冠婚葬祭やパーティに参加する際はフォーマルという言葉をよく耳にしますね、
しかし、フォーマルの意味やフォーマル服ってどんな服でしょうか?等々詳しく知ってる人は意外と少ないようです。
そこで今回はフォーマルの意味やフォーマルファッションの特徴などについて調べてみました、冠婚葬祭やパーティ等で、自分に恥ずかしくないように、ちゃんとした知識を習得しましよう。
フォーマルの意味とは?
「フォーマル」の英語は「formal」、
- 正式なさま
- 公式なさま
- 形式的
- 儀礼的
という意味があります。
フォーマルウエア、フォーマルスーツなどよく耳にすることが多いと思いますが、フォーマルウエアはフォーマル(formal)=正式な;ウエア(wear)=着るもの・服。
つまり正式な服装という意味です、いわゆる日常で着ている衣服とは違った正しい服装のことを指します。
結婚式などで着用する礼服はもちろん、パーティー、入学式、成人式、お葬式で着用するも服もフォーマルウエアになりますね。
フォーマルファッションとは?
フォーマルファッションは正装や礼装を指します、また「礼服」「フォーマルウェア」とも呼ばれます。
カジュアルファッションやビジネスファッションとは違い、最もきちんとした服装のこと。
冠婚葬祭やパーティーといった儀式に出るための正式の装い、黒・白・グレーが基調になっています。
フォーマルファッションの特徴
フォーマルウェアには、「正礼装」「準礼装」「略礼装」の3種類があり、着用する時間にもルールがあります。
例えば結婚式が午前中から18時(冬は17時)までであれば「昼の装い」、18時(冬は17時)以降からであれば「夜の装い」を着用します。
フォーマルファッション 男性編
正礼装
正礼装は、かなり格式の高い服装で、昼に行われる格式の高い結婚式や披露宴で新郎や、新郎新婦の父親が着用することが多いです。
また、皇室が主催したパーティや式典などに出席する方々や入学式・卒業式などに教職員が着用するのも多いです。
男性の場合、昼間用にはモーニングコートを着用します。夜は裾がツバメの尾のような燕尾服を着用します。
モーニングコート
モーニングコートは男性の昼の最上級正装の一つ、上着の色は黒。アイボリーやグレー、共生地のベスト、グレーの縦縞のスラックスを合わせて着用するのが基本のスタイルです。
燕尾服
燕尾服は、男性の夜間の礼服。特徴としては、上着の背丈が短く、背の裾が長く二つに割れて、ツバメの尾のようになっているもの。
色は主に黒で、白のベストや白の蝶ネクタイなどを組み合わせて着用します。
準礼装
正礼装は一般では余り着用されませんが、その代わり準礼装を用いることが多いです。
男性なら、昼間用はディレクターズスーツと呼ばれるものを着用します。夜は、黒のタキシードを着用します。
ディレクターズスーツ
ブラックスーツよりもワンランク上の装いと考えて良いでしょう。スタイルとしては、黒ジャケットにグレーのストライプ地のスラックスを合わせます。
タキシード
タキシードは夜間用の正礼服である燕尾服に対して略式の礼装のこと、白シャツ、黒の蝶ネクタイ、カマーバンドを組み合わせます。
略礼装
もっとも簡略化されたフォーマルファッションです。
昼夜問わずにお葬式はもちろん、結婚式や披露宴、パーティなど様々な場面で着用されます。日本人が最も着ることが多い服装と言えるでしょう。
男性は黒のスーツに白いシャツ、ネクタイといった着こなしが基本です。
フォーマルファッション 女性編
正礼装
女性の正礼装は、昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスです。
アフタヌーンドレス
アフタヌーンドレス(afternoon dress)は、女性の昼間の礼装。ワンピース型のものでスカート丈或いはくるぶしまであるもの、衿元が詰まり、長袖か7~8分丈で、肌の露出が少ないドレス。
イブニングドレス
イブニングドレス(evening dress)は、女性の夜間の正式な礼装。胸もと、背、肩を出した、ラメ地やブロケードなど光沢のある素材のワンピースドレスのこと。
準礼装
女性の準礼装の場合、昼はセミアフタヌーンドレスで、夜はディナードレスです。
セミアフタヌーンドレス
アフタヌーンドレスよりも自由なデザインで、スカート丈の制約は特にありませんが、ひざ丈より長めの丈が一般的です。
ディナードレス
ディナードレスは、晩餐会用のドレス、襟ぐりが小さく、袖つきで、スカートも大げさでなく長め。
略礼装
女性はドレッシーなワンピースやアンサンブル、ツーピースなどが良いです。
ちなみに結婚式の招待状に「平服で」と書かれている場合には略礼装の事を指します。
まとめ
いかがでしたか?簡単にまとめると、
- フォーマルの意味は正式な服装だという事
- フォーマルファッションは正装や礼装を指す
- フォーマルウェアには、「正礼装」「準礼装」「略礼装」の3種類があり、昼と夜で着るものが違う。
という事になります。冠婚葬祭やパーティに参加する際には是非心掛けましょう。