食べるラー油は、2009年桃屋で発売されたのを皮切りに大ブームになりました。そして、加護亜衣さんが、ラー油でのダイエットに成功した事も話題になりました。
でもラー油は油なのに、何故ダイエット出来るのでしょうか。そして切らした時の代用品は?
それぞれについて調べてみた結果をお伝えします。
ラー油とは?漢字はどう書く?
唐辛子などの香辛料を植物油の中で加熱し、辛味成分を抽出した、中国由来の調味料です。
漢字では「辣油」と書きますが、この「辣」という文字は、熱を伴う辛さ、という意味を持っています。
意味を知らなくても字面だけで辛さが伝わってきますよね。
安物のラー油だと、唐辛子を使わずに、安い香辛料と着色料でごまかして作っている場合があります。
確かに、高いラー油と安いラー油では、風味も香りも味わいも違います。
食べるラー油のカロリーは?太る?太らない?
食べるラー油は、桃屋で発売された「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が最初の商品ですが、その後、他のメーカーからも次々と発売されました。
食べるラー油ではなく、ラー油単体、それに、メーカー別の食べるラー油のカロリーを較べてみました。
それぞれ100gに含まれるカロリーを、少ない順に記載します。
- 食べるラー油(味の坊):560kcal
- 乙女たちのおかずラー油(S&B):627kcal
- 辛そうで辛くない少し辛いラー油(桃屋):656kcal
- 味わい具だくさんラー油(桃宝食品):699kcal
- ぶっかけ!おかずラー油(S&B):734kcal
- 普通のラー油:919kcal
意外にも、食べるラー油より、具が足されていない普通のラー油の方が、カロリーが高い事がわかりました。
油なので予想通りカロリーは高いのですが、ラー油はその性質からすると、よほど辛党でない限りは1回大さじ1杯程度の摂取であると思われます。
大さじ1だとグラムに直すと大体12gなので、一番カロリーの高いラー油の場合だと大さじ1は110kcalです。
ただ、食べるラー油の場合は、ご飯などにざくざくかけて食べる方法が多いので、摂取カロリーはちょっと高めになります。
食べ過ぎれば当然太ってしまいます。
ですので、太るか、太らないかは使い方、摂り方しだいとなります。
食べるラー油でダイエットできるの?
元モーニング娘加護亜依さんが豆腐&ラー油ダイエットで13キロ痩せていた事が話題になりましたね。結論から言えば、食べるラー油でダイエットできます。
但し食べるラー油をダイエットで利用するには、ただ食べるだけではなく、ラー油の特性を活かした食べ方が必要です。
ダイエット中は、どんなやり方のダイエットでも、油脂分をなるべく排除した食生活が普通ですが、油は、必ず摂取しなければいけない栄養素です。
その必要な脂分を補助する形で、食べるラー油またはラー油を使ってみましょう。
食べるラー油は、製法やメーカーによって含まれている栄養素が微妙に違い、カロリーも異なりますが、共通して含まれているのはカプサイシンです。
カプサイシンの効能は、
- 体の脂肪の分解を促進
- 新陳代謝の促進
- 強い発汗作用
- 食欲の増進
- 胃腸内の殺菌効果
- 便秘の解消
です。この効能のうち強い発汗作用があります。これはアドレナリンの分泌を活発にして発汗作用をもたらすからです。
また脂肪の分解を促進し、脂肪燃焼効果としてダイエットにも役立つと言われています。
カプサイシンは、新陳代謝を促し、胃腸を整える事で、体を中から綺麗にしつつデトックスもしてくれるので、とても良い形でのダイエットが出来ますよ。
ラー油の代わりになるものは?
ラー油は、例外もありますが、小さな瓶で売られている事がほとんどです。なので、食べようと思った時に切らしてしまっている事もあります。
そんな時、代用になる調味料の作り方をご紹介します。
ラー油を自宅で作る場合は、ごま油に、唐辛子を主体とした各種香辛料を入れてゆっくりと軽く加熱する方法が一般的ですが、その応用です。
ごま油に一味唐辛子、なければ七味唐辛子を混ぜて、お好みですりおろしたニンニクを混ぜてみましょう。
市販の安いラー油より美味しいかも知れない代用品が出来てしまいます。
カプサイシンが含まれているのは「唐辛子」なので、栄養分としても十分に代用が出来ますので是非お試し下さい。
楽天市場で一番人気の食べるラー油
このラー油は我が家の食卓には無くてはならない存在です。
辛すぎないのでどんな料理との相性も良い、汁物や豆腐などいろいろな料理に毎日使うので、すぐに無くなります。
最後に
ラー油が自宅で作れるように、食べるラー油も、レシピが多く紹介されています。
市販のものも美味しいですが、でも続けると、ちょっと飽きてしまった、ダイエット用にもう少しカロリーを抑えたい、味を好みに調整したい、そんな時は、自作してみてはいかがでしょうか。