体調が悪いときや、風邪を引いて食欲がない時などは温かいうどんを食べたくなりますよね。
しかし、うどんは消化に良い食べ物だから、食べると太りやすいとよく言われますが、それは本当でしょうか?
それらの実際のところを今回は調べてみました。
消化に良い食べ物とは?
消化に良いとは胃に負担がかからないし、消化にかかる時間が短いと言う事。
調べてみると、消化に良い食べ物は
- 温かいもの
- よく煮たもの
- やわらかいもの
- 食物繊維が少ないもの
などがあります。リストをあげてみると、
- うどん(やわらかい方が良い)
- そば
- おかゆ
- 耳なしの白い食パン
これらの4つは王道ですね。体が弱っている時は助けになってくれます。
野菜の中に
- 大根
- キャベツ
- ほうれん草
- かぼちゃ
- じゃがいも
- 里芋
など挙げられます、野菜は、水に溶けやすい水溶性食物繊維のものを選びましょう。細かく切って、やわらかくなるまで煮るというのも大事なポイントです。
その他に
- 卵
- 豆腐
- 鶏のムネ肉
- ササミ
- アジ
- タラ
- カレイ
- 鯛
これらの食べ物は、少し元気が出てきて、タンパク質を摂りたい時は最適です。
フルーツでは、りんご、バナナ、ももの缶詰は消化に良いです。逆に注意したいフルーツは、柑橘系のものです。
胃が疲れている時、炎症を起こしている時は、ヨーグルト、セリー、プリンなどがおすすめです。
個人的に看護師の友人から、「少量ならバニラのアイスクリームやミルクセーキもいいよ」と教えてもらったことがあります。アイスはお腹が冷えない程度に食べると、食欲が回復してきるからです。
うどんの栄養成分について
うどんと言えば、讃岐うどんはコシがあるので有名ですよね。逆に、伊勢うどんはやわらかいです。
ご当地によって特質があるようですが、ここでは一般的に紹介されている「うどん」の栄養成分についてお伝えします。
100gあたりで見ていくと、水分が75g、炭水化物が22gです。
微量に含まれているものもあげていくと、タンパク質、脂質、食物繊維、ミネラル、ビタミン、塩分も含まれています。
ただ、水分と炭水化物のバランスは、ご当地のうどんの作り方によって差があります。それでもほとんど水分と炭水化物です。
うどんは消化に良いのはなぜ?消化時間はどれくらい?
うどんが消化に良い理由は、ほとんどが水分と炭水化物だからです。
消化時間(胃に滞在する時間)を比較すると、
- 炭水化物:2~4時間
- たんぱく質:4~6時間
- 脂質:7~8時間
ということで、ほとんど水分と炭水化物のうどんは消化が良いということになりますね。
また小麦粉に含まれているグルテンがデンプンを包み込んでいるので、消化酵素が入りやすくなって消化が促進されます。
うどんのカロリーは?太りやすいって本当?
うどんは太りやすいのか?という問に答えを出そうとすると、白米よりは太りにくい、でも、麺類の中では一番太りやすいというデータがありました。
うどんが白米よりも太りにくいのは、100gあたり、
- 白米が160kcal 、
- うどんが105kcal
というのが理由です。白米をうどんに置き換えるダイエットをしている人もいました。
麺類での比較は、医学用語になりますが、血糖値を上げるスピードの「GI値」で比べている話しがありました。
実は食べ物によって食後の血糖値の上昇スピードが違います、血糖値の上昇スピードが早ければ早いほど体への負担が大きくなるんです。
その血糖値の上昇スピードを数値化したものがGI値です。GI値が低い物ほど上昇スピードはゆるやかで、体への負担が軽くなり、太りにくい体質になっていきます。
つまり、血糖値を上げるスピードが高い順番はうどん、パスタ、そば、はるさめでした。
ということで、うどんは麺類の中では一番太りやすいそうです。
まとめ
うどんは消化に良く、体調を崩している時は好ましい食べ物です。
GI値が高くて、麺類の中では一番太りやすいかもしれませんが、量を加減したり、週に1回など回数を決めて食べれば、ダイエット中でも美味しいうどんを楽しめますよ♪