鶏肉のささみはヘルシーの代名詞になっていますよね。ダイエットをする女子にも人気があって、スポーツ選手の体作りにも使われたりもします。
今回は、ささみの人気の秘密や、なぜダイエットができるのかを中心にお伝えしていきます。
ささみとは?名前の由来は?鷄のどの部位になるの?
ささみは鶏肉(けいにく)の胸肉の一部で、胸肉の内側にある2本の肉のことを指します。
ささみの名前の由来は、ささみの部位が笹の葉っぱに似ているからという説を支持している人が多いです。
ささみの部位ですが、イラストの図を見ると、むね肉の奥に、緑の部分がささみです。
日本ではささみは独立して売られているのですが、むね肉とささみが付いているまま売られている国があるそうです。
つまり、ささみは、むね肉に近接している部位(深胸筋)で、むね肉の上質な部分でもあります。
味わいは淡白ですが、食感はやわらかくて、ほとんど脂がないのが特徴です。タンパク質の含有量が豊富ということで、スポーツ選手やボディービルダーに人気があります。
ささみの価格は、むね肉より高いので、やはり上質なんでしょうね。
ささみのタンパク質やカロリーはどれくらい?栄養成分は?
ささみにはさまざまな栄養が含まれていますが、中でも最も多く含まれているのがタンパク質です。
ささみは1本(約50g)で
- タンパク質は約11gくらい
- カロリーは約50Kcalです。
つまりささみは100gのカロリーは100kcalくらいで、鶏の他の部位、他の生のお肉100gあたりと比べてみると、
- 鶏手羽肉(皮付き):211kcal
- 鶏むね肉(皮付き):191kcal
- 鶏むね肉(皮なし):108kcal
- 鶏もも肉(皮付き):200kcal
- 鶏もも肉(皮なし):116kcal
- 和牛肩ロース:411kcal
- 和牛サーロイン:498kcal
- 豚肩ロース:253kcal
- 豚もも肉:183kcal
ささみは低カロリーな食材ということが分かりますよね。
ささみ100gあたりの栄養成分は、タンパク質23g、脂質0.8g、炭水化物0gというように、タンパク質がメインとなっています。
また、動脈硬化の予防作用があるナイアシンと亜鉛や、新陳代謝に良いビタミンB1などが含まれています。さらに、脂質0.8gで炭水化物0なので、ささみはヘルシーでダイエット向きのお肉ですね。
ダイエットに良い理由は?
高タンパク食品で低脂肪、また炭水化物(糖質)が0ということで、糖質制限ダイエットのメニューによく用いられます。
また、ささみを食べることによって、ダイエット中でもタンパク質を摂ることができるので、代謝に必要な筋肉の衰えの防止にもなります。
ただ、注意点としてあげられているのは、脂肪を燃焼させる効果があるL-カルチニンはあまり含まれていないので、ささみを食べれば食べるほど、脂肪が燃焼されるということではないです。
L-カルチニンのサプリメントと一緒に摂取すると、よりダイエット効果を得ることができます。
ささみを取り入れるダイエットは、食事制限によるダイエットの苦しいところをカバーできるというのが大きいですよね。ダイエット中でも、お肉を食べられますからね。
ダイエットに効果的な食べ方
それでは、ささみダイエットをお伝えしながら、効果的な食べ方を確認したいと思います。
規則正しく三食食べて、そのうちの一食をささみに置き換えるのが基本です。その一食は、ささみ3本を目安に食べます。
置き換える時のポイントは、「炭水化物を摂らない」「野菜を一緒に食べる」です。
野菜を一緒に食べる理由は、ダイエット中に起こりやすい便秘を防ぐためでもあります。食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」を実践すると、よりダイエット効果が上がります。
そして、置き換え以外の二食は普通に食べてOKです。そうすることで、過剰な我慢をすることが防止できます。
また、バランスの良い食事にすることで健康的なダイエットが可能となります。炭水化物や脂質などの体に必要な栄養素は、他の二食の時に補いましょう。
もちろん、暴飲暴食はNGですよ。
置き換える時間帯(朝昼夜)は、自分の生活サイクルに合わせてくださいね。
まとめ
ダイエット食材としてよく用いられるささみですが、その人気の秘密はやっはりタンパク質が豊富で、脂質が少なく、炭水化物が含まれていないというところですね。
高タンパクで低カロリーなので、ダイエットだけじゃない!美肌効果もあるささみは、ぜひ積極的に摂りましょう!