油ものって、ついつい食べたくなりますよね。でも、サラダ油って、太ってしまうとか、体に悪いとかで、控える方がいいと言われます。
そこで、私たちの暮らしには欠かせなくなったサラダ油について調べてみました。
今回は、サラダ油はどんな油なのかをはじめ、カロリー、健康への影響、サラダ油の代わりになる物についてお伝えしていきます。
サラダ油とは?原料は?
まず、サラダ油って、原料はこれ!と決まっているわけではないです。植物から取れた油なら、どんなブレンドになってもいいみたいです。
ただ、JAS(日本農林規格)に認定されたものでないと、サラダ油とは呼べないという決まりがあります。
原料を成分として考えると、菜種油、とうもろこし油、大豆油、紅花油、ひまわり油などがあります。厳密に言えば、菜種油はサラダ油の一種と説明している方がいらっしゃいました。
栄養成分表を見ると、ほとんどが脂質ですが、ビタミンE とビタミンK も含まれています。
サラダ油のカロリーについて
サラダ油のカロリーについては、大さじ1(12g)で111kcalです。
100kcalの食事量で比較してみると:
- ごはん:お茶碗半分くらい、約60g
- 8枚切りの食パンの3分の2、約38g
- バナナ3分の2、約116g
- ポテトチップ10枚くらい
- 塩鮭を焼いたもの2分の1切れ、約50g
確かに、サラダ油は量の割りにはカロリーが高いですね。
サラダ油は体に悪いの?
サラダ油は体に悪いと言う人が多いようですね、その理由を見てみましょう。
まず、感覚的には油ものを食べすぎると、肝臓に負担がかかります。でも、それは主に動物性脂肪が中性脂肪となって蓄積されるからです。
つまり、植物が原料となっているサラダ油とは違うです。どちらにしても、摂り過ぎは良くないでしょう。
酸化したサラダ油
それなら、植物油のサラダ油では、どうなのでしょうか?一言で言えば、サラダ油が酸化したものが危険なんです。
酸化したサラダ油に生成された過酸化脂質が血管の中で溜まると動脈硬化や心筋梗塞の原因になると言われています。
そこで、サラダ油を酸化させないためには!
- 空気に触れさせない
- 光を避ける
- 高温を避ける
という条件が必要です。ですから、冷暗所で保存してくださいね。
酸化したサラダ油の状態
サラダ油の酸化が進行すると、次のような状態になります。
- 色が濃い。
- 揚げ物をしようとすると、煙が出る。
- カラっと揚がらない。
- 細かい泡が消えない。
以上、新しいサラダ油の交換時期の目安にしてくださいね。
サラダ油の代わりになる物は?
サラダ油は熱で酸化してしまうので、より、健康に気を使うなら、揚げ物や炒め物などはサラダ油よりもや菜種油やオリーブオイル、米油を使う方が望ましいです。
菜種油とオリーブオイル
菜種油単独では、サラダ油とは異なる性質を持っています。
菜種油は、酸化すると危険なオメガ6系のサラダ油とは違って、オレイン酸が多いオメガ9系になります。
美容に関心のある方は、オレイン酸に悪玉コレストロールを下げる働きや腸内環境を良くする働きがあることはご存知かと思います。
オレイン酸と言えば、オリーブオイルもそうですよね。
米油
米油は、米ぬかを使って作られたものです。
ビタミンE、植物ステロール、オレイン酸、リンール酸がバランス良く含まれています。日本の学校給食では、米油が使われていることが多いそうです。
裏技で使うならマヨネーズ
裏技で使うなら、炒め物でサラダ油の代わりにマヨネーズを使うというのもあります。
マヨネーズは油が入っているので、油の代わりに使えます、またマヨネーズはちょっと酸味もあるから、とてもいい味になります。
野菜は適当にマヨネーズであえて、それをフライパンで焼いて、さらにコショウをふれば、結構うまいですよ。
試してみてくださいね。
まとめ
体に悪いのは、酸化したサラダ油ということでした。対処方法としては、冷暗所に保存することと、傷んでいると感じたら、早めに交換することです。
より、健康に気をつけたい方は、オリーブオイル、菜種油、米油などを使ってくださいね。