朝、特に冬場は、お布団の中が気持ちよすぎて、起きなければならない時間なのについもうちょっと…と寝てしまう事ってありますよね。
でも、二度寝は、お休みの日なら良いけど、お仕事や予定のある日だと、色々と困った事になってしまいます。それに加えて、二度寝には、健康面で良くない効果があるという話も…。
その辺りについていろいろ調べてみました。
二度寝してしまう原因は?
なぜ二度寝をしてしまうのか。
睡眠時間が不足
原因として多いのは、やはり睡眠時間が不足している、という事。
成人に最も適した睡眠時間は6時間から8時間の間とされていますが、二度寝してしまう人の多くは、4時間から5時間位しか寝ていないというデータがあります。
ストレスで眠りが浅い
また、強いストレスを感じると、脳が興奮して眠りが浅くなります。時間を十分にとっていても、眠りが浅くて、睡眠の質が良くありません、結局疲れが取れず、二度寝の原因になってしまうのです。
質の良い睡眠を十分な時間確保できれば、二度寝しないで済むようになるのです。
起床のタイミングが悪い
睡眠にはノンレム睡眠という深い眠りと、レム睡眠という浅い眠りが交互に訪れる睡眠周期があります。その1回の睡眠周期は、「90分」だと言われています。
人間はノンレム睡眠中に起きるのがつらく、レム睡眠中に起きるのがラクなのです。
ノンレム睡眠の時には体の力が抜けており、起こされたりすると、体がだるくて、疲労感を感じてしまい、最悪の場合自律神経の失調をもたらすこともあります。
その時に目を覚ましても、二度寝してしまうのです。できるだけ自分の睡眠周期を把握して、レム睡眠中にアラームが鳴ってほしいものですね。
実は睡眠時のデータを取り、眠りが最も浅い段階で起こしてくれるアプリがあります、これで快適な
二度寝は体に悪いの?
お仕事や予定のない日なら、二度寝しても良いの?という疑問ですが、調べてみた結果、二度寝は体に悪い、という情報と体に良い、という情報が2種類ありました。
その両方を、理由と一緒にご紹介します。
二度寝が悪いとされる理由
決まった時間に起きない事で体内時計がリセットされず、生活のリズムが狂ってしまう。
人間の体内時計は性格には25時間ですが、朝起きる時にリセットされるため、24時間のサイクルでも問題なく過ごせるようになっています。
その体内時計が二度寝で乱れる事により、生活リズムが崩れ、疲れがたまったり睡眠時間がずれたりした結果、睡眠の質が悪くなるなどの悪影響が起こります。
また、コルチゾールという副腎皮質から分泌されるストレスホルモンの分泌が乱れる事による悪影響がいくつも起こります。起こりうる悪影響は、
- 免疫機能が落ちる
- 精神的に不安定になる
- 体温が低下する
- 食欲を刺激する事によりダイエットの効果を下げる
などが挙げられています。
二度寝が良いとされる理由
20分以上とかではなく、10分位の二度寝なら、むしろ体に良い影響があります。
10分以内の軽く短い二度寝なら、コルチゾールの効果で幸福感が得られたり、ストレスを解消できたりする効果があります。
体内時計をリセットした後に二度寝するなら問題ありません。
二度寝が良くないのは体内時計のリズムを乱すから、なので、一度起きて体内時計をリセットし、ある程度活動した後に二度寝するならOKです。
要するに、午前中に昼寝をする感覚です。
仮眠の時間が遅くなればなるほど、夜の睡眠に悪い影響をもたらしてしまうので、午前中に仮眠をして、足りない睡眠を補うようにしましょう。
較べてみると、双方の理由には矛盾はなく、良くないとされる二度寝も、やり方を気をつければ健康に良い効果を得られるのだ、という事がわかります。
二度寝を防止する方法
ただ、スケジュールとして二度寝してはいけない日の方が多いのは事実です。
そこで、二度寝を防止する方法をいくつかご紹介します。
- 朝の光が入るようにカーテンを少し開けた状態で眠る。
- レム睡眠・浅い眠りに起きられるアラームアプリを使用する
- 質の良い睡眠がとれるように心がける。
- 起きた時に水を一杯飲む。
- 一度目が覚めたらちゃんと起き上がる。
- 冬場は、起きるのが辛くないように部屋を温めておく。
特に「レム睡眠・浅い眠りに起きられるアプリ」は眠りが浅い状態を見計らって、アラームを作動させるため、最適なタイミングで起こしてくれるので、毎朝スッキリと目覚められます。
まとめ
人間にとって不可欠な睡眠。その睡眠の質を向上させる事が、健康のために最も重要な事ではないでしょうか。
どうしても質の良い睡眠が取れず、結果的に二度寝が疲労回復に必要な場合もありますので、二度寝は絶対駄目、と思わず、体に良い方法で二度寝するようにしましょう。
不眠気味の方の場合は、習慣性のない軽い導眠剤やサプリメントに頼ってみるのも悪くありませんが、心配な場合は、医師の診断を受けた上で、体質にあったものを選びましょう。
また、二度寝を防ぐ方法にしても、人それぞれに適したものがありますので、色々試行錯誤してみて下さいね。