毎日の食卓に欠かせないご飯。
いつも通りに炊いたつもりだったのに、今日の炊き加減なんだか違うって経験はありませんか?固すぎたり、逆に柔らかすぎたり。
その人それぞれの好みはありますが、またお供にするおかずによっても、ご飯が固めの方が良かったり、柔らかめが良かったり、というのもありますよね。
でももう炊き上がってるから取り返しがつかない…かと言って、炊き直すのも、失敗したご飯を捨てるのももったいない…そんな時の対処法を、これからいくつかご紹介します。
炊いたご飯が固い!その原因は?
同じ分量のお米と水を使っても、炊き加減が固い。そういう場合、以下の原因が考えられます。
- 精米された時期が違う(新米又は古米)
- 産地が違う
- 研いだ後、時間を置かずに炊飯している
- 早炊きをしている
- 炊き上がった後の蒸らし時間が足りない
- 炊飯器の故障
など考えられます。特に、新米と古米では、米の持つ水分量が違います。新米のほうが、古米に較べると水を吸わない、という特徴があります。
なので、新米を炊く場合、水加減は、古米より若干少なめを意識すると良いでしょう。
固く炊いたご飯を柔らかくする方法
- 水加減を間違った!
- 炊飯器の蓋がきちんと閉まっていなかった!
- 失敗していた!
という失敗して、固くなってしまったご飯を柔らかくする方法をご紹介します。
炊き上がったばかりの場合
ステップ1:炊飯器のご飯に菜箸で底まで突き刺すように4~5箇所の穴を開けます。
ステップ2. お米2~3合に対して大さじ一杯程度の日本酒を振りかけ、よくかき混ぜます。
ステップ3. 蓋をしっかり閉めて5~10分ぐらい蒸らします。
これは日本酒は、食材を柔らかくする、また食材の臭みを消すなど働きがあるからです。
炊き上がってから時間が経ってしまった場合
炊き上がってから時間が経ってしまった場合、上と同じように日本酒を加えた後、再度炊飯器のスイッチを入れて再炊飯すればいいんです。これは日本酒の香気成分が二度炊きしたときの臭みを抑えるので、おいしく炊き上げます。
また固くなったご飯をお皿によそって水を加えて10秒から20秒レンジで加熱するという方法もありますが、こちらは若干風味が落ちてしまいます。
日本酒を使った方法でしたら、ご飯の旨味は逃げませんし、アルコール分や味も飛んでしまって気にならなくなるので安心です。
逆に柔らかすぎたご飯を固くする方法
次に、柔らかすぎたご飯をおいしくする方法をご紹介します。
チャーハンやカレーライスなどは、固めのご飯のほうが良いという場合がありますね。なのに、うっかり普段通りの柔らかさで炊いてしまった、あるいは、他の理由でべちょべちょになってしまった。
そんな場合は、以下の方法をお試しください。
方法1:
ご飯を平らになるようにお皿によそい、ラップをかけずに、1分ほど電子レンジで加熱する。
そうすると水分が蒸発して、 べちゃべちゃした感じがなくなります。
方法2:
炊飯ボタンを押して再炊飯する。
どちらの方法も、お好みの固さになるまで、何度か繰り返してみて下さい。
まとめ
ご飯は、私達日本人にとって欠かせない、大切な主食です。
どんなに美味しいおかずを作っても、ご飯の炊き加減で、台無しな気分になってしまうのは、とても残念な事ですよね。でも、その後ちゃんと対策すれば、お好みの炊き加減のご飯を、いつも食べる事が出来るんです。
また、どうしても取り戻すことができない!という事もあるかもしれません。その場合は、チャーハンにしたりリゾットにしたりライスピザにしてみたりと、色々工夫も出来ます。
レシピも色々ありますので、こちらも調べてみて、料理のレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。