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重湯(おもゆ)とは?作り方は?赤ちゃんの初めての離乳食はおもゆから!

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重湯と言うと、昔から赤ちゃんの離乳食や病人の回復食の定番です。

普通の生活をしているとあまり作る機会も食べる機会もなさそうですが、最近では、断食ダイエットの後の回復食としても注目されています

そんな重湯のいろいろについてご紹介させていただきます。

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重湯とは?どんな栄養があるの?

重湯というのは、よく煮込んでとろとろになったお粥の、米粒が含まれていない上澄み部分の事を指します。

栄養価を、お粥やご飯と比較してみました。

カロリー(100g) カロリー

(1人分250g)

特に多い栄養素
重湯 21kcal 53kcal モリブデン、セレン
お粥 71kcal 178kcal モリブデン、銅
ご飯(白米) 168kcal 260kcal モリブデン、銅

重湯の成分の大半は水分と炭水化物ですが、抗酸化栄養素セレンと血液をつくる栄養素モリブデンという、体にとても良い働きかけをしてくれるミネラルが含まれることが分かりました。

赤ちゃんの初めての離乳食に重湯が良い理由は?

赤ちゃんの離乳食や病人の回復食として古くから食べられているのは重湯です、それは喉に通りやすく、また効率よく水分と糖分を摂取して滋養をつける事が出来るからです。

とろみがあるので、ただのお粥と違ってむせにくい、というのも理由の一つです。

また、含まれているミネラルも、赤ちゃんの離乳食にぴったりな効果効能があります。

  • セレン:抗酸化作用、免疫力の向上、抗菌作用、ホルモン調整、身体機能の成長促進
  • モリブデン:貧血の予防と改善、消化活動の促進、糖質と脂質の代謝促進

特に、身体機能の成長促進効果のあるセレンは、お粥とご飯にはないミネラルなので、赤ちゃんの離乳食や病人の回復食に選ばれるのも、医学的にも根拠のある事だったんですね。

離乳食はいつから?

昔は、3~4ヶ月位で離乳食を開始していましたが、現在では5~6ヶ月あたりから開始する事を推奨しています。

それは、あまり早く始めすぎると、アレルギー反応が出てしまう事があるからです。

また、赤ちゃんの成長には個人差があるので、赤ちゃん一人ひとりの成長の様子を判断した上で始めましょう。

以下の条件を満たしている状態が、離乳食を始めるのに適切です。

  • 哺乳反射が弱まり、スプーンを口に入れた時に拒絶しない
  • 今まであげていたミルクの量では足りなくなってきた
  • 支えがあれば1人で座っていられる
  • 乳歯が生え始めている

哺乳反射というのは、赤ちゃんに生まれつき備わっている、母乳や哺乳瓶などに吸い付く本能です。それが強く残っているうちは、スプーンを口に入れる事自体を拒絶してしまう場合があります。

なので、離乳食を始められそうな様子になってきた時に、試しにスプーンを優しく赤ちゃんの口に入れてみましょう。

嫌がる様子が強いようなら、まだ離乳食を始める時期ではないのかも知れません。

自分では判断しがたいと思った場合は、かかりつけの小児科医、または保健師に相談してみましょう。

重湯の作り方

赤ちゃんがいなくても、いざという時に役に立つ重湯の作り方をご紹介します。

材料:

ご飯1に対して水10の分量

作り方:

1. お鍋に材料を入れ、30分ほどコトコトと、とろとろのお粥になるまで煮込みます。

2. お粥ではなく、米粒のない上澄みの部分が重湯です。目の細かいザルなどでちゃんとお米と分離させましょう。

3. 炊飯器を使う場合は、同じ分量で、お粥モードという機能があれば、それを使って炊くと更に簡単ですし、拭きこぼす心配もないのでお薦めです。

重湯は冷凍保存も出来ます。製氷機に出来上がった重湯を入れて凍らせ、食べる時に食べる分だけ解凍するだけで済むのでお手軽です。

冷凍してからなるべく2週間以内に食べきるようにしましょう。

まとめ

重湯を作ると言うと、昔ながらの方法だとちょっと面倒でしたが、今は炊飯器のお粥モードを使えば、ずっとお鍋に付き添っている必要もないので簡単です。

赤ちゃんや病人ではなくても、食欲が全くなくて体力も衰えて辛い時期にもぴったりな食品ですので、夏バテの時などに是非ご活用下さいね。

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