くるぶしの周りには女性にとって嬉しいツボが沢山あります。
その中には女性を悩ませている冷え性、生理不順、生理痛、不妊症、更年期障害などの女性特有の症状に有効なツボ三陰交(さんいんこう)太谿(たいけい)と照海(しょうかい)をご紹介したいと思います。
これらのツボを押すことで悩みの改善に繋がるので、ぜひ試してみてください。
くるぶしのツボ三つの効果効能
三陰交(さんいんこう)
三陰交は足を通っている3つの陰経(肝経、脾経、腎経)が交わっているツボです。女性の生理痛や生理不順といった生理時のお悩みにとても効果があることで有名です。
三陰交を押すことで、期待できる効果:
- つらい冷え症の改善
- 生理痛の緩和
- 更年期障害を緩和、軽減する
- 不妊症の改善
- 月経不順の改善
- 頭痛の軽減
みての通り、女性特有の症状に効果的なことから「女性のツボ」とも呼ばれています。
太谿(たいけい)
太谿(たいけい)は湧泉から湧き出た腎水が、このツボに至って渓谷のような大きな流れになることを表しています。体内の水液代謝のバランスを良くしてくれるツボです。
太谿(たいけい)を押すことで以下の効果があります。
- 足腰の冷えや痛みの解消
- こむら返り防止
- 足のむくみの解消
- 腰やお腹の冷えからくる生理痛の緩和
また太谿をマッサージすることで顔の黒ずむ人やシミなどにも良いとされています。
照海(しょうかい)
照海は腎経に属し、光を照らす脈気(エネルギー)の出るところ、という意味があります。全身の元気を高め、血の流れをよくする働きをします。
照海を刺激することにより、以下の効果が期待できます。
- のぼせをスッキリ引き下ろし、めまいを予防する
- 眩暈や耳鳴りなどに効果的
- 疲労を回復、免疫力を高める効果
- 頭痛にも効果的
また妊娠力を高めてくれるツボでもあるので、妊娠希望の方には日頃から意識的にこのツボを押すことがおすすめです。
くるぶしのツボ三つの位置と押し方
三陰交(さんいんこう)
位置:内側のくるぶしの頂点から指幅4本分上がったところで、骨と筋肉の境目にあたりがあります。
押し方:
指の腹の部分で、気持ちよいと感じるぐらいの力でゆっくりと押します。お灸は非常に効果的ですので、合わせて使われることをお勧めします。
目安としては、一回は5秒程度押して、5回~10回ぐらい押すと良いでしょう。
太谿(たいけい)
位置:内側のくるぶしの頂点から、アキレス腱のへこみのところです。 脈を打っているところなので、少しピクピク動いています。
押し方:
親指の腹を使って、気持ちよいと感じるぐらいの力で押します。そのまま5秒くらい押してからゆっくりと離します。5回~10回程度繰り返します。
照海(しょうかい)
位置:内側のくるぶしの頂点から下へ親指1本分程、少しくぼんでいる場所、押すとジーンと痛みが出る所です。
押し方:
親指をツボに当て、ゆっくりと3~5秒程押してからゆっくりと離します。5回~10回程度繰り返します。
朝起きた時と夜寝る前に押すとより効果的です。
あとがき
女性に嬉しいくるぶしのツボをご紹介しました。
東洋医学では、ツボを触ったり、刺激したりする事で体の異常を見つけたり、体調を整えたりすることができます。
このくるぶしのツボの位置や押し方がとても分かりやすいので、 寝れないという時に試してみてください。