「野菜ソムリエ」という言葉を耳にしたことがありますか?
いまではとても人気の資格の一つとされています。特に多くの芸能人の方が野菜ソムリエ資格を取得しているようです。
しかし「野菜ソムリエ」ってどういう意味?聞いたことがない!
という方に今回は、野菜ソムリエについてご紹介したいと思います。是非参考にしてみてください。
野菜ソムリエとは?
画像出典:日本野菜ソムリエ協会
ソムリエというとワインの専門家という意味で使われることが多いですが、最近の日本では特定の分野に精通した専門家のことを「ソムリエ」という表現を使っています。
つまり野菜ソムリエは、「野菜の専門家」です。主に野菜や果物の知識を身に付け、そのおいしさや楽しさを伝えるスペシャリストです。
その資格は一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が認定され、2018年現在までに、既に5万人以上の野菜ソムリエが誕生し、料理教室、セミナー講師、食育活動、コラム執筆、レシピ開発、青果販売など、さまざまな領域で活躍しているようです。
野菜ソムリエの資格取得方法
野菜ソムリエの資格を取得するためには、日本野菜ソムリエ協会の講座受講と試験の合格が必要です。
段階的に3つのコースが用意されています。
- 野菜ソムリエ(初級):野菜・果物の魅力を知り「楽しむ」
- 野菜ソムリエプロ(中級)野菜・果物の魅力を「伝える」
- 野菜ソムリエ上級プロ(上級):野菜・果物を通じて「社会で活躍する」
このうち最もレベルが低く、多くの人が最初に取得しているのが「野菜ソムリエ」です。
資格の取得する手順
1、養成講座を受講
- 野菜ソムリエコースは全7科目
- 野菜ソムリエプロコースは全18科目
講座は通学制と通信制から選ぶことができます。
2、試験合格
全講座を受講後、試験に合格すれば資格取得となります。
まず初級者コースの「野菜ソムリエ」を取得して、それ以降は任意でステップアップしていく・・・という流れです。
野菜ソムリエ資格を取得する費用は?
では、野菜ソムリエ資格を取得するまでにはどれほどの費用がかかるのでしょうか。
野菜ソムリエ(初級)
野菜ソムリエ(初級)は野菜や果物の基礎知識やレシピの提案に役立つ調理方法の基礎知識を学びます。
まず野菜ソムリエ講座を受講し、その後、試験を受けることが必要です。
- 講座の入会金は:10,800円、
- 受講料(初回試験料含む):137,200円
合計:148,000円(すべて税込)
野菜ソムリエになると、赤いスカーフを付けることができます。
画像出典:日本野菜ソムリエ協会
受講費用が高いですが、野菜ソムリエは永久資格なので、一度認定を受ければ一生ものになります。
野菜ソムリエプロ(中級)
以前は初級コースの資格取得後に、進めるコースでしたが、2017年1年以降は直接受けられます。
直接受講する場合、受講料として総額320,500円(税込・初回試験料含む)がかかります。
すでに野菜ソムリエ資格を持っている場合には、172,500円(税込・初回試験料を含む)がかかります。
野菜ソムリエプロになると、緑のスカーフを付けることができます。
画像出典:日本野菜ソムリエ協会
但し野菜ソムリエプロ資格は年に一度、資格の更新が必要です。その際に更新手数料3,500円がかかります。プレミアム会員になると、更新手数料は無料。
野菜ソムリエ上級プロ(上級)
野菜ソムリエプロの資格を取得している人が、さらに上位資格を目指そうとした場合、野菜ソムリエ上級プロの講座を受講することが必要になります。
受講料は35万7,000円で、2015年2月時点で127名しか保有者がいないようです。
2年間に一度、資格の更新が必要で、更新手数料3,500円がかかります。
野菜ソムリエ上級プロになると、紫のスカーフを付けることができます。
講座には「通学制」「半通学制」「地域校」「通信制」の4種類がありますが、いずれを選んでも費用は変わりません。
野菜ソムリエ試験の合格率について
野菜ソムリエ(初級)の合格率は約85%と発表されています。
「野菜ソムリエ」の試験は、マークシート方式です。講座で学んだ4科目から出題され、500点満点中、350点が合格基準点となっています。二次試験はなく、筆記に合格した時点で資格取得ができます。
野菜ソムリエプロ(中級)の合格率は30%ほど、かなり難しいそうです。
「野菜ソムリエプロ」の試験は、記述式の筆記試験に合格した後、二次の口答試験(プレゼン・面接)を受ける必要があります、それを合格することで試験合格となり、資格が取得することができます。
最後に
野菜ソムリエについてご紹介しました。
野菜ソムリエの資格は「講座に申込む→受講する→試験に合格」という流れで取得することができるため、講座の受講が必要不可欠になります。
資格取得の為の費用が高いのですが、一度資格を取得すれば、一生のものになるので、資格取得の目的や活用法をしっかり確認して、野菜ソムリエを目指しましょう。