ラーメン好きの人なら勿論知っている「ソーキそば」。沖縄料理及びラーメンに特に詳しい訳ではない私でも、ソーキそばという名称は耳にした事がある位です。
でも、ソーキそばの「ソーキ」がどういう意味なのか、沖縄そばとはどういう違いがあるのかまでは知りませんでした。
私と同じく知らない方、ご一緒に勉強してみましょう♪
ソーキそばのソーキとは?どんな意味?
ソーキそばの「ソーキ」は、英語で言う「スペアリブ」に当たります。
肉のついたあばら骨、または肋肉のみ、またはあばら骨のみの時もあります。ソーキの場合は、多くは豚肉のあばら骨部分を使っています。
語源は、豚の肋骨をたとえた「梳」(すき)という言葉が訛って「ソーキ」になったという説がありますが、定説ではないようです。
長い事「ソーキ」という言葉は麺の部分や特徴を意味するものだと勘違いしていましたが、それはチゲ鍋と言ってしまうのと同じ間違いですね。(チゲ=鍋という意味)
ソーキそばの麺ってどんな麺?
ソーキそばに使う麺ですが、「そば」と言う名前にはなっていますが、ソーキそばの麺にはそば粉は使われていません。
原料は小麦粉のみで、製法は中華麺と同じで、ジャンルも「中華麺」に属しています。
そして、麺が太めで味付けも和風である事が多いため、食べた感触ではうどんに似ています。
名前はそばなのにそばではなく、製法が中華麺なのにうどんのような食感って、ちょっと面白いです。
もっとも、そばという名称は、時々ラーメン屋さんでも「中華そば」という感じで用いられているので、特に特殊な訳ではないですね。
沖縄そばとは?
沖縄そばと言うのは、名前の通り、沖縄で最もポピュラーな麺類です。そばといっても蕎麦粉は使われておらず、小麦粉のみで作られています。材料は中華麺と同様です。
定番の具は、
- 三枚肉
- かまぼこ
- ねぎ
- しょうが
- ソーキ
で、豆腐が入っている事もあります。
ラーメンの定番の具でゆで卵が入っている感覚で卵焼きが入っている事もあります。
沖縄そばの専門店
職人が作る究極のかつお節、沖縄のあぐー(豚)から作るダシなどを贅沢に使用しています。カツオだしの香りに包まれて、オリジナルの手揉みそばで麺はツルツルしてて、他ではなかなか味わえない逸品です。
沖縄そばとソーキそばの違いは何?
沖縄そばとソーキそばの違いは、シンプルに言うと具によって分かれます。
簡単に言うと、トッピングが違うだけです。沖縄そばの具のメインがソーキである時の名称がソーキそばです。
前の項で挙げた沖縄そばの定番の具の1つがソーキなんです。
メインの肉には、「ラフテー」(豚肉の角煮)や「てびち」(豚足)を使う事もありますが、ラフテーそば、てびちそばと言う名前よりソーキそばという名前の方をよく聞くので、一番人気はやはりソーキそばなんですね。
まとめ
沖縄そばは郷土料理ではありますが、現代日本の嬉しいところ、チェーン店が全国に展開している事もあり、また、沖縄出身の方が大都市に店舗を出して沖縄そばを提供している事も多いので、沖縄に住んでいなくても食べたい時に食べる事が出来ます。
材料をお取り寄せして自宅で作ってみるのもお薦めです。でも、やっぱり一度は本場沖縄で味わってみたいですね。