冬になると、体が温まるお鍋料理を食べる機会が多くなりますね、鍋料理と言えば、「美容」に効果が高い「もつ鍋」が特に人気です。
- 「もつ鍋」のもつって動物のどの部位なの?
- なぜ美容にいいの?
今回はもつの部位や栄養、美容効果などについて、徹底的に調べました。
「もつ」とは?「ホルモン」との違いは?
もつは牛や豚、鶏などの動物の内臓のことを指します。中国語では「下水」という、韓国語では「コプチャン」と言います。
「もつ」と「ホルモン」の違いについて
「もつ」と「ホルモン」は動物の内臓を表す言葉として基本的に同じものですが、モツは動物の内臓全般を指します。これに対してホルモンは、一般的に牛や豚の腸のことを指します。
「ホルモン」専門店などでは腸以外の部位を扱っている場合も多いですので、モツもホルモンも似たような意味合いとして使われているようです。
昔牛や豚の肺や腸、皮などは売り物にならないとされ、全て捨てられてしまったようです。
関西地区ではこのことから「放るもん」から「ホルモン」と呼ばれるようになったといわれています。しかし関東地区では「ホルモン」よりも、「もつ」と呼ぶことが多いようです。
またモツは「もつ鍋」や「もつ煮」など煮込み料理によく使われていて、ホルモンは「ホルモン焼き」など焼肉用という違いもあります。
もつ鍋の「もつ」って何の動物のどこの部位
「もつ鍋」に使用したもつは牛や豚のものが多いですが、基本的に「もつ鍋」の店では牛のもつを使います。
「牛もつ」以外に「豚もつ」や「鳥もつ」で「もつ鍋」を出す店もあります。但し「牛もつ」の店に比べると少ないです。
もつ鍋で使用するもつは主にマルチョウ(小腸)、シマチョウ(大腸)です、他にはハツ(心臓)、レバー(肝臓)、マメ(腎臓)、肺(プップギ)を使うこともあります。
もつにはどんな栄養があるの?
もつはロースやバラ肉などの精肉に比べて、ビタミン類が豊富に含まれています。
疲労回復によいビタミンB群や、皮膚や粘膜の健康を保って免疫機能を維持するビタミンAがたっぷり含まれて、その他には鉄分(ヘム鉄)や亜鉛などのミネラルや必須アミノ酸も豊富です。
特筆すべきなのは、もつにはコラーゲンがたっぷり含まれています。
コラーゲンは多くの化粧品やサプリメントに使われており、肌のハリや潤いのある肌作りに欠かせない成分として知られています。 そのため美容効果が期待できます。
但し注意すべきなのはもつには「プリン体」が含まれていること。
通常、 食事から摂取されるプリン体は分解されて尿酸に変化し、体外に排出されますが、取りすぎると、尿酸が体内に蓄積され、痛風の原因となります。
ですので、 美味し
肌への美容効果が期待できる理由は?
前述したようにもつにはコラーゲンがたっぷりです。実はもつのプルプルとした脂の部分には、コラーゲンやその他のタンパク質が豊富に含まれております。
コラーゲンには、肌のハリや弾力の維持、老化の抑制など、美肌には嬉しい効果がとても多くて、美容と健康に必要不可欠な成分なのです。
但しこのコラーゲンをよく吸収するために、ビタミンCやアミノ酸が必要です。
もつ鍋にはキャベツやもやし、ニラ、ニンニクなどにコラーゲンの吸収を促すビタミンCやミネラルがたくさん含まれていますので、それらの食材と一緒に食べることで、美肌対策もアンチエイジングができるんです。
さらに、もつに亜鉛や鉄分、ビタミンB群まで豊富に含まれています。
亜鉛は体内のビタミンAの代謝を促し、アンチエイジング効果が期待できます。
鉄分は健康な血液にして、全身を元気にしてくれます。
ビタミンB群は身体が疲れていると感じる時に心強い味方なので、疲労回復効果が期待できるんです。
ですので、もつ鍋を食べることで、美肌効果だけではなく、疲労回復効果も得られますから、毎日元気に過ごすことができます。
年間100万人が愛用するもつ鍋
黄金屋のもつ鍋は、女優さんやタレントさんなど、多くの著名な方々に愛食され、年間100万人が愛用し、1日でなんと16,000セット以上が販売されているそうです。
まとめ
いかがでしたか?昔は捨てられたものですが、こんなすごい効果を得られるなんて、 思いもよりませんでした。
これからだんだん寒くなっていきますが、体が弱っている時や疲れた時に、ぜひもつ鍋で元気を取り戻しましょう!
但しプリン体のこともあるので、食べ過ぎないように注意してくださいね。