お花見、遠足、運動会のお弁当の定番と言えば、いなり寿司。
いなり寿司を「おいなりさん」と呼ぶ日本の文化が私はとても好きですが、いなり寿司も美味しくて好きです。
ただ、実はあまり日持ちがしないという情報を得て気になっていました。
また、カロリーを気にするなら手作りが一番、という事で、恥ずかしながら自作してみた事がないので、一番ハードルの高そうな包み方についても調べてみましたので、お伝えしていきます。
いなり寿司のカロリーはどれぐらい?高い理由は?
いなり寿司はカロリーが高めと言われています。
実際の数値について、一般に流通しているいなり寿司のカロリー
- 100gで160kcal前後
- 1個(70g前後)で120kcal前後
売られているものは、メーカーや製法によって微妙に違ってきますが、平均的には上の数字になります。
お弁当としてコンビニで購入するものの中では、パスタ、お弁当、菓子パンなどと較べると低カロリーですが、低いというほどではないですね。
油揚げを使っている事、調理に砂糖やみりんを意外に大量に使っている事、酢飯に合わせる具によって、カロリーはかなり増減します。
ですので、手作りする事が、カロリーを抑えるための一番の手段になります。
工夫するところは、
- 油揚げの油抜きをしっかりする
- 砂糖とみりんの量を控えめにする
- 酢飯の量を抑える
- 酢飯に混ぜる具をカロリー控えめなものにする
など。
ここに気をつけるだけで、カロリーは、1個10~30kcalほど抑える事が出来ますよ。
1個1個は少なくても、3個食べる場合はその3倍カロリーを抑える事が出来るのは素晴らしいですね。
いなり寿司の包み方は?
いなり寿司の代表的な包み方には2種類あり、俵型と三角型があります。東日本では俵型、西日本では三角型が主流のようですが、地域によっても様々な形があり、どれも美味しそうです。
俵型のいなり寿司
三角型のいなり寿司
今回は、代表的な俵型と三角型の包み方をご紹介します。
どちらも材料は、
- 油抜きをして、煮込んで味付けをした後のいなり寿司の皮(油揚げ)
- 酢飯
俵型のいなり寿司の包み方
1. いなりの皮(油揚げ)の正方形の上部分1/5位を切り離し、4/5の部分の中に切り込みを入れてから、油抜きをし、煮込んで味付けをする。
2. 少し冷ました皮に、酢飯を、片側ずつ両端から詰めていく。
3. いなり寿司を長方形の単辺を両手に持つようにして、両端の皮→手前の皮→奥の皮の順で折りたたんで出来上がり♪
三角型のいなり寿司の包み方
1. いなりの皮(油揚げ)の正方形を、対角線で切り離して三角形になるようにする。1枚の油揚げから2個皮が出来る。その後、油抜きをし、煮込んで味付けをする。
2. 酢飯を、詰めやすいように予め皮の大きさより小さめの三角形に握っておく。
3. 少し冷ました皮にご飯を詰め、皮の底辺を折りたたんで出来上がり♪
手作りのいなり寿司の保存方法や日持ちは?
市販されているいなり寿司はそれなりに日持ちするように保存料が入っていますが、手作りのいなり寿司の場合は、あまり日持ちはしません。
常温の場合
半日から1日、常温が10度以下の場合のみ常温保存が可能です。
勿論、気温が高いほど保存期間は短くなります。
冷蔵の場合
冷蔵の場合:1~2日、7度前後の温度に調節した野菜室に保存するのが最も適切です。
0度の冷蔵ですと、味が劣化してしまいます。
冷凍の場合
冷凍の場合:2週間~1ヶ月、1個1個ラップに包んでフリーザーパックなどに入れて冷凍する事が出来ます。
食べる時は、電子レンジで温めましょう。
手作りいなり寿司の場合は、保存期間をやや伸ばす工夫ができます。
- 油揚げを調味した後、しっかりと水気を絞る(水気から腐敗が進むため)
- 酢飯に紅しょうが、しょうがなどを入れる
- 皮の内側に腐敗防止に薄くわさびを塗る
など。
まとめ
いなり寿司のカロリーと日持ちが気になっていましたが、いなり寿司は意外にカロリーが高いですが、抑える工夫も難しくなく、また手作りは日持ちがあまりしないけれど、多少伸ばす工夫もある、という事が分かって、安心しました。
ただ、日持ちについてはあくまで目安です。
また、いなり寿司は酢飯を使っているため、食べた時に腐っていると判断する基準である「酸味」が元々備わっているため、気付かずに食べて食中毒、という事もあり得ますので、その辺りはよく注意が必要です。
手作りいなり寿司は、美味しさと鮮度を重視して、長くても1日で食べきるように心がけましょう。