二年以上前から、筆者は下唇のところに小豆大の位の黒い血腫の様な物が出来てます。最初はそれほど気にならなくて、それをずっと放置しておきました。
ただ最近それが出っ張って目立つようになり、気になっていろいろと調べました、そして病院に行って、医師から「静脈湖(じょうみゃくこ)」と診断され、炭酸ガスレーザーでそれを綺麗に取ったんです。
ここでは調べたことをまとめました、筆者と同じような悩みを持っている方はぜひご参考にしてください。
静脈湖とは?唇に青黒い血腫は静脈湖?!
口唇に生じる青黒っぽいぷよぷよした小腫瘍(老人性血管腫)は静脈湖(ヴィーナスレイクvenous lake)と呼ばれます。
主に口唇の端にできることが多いそうですが、顔や首などに発生することもあるみたいです。
痛くも何ともないのですが、問題は見た目ですね。口唇の静脈湖って、ちょっと目立ちますね。
唇のホクロといって、受診されることが多いようです。
静脈湖の原因は?
唇にできた静脈湖の原因ははっきりしていないですが、紫外線に当たったり、唇を噛んだりしていた外傷や加齢などが原因で出現する事が多いようです。だから歯があたりやすい下口唇にできやすいですね。
自然に治ることは不可能、生活に支障がなく目立たなければ放置していても命には問題ありません。
以前はメスで切除することは殆どですが、今はレーザーを使えば、非常に簡単に治療が可能です。
何科に行けばいいの?治療費は?
皮膚科、または形成外科
唇の静脈湖の治療ですが、皮膚科、または形成外科に行けば大丈夫、もちろん両方の科目がある医療機関があればベストです。
切除する、電気メスで焼く、レーザーを当てる等の治療法があります。筆者は家に近いの皮膚科でレーザー治療をしました。
治療費について
静脈湖の治療は、保険診療となり、医療費控除の対象にもなるのです、
切除した静脈湖の大きさにもよりますが、患者の負担が3割の場合だいたい5000円~14000円程度、1割の場合だいたい1800円~5000円程度。
ちなみに、筆者の場合、3割なので、初診料や投薬なども含めて、全部で12000円くらいかかりました。
炭酸ガスレーザー治療(CO2レーザー)とは?
炭酸ガスレーザー治療とは、炭酸ガスレーザー治療機器で腫瘍部位を当たると、レーザー光が熱に変換され、皮膚腫瘍を蒸散させたり炭化させたりする治療法です。
周囲組織への熱による損傷が比較的に少ないため、メスを使用する治療と比べ、出血はほとんどないのが特徴です。仕上がりもきれいですので安心して治療を受けることができます。局所麻酔が必要ですが、痛みがほとんどありません。
イボやホクロ、静脈湖を切らずに除去したい方には最適です。施術時間も約5~15分、体への負担がほとんどありません。
炭酸ガスレーザー治療の流れ
- Step1:まずカウンセリングを行い、同意書にサインします。
- Step2:切除を行う腫瘍にマーキングをして、局所麻酔を注射します。
- Step3:レーザーを照射し腫瘍を完全に取り除きます。
- Step4:軟膏をつけて、被覆剤で傷を覆います。
- Step5:一週間後に傷の状態をチェックして、治療終了。
ケロイド体質の方はこの治療を受けられません
手術・外傷などである程度の深さまで皮膚が損傷すると、傷が治った後に必ず傷跡が残ります。
普通はわからないくらいの薄っすらとした傷跡になるのですが、ケロイド体質の方は赤茶色にひどく盛り上がります。しかもかなりの痒みも伴い、自然に軽減することなく、周囲の皮膚をも巻き込んで次第に増殖する傾向もあります。
ですので、ケロイド体質の方はこの治療を受けられません。
ロングパルスNd:YAGレーザー治療もあり
ロングパルスNd:YAGレーザー治療の特徴は麻酔注射も不要で、1ヵ所あたり数秒で終了し、出血もなく、気軽にお受け頂ける施術です。
但し医療機関によって費用は異なってきます、多くは保険適用外となるため、大変高額な治療費が発生します。
まとめ
唇にできる青黒い静脈湖ですが、放置していても命には別に問題が無いけど、見た目は悪いです。老けて見えるため、やはり無い方が良いですよね。
レーザー治療で出血もなく、気軽に受けることができるので、お勧めします。