カリフラワーとブロッコリーって形は似ていますよね、色のせいなのか、見た目はブロッコリーの方が葉っぱっぽいです。口にした感じも緑を感じます。
実際のところは、どうでしょう?
今回はカリフラワーの旬の時期やブロッコリーとの共通点と違い、それに生食できるのかについてお伝えします。
カリフラワーってどんな野菜?旬の時期は?
ブロッコリー
カリフラワー
カリフラワー( Cauliflower)はブロッコリー(Broccoli)と同じくアブラナ科アブラナ属の一年生植物で、つぼみを食用にする野菜です。
カリフラワーは頂花蕾を食用にするほか、観賞用途でも利用されているそうです。
日本で食用として定着したのは明治時代で、歴史の浅い植物ですね。
キャベツの仲間
実はブロッコリーとカリフラワーはどちらもアブラナ科のキャベツの仲間です。
ブロッコリーやカリフラワーみたいなキャベツの仲間は、地中海沿岸の野生のキャベツがルーツなんだそうです。野生のキャベツから、蕾と花茎を合わせたところの花蕾(からい)が肥大して、ブロッコリーが生まれました。
そして、ブロッコリーの花蕾の色素がなくなって白くなったのがカリフラワーだと言われています。
ですので、ブロッコリーとカリフラワーは「基本的」に同じ野菜。ブロッコリーが突然変異して白くなり、それを品種改良してできたものがカリフラワーということです。
旬の時期
ブロッコリーも、カリフラワーも、旬の時期は11月頃から3月頃です。冬が旬の野菜と言えます。
年中出回っているのには理由があります。どちらも、収穫時期を変えながら全国で栽培されているからですね。
また、ブロッコリーはアメリカなどから輸入されているものもあるようです。
ブロッコリーとカリフラワーの違いについて
栄養価の違い
どちらも、カリウムとビタミンCが豊富に含まれています。また、ビタミン、ミネラルなどがバランス良く含まれていて、その点はブロッコリーもカリフラワーも評価が高いです。
また、カリフラワーのビタミンCの方が溶けにくいというお話しもありましたが、ちょっと根拠が見当たりませんでした。
それと、妊活中の女性や妊婦さんに必要とされる「葉酸」で比べてみると、(1カップ(200㏄)中の含有量)
- ブロッコリー:95マイクログラム
- カリフラワー:55マイクログラム
というデーターがありました。
トータル的に見ると、栄養価の印象は、ほぼ互角といった印象です。
味の違い
味については、ブロガーの皆さんの感想を比べてみました。
ブロッコリーは菜の花っぽくて、シャキシャキって甘みもあり、葉物野菜に近い味がします。
カリフラワーは蕾が密集しているので、口に入れると存在感があり、コリコリして、キャベツのような味わいです。
色の違い
色の違いは、ブロッコリーが緑、カリフラワーは白ですね、実はカリフラワーは白だけではなく、紫やオレンジ、 黄緑のものもあるんです。
花蕾の形ですが、ブロッコリーは、伸びた茎の先端に密集した花蕾を作ります。
一方、カリフラワーの花蕾が一つの塊のように堅く結びついて珊瑚のような蕾の塊ですね。このため、カリフラワーは独自の食感があります。
カリフラワーやブロッコリーは生食出来ますか?
日本ではカリフラワーは加熱しないと食べられないと思っている方が多いようですが、
しかし海外ではカリフラワーに多く含まれているビタミンCは生のまま食べた方が壊れずに、より多くの栄養を摂取することができる理由で、生で食べる人が多いようです。
アメリカ、特に北米では、ブロッコリーもカリフラワーも生で食べるのが普通です。
あちらの人が言うには、「日本人は変だ!魚は、おさしみや寿司で生で食べるのに、なぜ、ブロッコリーやカリフラワーは生で食べないんだぁ」というようなコメントもあったようです。
生のカリフラワーは苦みや臭みもないので、レンコンのようなコリコリ感があって、醤油を付けて食べると数の子のようなプチプチとした触感も楽しめます。
つまり、ブロッコリーもカリフラワーも生で食べられますが、日本ではゆで食べることが主流になっています。
まとめ
カリフラワーやブロッコリーは、そのまま茹でずに食べることができます。
しかし必ず加熱しないと食べられないという概念を持っている方がまだ多いのではないでしょうか、ぜひ一度生のカリフラワーをたべてみて、きっと新しい触感を楽しむことができます。