薄毛と言ったら、男性が多いという見方が多かったのですが、最近は女性にも急激に広まっているようです。
近年では女性の約10人に1人が薄毛に悩まされているとも言われています。
特に女性の場合、更年期になった途端、急に抜け毛が多くなり、気がつけば、頭頂部の分け目がくっきりと目立ってしまい、ハゲてしまうのではないかと悩んでいる方が多いようです。
今回は頭頂部の分け目のハゲの原因や治す方法、隠し方法をまとめました。ご参考になればと思います。
頭頂部の分け目のハゲの原因
女性ホルモンの減少
調査によりますと、女性の髪の毛は30代後半から徐々に減っていって、さらに40代後半あたりから髪の毛がどんどん細くなり抜け落ちやすくなるとされています。
その理由は女性のホルモンバランスにあると考えられています。
通常、女性の場合は男性ホルモンより女性ホルモンが多くなっていますが、しかし、女性ホルモンの分泌量が減ると、女性の中に存在する男性ホルモンの分泌量の方が多くなり、優位になることで、男性のような薄毛を発症しまうことがあります。
「てっぺんはげ」や「分け目はげ」は元々あった女性ホルモンの分泌量が減少していく事で起こりやすいです。
放って置くと、「びまん性脱毛症」「慢性休止期毛」「つむじやてっぺんはげ」「分け目はげ」に繋がります。
ストレスによるもの
人間は緊張状態やストレスを過剰に感じると体が硬くなったり、身構える様になります。
ストレスを受け続けると自律神経に乱れが生じ、血行不良を引き起こしてしまいます。
正常な育毛に必要な栄養素や酸素は、主に血液によって運ばれ毛根に供給されますが、ストレスによる血行不良の状態が続くと育毛に必要な栄養素が十分毛根に供給されなくなり、分け目だけでなくつむじや前頭部など他の薄毛にも影響を及ぼす恐れがあります。
参考：コルチゾール文献
分け目のハゲの治す方法
頭皮マッサージでハゲを改善
薄毛の対策として頭皮マッサージが有効と考えられています。
髪の毛を健康に育てるためには、毛根の毛母細胞が機能していること、そして頭皮の血液の巡りが良いことがとても重要です。そこで、頭皮マッサージは効果を発揮します。
実際に、毎日数分の頭皮マッサージを継続して行った実験では、「頭皮の血流量が上がり、髪の毛の本数が増えたことに加え、ハリやコシが改善された」という結果が得られました。
大豆イソフラボンは薄毛に有効
大豆イソフラボンの分子構造が女性ホルモン「エストロゲン」に似ている事から「植物エストロゲン」とも呼ばれており、女性ホルモンと似たような働きをすることが知られています。
そのため、女性の更年期障害の症状軽減などを目的にイソフラボンの摂取を考える人も多いようです。
イソフラボンが多く含まれる食材はズバリ「大豆製品」です。
例えば、
- 納豆
- 豆腐
- みそ汁
- 豆乳
などあります、大豆をまるまる使用した食材にイソフラボンが多く含まれます。
厚生労働省によると、日本人の大豆食品等に含まれる大豆イソフラボン日常摂取量は、1日約18ミリグラムとされ、全く足りていない状況なのです。
毎日豆腐一丁食べるのは現実的に難しいかもしれません。
対策としては、大豆イソフラボンを配合した薄毛専用サプリメントがおすすめです。
薄毛専用サプリの特徴は大豆イソフラボンをはじめとして髪を育む成分が全てがバランス良く満量配合されている点です。
分け目のハゲの隠す方法
部分ウィッグ
隠す方法として、部分ウィッグがおすすめです。
ウィッグは様々な種類のものがあり、髪全体を覆うことができるフルウィッグや髪の一部分をカバーする部分ウィッグがあります。
中でも頭頂部だけをカバーできるものをトップピースと呼んでいます。簡単に装着でき、軽いため、女性を中心に人気があります。
スーパーミリオンヘアー
スーパーミリオンヘアーは繊維で薄毛をカバーする増毛法。髪が増えたような自然な仕上がり。雨、風、汗に強いし、経済的でお手軽が魅力的です。
欠点としては、洗面台の周りにミリオンヘアーが積もって汚れます。
また、車や飛行機の座席の背もたれに頭を付けると黒く汚れてしまう、寝る前には必ず洗髪して落とさないと枕が汚れてしまうこと、シャツの襟が汚れてしまうことなどがあります。
最後に
薄毛ってつらいですね。すごく気になって、自己嫌悪に陥ったりする人もいます。
特に頭頂部の分け目の薄毛はある時を境に急激に進んでいきます。少しでも兆候がある場合は早めに予防措置を取るようにしましょう。
行動は最大の予防です。女性としての自信を取り戻せるように、薄毛に良いとされるモノを上手に取り入れていきましょう。
