寝汗というのは眠っている間にかく汗ですが、夏でもないのに大量に汗をかいてしまって「なんで??」とびっくりした経験はありませんか?
普段の生活の中での行動が原因である事がほとんどですが、中には病気や婦人科系の症状が原因だったりする事もあります。
寝汗のシステムや寝汗を大量にかく病気、更年期の症状について調べてみました。特に女性は必見です。
寝汗って何?なぜ寝汗をかくの?
寝汗というのは睡眠中にかく汗の事ですが、人間は通常時、大体コップ1杯分の寝汗をかくとされています。
快適な睡眠を取るために、身体は適正な寝汗をかいている必要があります。それは体温を一定に保っているため、汗をかくことで、体温調整するという理由です。
なので、気にならない程度の寝汗なら問題ありませんし、むしろ寝汗を全くかかないのは問題なのですが、眠りが妨げられるほどの大量の寝汗もまた問題です。
汗をかくのは、上がりすぎた体温を下げるための作用ですが、その必要がないと思われるのに大量の汗をかく場合は、何らかの病気が身体に隠されている事が多いからなんです。
寝汗の量が多くなる原因は?
寝汗が多くなる原因では、
- 寝る前に強めの運動した
- 寝る前に熱めのお風呂につかった
- 寝る前に多めのアルコールを摂取した
という、普段の生活の中で時々起こる、特に問題のないものもあれば、
- 感染症などで発熱している
- 自律神経が失調しているために体温調節が狂っている
- 何らかの疾病を発症している
という、病院で診察を受けた方が良い場合もあります。
特に、近年また発病報告が多くなっている結核の特徴としても寝汗が挙げられるので、微熱が続いている、咳が酷いなど、他の症状に思い当たる場合は、すぐにでも医師の診断を仰ぐようにしましょう。
また、女性特有の症状で寝汗が酷くなるケースもあります。
- 生理前後である
- 更年期障害である
というのが主な要因ですが、特に後者の更年期障害での寝汗は厄介ですので、次の項でその辺りを詳しく解説させていただきます。
女性更年期に寝汗がひどくなる原因は?
女性の更年期障害は、閉経前後、ホルモンバランスが大きく崩れ、自律神経が乱れる事によって起こります。
その主な症状が「ホットフラッシュ」と言われる、気温が高い訳でも暑い訳でもないのに、どっと汗がふきだす現象です。突然身体が火照ったりするのと並んで、大量に寝汗をかく現象も、ホットフラッシュの一種とされています。
ただ汗をかくだけでなく、睡眠中にホットフラッシュが起こって目が覚めて、そのまま眠れなくなる睡眠障害なども多く報告されています。
生理中に似たような事が起こる事がありますが、生理も更年期も病気ではないから…なんて思って我慢していると、想像以上の健康被害になる事も少なくありません。
更年期の寝汗に効果的な対策とは?
更年期の寝汗は、どう対策すれば症状を緩和できるのでしょうか。
ホットフラッシュの緩和に漢方薬がよく用いられていますが、素人判断をするよりも、婦人科で医師と相談するのが良いでしょう。
自律神経失調症に効果のあるサプリメント
そこまで大げさな話じゃない、あるいはもう少し様子を見てから、と思う方は、自律神経失調症に効果のあるサプリメントを服用するのも良いかもしれません。
自律神経失調症に効果のあるサプリメントは、プラセンタがお薦めです。
安眠効果の高いハーブやアロマを使う
また、安眠効果の高いハーブやアロマを使ったり、音楽を聴くなどして、リラックスしながら睡眠に入るというのも効果的です。
安眠効果の高いアロマオイルは、ラベンダーやゼラニウム、オレンジスイートなどがお薦めです。
防水シーツを使う
後は、やはりシーツの湿りがどうしても気になってしまうかと思います。
そういう場合は、防水シーツを使ったり、シーツの上に汗取りパットなどを敷いておけば安心です。また、パジャマを柔らかい生地にするなど、快適な睡眠をとれるような工夫を色々してみましょう。
まとめ
寝汗についてのいろいろをご紹介させていただきました。普段の生活の中でかいてしまう寝汗はそれほど心配は要らないのですが、それでもやっぱり快適に眠りたいですよね。
寝汗を必要以上にかかないために、
- 寝る3時間前の激しい運動や熱いお湯での入浴は避ける
- 寝る3時間前は飲食や飲酒を避ける
などを心がけるようにしましょう。