パセリ聞くと、料理の付け合わせになっているのが浮かびますよね。「食べられるの?」と言いたくなる人も少なくないでしょう。
でも、ただ添えるだけでなく、みじん切りにしたパセリをスープやサラダ、パスタに混ぜて、素材の一つとして使われることもあります。そして、実は栄養が豊富なんです。
今回は、パセリの栄養や効果&上手な保存方法についてお伝えします。
パセリはどんな野菜?カロリーは?
パセリは、セリ科オランダゼリ属の野菜です。
古代ギリシャの時代から、薬用や口腔衛生のために使われていたようです、18世紀に日本の長崎の出島に持ち込まれたが、本格的に栽培され始めたのは明治以降になります。
当時もメインに食されることはなく、料理の添え物として使われていました。
パセリは、その見た目や色から、お飾り扱いされますが、ほんとうは栄養たっぷりの野菜なので、ちゃんと食べてあげたい素材なんです。
パセリのカロリー
パセリのカロリーはズバリ 44kcal/100g
100gあたり44kcalと高くないのですね、パセリを使ったダイエットレシピを考える女性も多いんですよ。ちょっと見直してみませんか。
パセリには、どんな栄養が含まれているの?
さて、それでは、パセリには、どんな栄養が含まれているのか?見てみましょう。食材のサイトに掲載されている栄養成分表で紹介されている数値は次のようなっていました。
生パセリ100gあたりに対しての数値:
- ナトリウム(9mg)
- カリウム(1000mg)
- 炭水化物(8g)
- 水溶性食物繊維(0.6g)
- 不溶性食物繊維(6g)
- ビタミンC(120mg)
- カルシウム(290mg)
- 鉄(7.5mg)
- ビタミンK(850mcg)
- マグネシウム(42mg)
- βカロテン当量(7400mcg)
- 葉酸(220mcg)
どうですか、見た目の印象よりも凄いですよね。
パセリには本当にさまざまな栄養素が含まれていて、しかもバランスも良く、万能食材だったんです。
パセリには、どんな効果があるの?
パセリを食べると、どんな効果があるのでしょうか?
ざっと大きく分けると、「胃腸の働きをよくする」「むくみを改善する」「美肌効果」「貧血予防」「生活習慣病の予防」の5つの効果があります。
胃腸の働きをよくする
パセリの香ばしい香りはアピオールいう成分です。このアピオールという芳香成分は胃の不調を改善し、胃腸の働きをよくしてくれる様々な効果があるのです。
昔の人は、パセリは胃の薬として使われていたようです。
むくみの改善
現代人のむくみの原因の1つは、カリウム不足です。パセリにはカリウムが多く含まれています。
このカリウムという栄養素はむくみの改善や解消に効果があります。ただし、摂りすぎると、逆効果になります。吐き気の誘発や、腎臓に障害を招く可能性があるので、要注意です。
美肌効果
美肌に効く栄養素はパセリの中のβカロテンとビタミンCですね、他の野菜より、パセリにはβカロテンとビタミンCが圧倒的に多いです。
貧血予防
パセリにはトップクラスの鉄分を含有しています。 さらに鉄分の吸収率を高めてくれる働きがあるビタミンCも豊富なので、まさに鉄分の摂取に最適なの野菜と言えますね。
生活習慣病の予防
そして、β-カロテンの働きによって、血管を正常にして、活性酸素を取り除くことが期待されるので、生活習慣病の予防にも良いというわけなんです。
また、ビタミンCが多く含まれているということで、美肌効果とともに、ニキビの予防やニキビ跡のケア、口内炎の対策の食材の例に挙げられることがあります。
ビタミンCが豊富な食材としては、イチゴ、ブロッコリー、レモン、パプリカ、焼き海苔、アセロラなどと並んでパセリの名前もよく紹介されています。
パセリの上手な保存方法は?
最後に、料理に使いやすいように、上手な保存方法も紹介しておきます。
冷蔵庫で長持ちさせる方法
生の状態のパセリを新聞紙で包んでそのまま冷蔵庫に入れて保存すると3日程度しか日持ちしません。
長持ちさせたい場合、水を入れた容器にパセリを入れて、冷蔵庫で保存するのがおススメです。その場合は1週間保存可能です。2~3日に1回のペースで取り替えると、より長持ちします。
パセリの冷凍保存方法
生のパセリは、みじん切りにして、キッチンペーパーに乗せて乾燥させます。そして、フリーザーバッグに入れて、冷凍庫で保存してください。
また、パセリを水洗いして、水をよくきったら、そのままの形でフリーザーバッグに入れて冷凍します、使う時に凍ったままのパセリをみじん切りにします。
やりやすい方で、試してみてくださいね。
まとめ
以上、パセリについてお伝えしました。
料理の添え物として認識されていたパセリですが、むくみ解消や胃腸を整える、美肌作りなど様々な効果が期待できます。
もう残すことはできないと感じますね、健康のため、毎日の食生活にぜひ積極的に取り入れましょう。