まとめ

胃潰瘍は現在では薬物療法でほぼ治療できる病気になっていますので、手術が必要であったり、生命にかかわるようなことは稀になりました。

それでも、『胃潰瘍かな?』と疑われるような症状があれば『たかが腹痛』と思わずに、我慢することなく早めに医療機関を受診することが大切です。

何事も早めの適切な治療をすることが大切ですし、その検査によって胃がん・大腸がんのような重篤な疾病が見つかることもありますし、十二指腸潰瘍が見つかる可能性もあります。

まずは自分の体調を日々チェックする習慣をつけましょう。そして変調や異変を感じたら、早期に医療機関を受診してください。

胃潰瘍に限らずすべてに共通することですが自己の体調管理とチェックそして早め早め医療機関の受診と適切な治療をすることが重篤な事態を回避する方法です。

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