焼肉とかを食べた後、ちょっと口さみしい時、ガムをかみたくなりますよね。
また、部屋にずっとあるキシリトールのガム、あれ今でも食べてもOK?なんて気になる事もあるのではないかと思いますが、何故か、ガムのパッケージには賞味期限や消費期限が記載されていない事が多いんです。
ガムの賞味期限はどうなっているのか。
あと、美味しく食べたガムがうっかり服についてしまった時、誰かの落としたガムをうっかり踏んでしまった時の応急処置について、今回はご紹介させていただきますね。
ガムの賞味期限はどれぐらい?書いていない理由は?
ガムの賞味期限、何故記載されていない事が多いのか、ガムの老舗グリコのサイトの質問コーナーで確認してみました。
ガムの賞味期限はどうなっているのですか?
という質問に対する解答は、
「ガムの原料である植物性樹脂等のガムベース、甘味料、軟化剤、香料は品質の変化が極めて少なく、微生物などによる危害の発生の恐れもほとんどなく、品質が安定しているので、賞味期限表示はしていません」
との事。
ただし、美味しさの観点からすると、開封後は早めにお召し上がり下さい、だそうです。
ただ、例外はあります。
特定保健用食品のガムは賞味期限の表示が法律で義務付けられているため、賞味期限が表示されています。
表示のないガムは安心して食べてよいという事になります。
それでもなるべく安心して食べたいという方は、製造2年以内に食べるようにしましょう。
ガムの製造年月日は製造番号として記載されています。その番号を読むだけではわからないのですが、製造元に問い合わせれば教えてもらえます。
また、ガムは常温保存が鉄則です。冷蔵庫に入れると水滴がついて微生物が繁殖しやすくなりますし、冷凍庫に入れると風味が落ちて別の食べ物になってしまいます。
日光の当たらないところで常温保存しましょう。
靴に付いたガムの取り方
気分良く街を歩いていたら、靴底にガムがついてしまってキーッ!ってなった経験、誰にでもあるのではないでしょうか。
せっかくお気に入りの靴を履いてのお出かけなのに台無し!気分は真っ逆さまです。
でも大丈夫、そのガム、ちゃんと処置すれば綺麗に落ちます。いくつか方法がありますのでご紹介させていただきます。
ポケットティッシュの袋を使う
外出先で、じっくり座り込んでガムを落とせない、という時にお薦めなのはこれ。
ポケットティッシュを用意しましょう。
ティッシュを取り出す面を下にして、ガムがついてしまった靴で踏みつけます。そこから10メートルほどそのまま歩いてみると、ガムが靴底からビニールに移ります。
ポケットティッシュの中身はあってもなくても大丈夫ですが、2枚か3枚ティッシュが残っていたほうが、凹凸とクッションがあるので、より効果的です。
氷で冷やす
座ってじっくり取り組める時にはこの方法です。ビニール袋に氷を入れたものをご用意下さい。氷は1個で十分です。
そしてビニール氷をガムのついた箇所に当て、ガムを冷やします。ガムは固まることで剥がれやすくなるので、固まったところを、割り箸又は爪楊枝などでこそぎとるようにすると、ぺろっと綺麗に剥がれます。
冷却スプレーを使う
2の方法の応用です。これもどちらかと言うと屋外での受難時向けですね。
冷却スプレーをガムがついてしまったところにかけて、冷えて固まったところを剥がすだけです。
即効性があるのは、1のポケットティッシュを使った方法ですので、普段ポケットティッシュを持ち歩かない人も、万が一に備えて、街角で配られているポケットティッシュは面倒がらずにもらっておきましょう。
衣類に付いたガムの取り方
次に、衣類についてしまったガムの取り方をご紹介します。
冷やして固めて取る
靴についたガムを取るのと同じ原理を使います。冷やす方法は、冷却できるものならなんでも良いです。冷蔵庫にしばらく入れて冷した後に取るという方法も、衣類の場合は使えます。(靴の場合は、倫理や衛生面や諸々の事情によりおやめ下さい。)
油と液体洗剤を使う
ガムは油に溶けます。その特性を活かした方法です。
ガムの付いた部分にサラダ油などを付けて、ガムが溶けたところで、油部分を液体洗剤で除去する方法です。
ただ、この方法は、油染みが残ってしまう危険性もありますので、ブランド品などの高い衣類ではあまりお薦めできません。
油を染み込ませると変質してしまう繊維や、色落ちしてしまう染料などもありますので、どうしてもという場合は、染みが残っても差し支えのない部分で試してみてから行なって下さい。ただ、安全性はホントに保証できませんので、自己責任で行ないましょう。
中性洗剤を使う
こちらもガムの老舗お口の恋人ロッテで案内している方法です。3つの方法があります。
- 付着したガムを出来るだけつまみとった後に、中性洗剤の原液をガムに直接垂らし、5分程度待ってから布でガムをつまむようにして取る。1度では取り切れないので根気よく繰り返し、取れたら洗濯する。
- ガムが付着して時間が経過してしまっている場合、乾いた布を敷き、ガムが付着した部分を下にして乗せる。中性洗剤をガーゼなどに浸し、上面から5分間ほど染み込ませた後、ガーゼで上から軽く叩くと、ガムが溶けて下の布に移る。その後洗濯する。
- ②の方法で取れない場合は、アルコールなどの溶剤を使う。ただし、繊維の色落ちに注意。落ちた後に洗濯する。
ただ、大事な衣類などは、ガムを落とそうとした結果、ダメにしてしまったら大変です。
氷を使った方法なら繊維が駄目になる事はあまりありませんので、その方法である程度落とした後、クリーニング屋さんに持っていくのが最適ではないかと思います。
まとめ
ガムは食べると美味しいですが、食べた後の後始末をしないと、他人を不幸にしてしまう場合があります。
マナーを守って楽しみ、被害に遭ってしまった場合は、慌てず騒がず、適切な処置をして乗り切るようにしましょう。