あなたがオイスターソースを使ったことがありますか?
オイスターソースの独特の風味とうま味、コクを持ち、広東料理をはじめとする中華料理の炒め物や煮込み料理などによく使われていますね。
それ以外にもちょっとした隠し味にも濃厚な旨みが生きるオイスターソースですが、スナック菓子の調味に使われたり、茹で麺や焼きそばなどに和えてたりもされる隠れた万能調味料です。
いまや日本でも知る人ぞ知る日本でも料理に欠かせない調味料です。
でも、意外とどのようなものかはよく知られていません。そんなオイスターソースについてお伝えしていきます。
オイスターソースとは?どんな味?そのまま使える?
オイスターソースのオイスターとは英語のOysterで海の牡蠣(かき)のこと。
オイスターソースとはその牡蠣を主原料とする広東料理でよく使われる調味料のひとつで、中国語で蠔油(ハオユー)。日本語では牡蠣油ともいいます。
- 牡蠣(かき)の煮汁を煮詰め調味料などを加えたもの
- 塩漬けにした牡蠣を発酵させた上澄み液をつかうもの
を指します。
オイスターソースが牡蠣のエキスで作られているので、甘しょっぱい魚介の風味が特徴です。磯の香りが高く、独特の風味とコクがあります。炒め物、煮込み料理などによく用いられています。
そのままドレッシングとして使う場合もできますが、サラダに使う場合は、風味つけ程度が良いかと思います。
オイスターソースのカロリーや糖質がどれくらい?
オイスターソースのカロリー
大さじ1杯18gで19kcal
100gで107kcalです。
オイスターソースの糖質量
糖質量はオイスターソース 100g中18.1gとやや多めですが、1回の使用量が4人前の地調理でも大さじ1杯程度と少なく、特に糖質制限を気にするほどの量ではありません。
ちなみに、ウスターソースの糖質量は100g中26.3gでウスターソースよりも3割程度少なくなっています。
オイスターソースの原料である牡蠣はは海のミルクと言われるほど栄養値の高い食品です。タウリン、グリコーゲン、鉄、亜鉛などの有効成分が多く含まれています。
オイスターソースはその牡蠣の煮汁を濃縮したものなのでそれらの栄養分がオイスターソースにも含まれています。特に貧血に良いビタミンB12が多く含まれています。
但し、塩ゆでしたものを煮詰めたものですので、塩分量も高く、取りすぎには注意が必要です。
オイスターソースがないときの代用には何が良い?
一度使うとそのコクと風味がないと料理の味が物足りなくなってしまうことがあります。
それなのに、いざ使おうと思ったら、買い忘れてしまってない時もあります。そんな時は、何か他の調味料をアレンジして代用品として使うことができるのでしょうか。
醤油+砂糖ベースで代用
- 醤油と砂糖に市販の粉末中華ダシや鶏ガラダシを加えて、かき混ぜて代用できます。
- 醤油と砂糖にペースト状の中華調味料もいいです。
- 醤油と砂糖とゴマ油もOK コクは足りませんが香りがよくなります。
- 醤油と砂糖だけでもそれなりの雰囲気は出ます。
ウスターソースで代用
ウスターソースは果物や野菜のピューレに味付けをして熟成させもので、名前は似ていますが魚介ベースのオイスターソースとは全くの別物ですのでお間違いなく。
- ウスターソースに味噌と化学調味料を加えて代用。
- ウスターソースに水あめを加える。程よいとろみと甘さが出ます。
- ウスターソースに蜂蜜を加える。程よいとろみと甘さが出ます。
中濃ソースで代用
中濃ソースは濃厚でとろみが強いのが特徴なので
- 中濃ソースに醤油を足して、とろみをすこし和らげて代用する。
- 中濃ソースにだし汁を足して、とろみをすこし和らげて代用する
意外にもいろいろな方法でオイスターソースの代用ができるものです。
もし、料理の時に切らしていても、これなら慌てることもないですし、新しい味の発見があるかもしれませんね。
また、これなら牡蠣アレルギーのある方の場合にも、『らしい』味を楽しむことができますね。
最も人気のオイスターソースとは?
最も人気のオイスターソースはやっはり中国(香港)産の李錦記のものですね。
李錦記秘伝の伝統製法で作り上げた定番のオイスターソース、高級中華店でもよく使われているようで、非常に美味しい!楽天市場でよく売れている商品です。
オイスターソースの使い方
オイスターソースは料理に甘くまったり・しっかりした海鮮風味をつけてくれて色々な素材になじみやすく、料理をおいしくワンランクアップさせる旨み・甘み・コクなどの要素が詰まっています。
それでいて控えめで、素材の引き立て役としてキラリと光るものがあります。
節約料理のタダのモヤシ炒めも、ちょっとオイスターソースを絡ませるだけで、立派な中華料理の一品なったような錯覚にさえなります。
元々は中華料理の炒め物や煮込み料理に向いているとされていますが、カレーやミートソース・ハンバーグソースなどの隠し味や唐揚などの下味など和洋中を問わずに様々な料理の味を引き立てるのに使うことができます。
プロの料理人の間では、「コクと下味にはオイスターソース」とも言われているという話もあるようです。
「こんな料理にしか使えない」と思ってしまうと、使い方が限られて、なかなか一本使い切れないオイスターソースですが、固定観念を捨てて試しにいろいろな家庭料理に一度加えてみませんか。
最後に
レシピサイトにはオイスターソースを使ったたくさんのレシピが掲載されています。それらを参考にすれば、「あなたならでは」の楽しいレシピの新発見があるかもしれません。
だまされたと思って、オイスターソースをいろいろな料理の隠し味・アクセントに使ってみてください。味付けの世界が変わるかもしれませんよ。