武田登竜門先生が描く作品「大好きな妻だった」の感想やネタバレをまとめました。
更に「大好きな妻だった」の漫画を全巻無料で読めるサイトも調べました。ご参考になれば幸いです。
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漫画「大好きな妻だった」の基本情報
- 著者: 武田登竜門
- 巻数: 全1巻
- ページ数:35ページ
- 出版社: 双葉社
- 登場人物: 高橋 昴・高橋 千香
この作品は武田登竜門先生が描いた1巻で完結となる漫画になっています。
仲睦まじい夫婦に突然、訪れる妻の余命宣告。妻はガンであった。
短い漫画ですが、夫婦の愛が詰まった感動が待っている漫画となっています!価格もお求めやすいので気になった人は是非、チェックしてみてくださいね!
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漫画「大好きな妻だった」のあらすじ・ネタバレ
誕生日
妻の千香は仕事から帰宅してきた夫である昴に、誕生日を忘れていたから何も用意していないといいます。
『そりぁ…残念だなぁ』
昴は千香の表情を見る。何とも言えない何か言いたそうな歯痒い表情であった。
食事を作っている千香の背後に寄り添う昴。彼女はしっかりと誕生日プレゼントを用意してくれていた。
ワインにウォレット。そして豪盛なディナーを用意してくれていた妻。昴は本当に千香のことが大好きであった。
大好きな妻に余命半年と宣告
大好きな妻にガンが見つかって医者からは余命半年と宣告されていった。
昴は彼女の為に最後まで手を尽くすことを決意していく。
そして半年が経過。彼女はまだ生きている。
毎日のように病室に顔を出す昴。
『おはよう…調子どう?』
千香は昴の顔を見ずに「愚痴」ばかり言う。更に精一杯尽くす昴だが千香の態度は非常に冷めていた。
千香にお小遣いを渡す為に自分の生活を切り詰めていた。
昴は洗い物を忘れていたので、近くのコインランドリーへ向かう。思い出を振り返りながら洗濯も終わって帰宅。
千香からメッセージが入ってくる。
明日は友達が見舞いに来るので、指定の店のケーキを買ってきて欲しいと。
かれこれ半年は同じことの繰り返し。彼女の態度も素っ気ない。
千香がついた嘘
『千香はいつ死ぬんだろう…』
ふと頭に過る。昴も精神的に限界を迎えていた。そして、いつ自分が千香の前で今のような言葉を吐いてしまわないか怖くなっていった。
ケーキを購入して予定よりも早く病院に到着。
病室の前に行くと友人と会話する千香の声が聞こえてきた。
『あたしが死ぬ前にしてあげられることはもう終わりかなぁ』
聞き耳を立てていると彼女から衝撃の言葉。
千香は昴には自分が死んだ後、残りの人生を楽しく生きて欲しいと思って、わざと嫌な女を演じていることを友人に話している
『嘘が下手だからずっと顔見ないで喋ってた…』
話を聞いていた昴は持っていたケーキの袋を床に落とし、千香の元へと駆け寄ります。
気がつけば病室のカーテンを開けていた。気まずそうにする友人は急いで帰っていきます。
顔を向けず密かに泣いていた千香。同時に冷たい態度を取って、昴を帰そうとしていく。
『お前なんか大っ嫌いだ…一秒でも早く死んでくれ…頼むから』
そう言いつつ千香を抱きしめてた。千香も泣きながら、昴の手を握る。
彼女の嘘が暴かれていき、以前のような仲睦まじい夫婦に戻っていく。
それから数日…千香はこの世を去っていく。
昴は葬儀の打ち合わせにて、葬儀屋の人から遺影に使う写真について尋ねられます。
葬儀屋は笑顔の千香の写真を進めますが、昴は病室で千香と抱きしめあった日に撮った写真を見て、
『僕はこっちがいいんです』
この作品はここで完結となります。
「大好きな妻だった」の感想
この作品はわずか30ページ弱の漫画であるが、そこには夫婦の愛。人間の儚さがくっきりと描かれています。
「これは実話なのか!?」と思わせてくれる、何とも言えない切ないお話でした。読んでいるうちに、勝手に涙があふれてしまいます。
今まわりにいる大切な人達にきちんと愛を伝えられているかと考えさせられました。
ここまで短編で人を感動に巻き込む作品は少ないと思うので是非、興味が出た人は読んでみて欲しい力作です。
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