高菜漬け、とても美味しいですが、一方で好き嫌いも分かれるお漬物でもあります。
でも、アレンジを変えると、苦手な人も美味しく食べられるようになる事が多いですし、何より栄養価が高いので、スルーしてしまうには勿体ない食品です。
今回は、高菜の栄養効果と美味しく食べる工夫や賞味期限について調べてみた結果をお伝えしていきます。
高菜ってどんな栄養があるの?旬はいつ?
高菜は元々は中央アジア原産で、中国から日本に入ってきたと言われています。平安時代の書簡にすでに高菜の存在が記されているので、何百年も前から日本でも愛されていた事がわかります。
高菜の旬の時期は、12~3月頃まで、1日の気温差が大きいほど辛味と旨味が増し、霜が降りる頃のものが最もおいしいとされています。
栄養価はとても高いです。ビタミンとミネラルが豊富に含まれていて、特にビタミンA、ビタミンE、ビタミンB2、パントテン酸、ナトリウム、カリウム、カルシウム、そして鉄の含有量が多いです。
以上の栄養素によって期待できる健康効果は
- 免疫力向上・抗菌作用
- 骨密度の強化(骨粗鬆症予防効果)
- アンチエイジング、美肌効果
- 貧血の予防と改善
- 成人病や生活習慣病の予防及び改善
- 整腸効果
などです。
ただし、高菜漬けにすると塩分が高くなるので、高菜漬けにして食べる場合は食べ過ぎないようにする必要があります。
高菜漬けの賞味期限は?
高菜漬けの賞味期限は、市販されているものですとパッケージ通りです。
- 開封前なら、製造年月日から大体1年以内となっている事が多いです。
- 開封後は、なるべく1ヶ月以内に食べきりましょう。
どんな食品でもある事ですが、空気に触れる事で雑菌もつきやすくなります。
カビが生えてしまった場合は食べないほうが良いですし、匂いや味に違和感があったら食べるのをやめましょう。お漬物だから長持ちすると過信するのは危険です。
高菜漬けの正しい保存方法について
高菜漬けの正しい保存方法は冷蔵または冷凍です。
開封前や気温の低い季節なら常温保存可能ですが、なるべく冷蔵庫に入れるか、食べきれないほどの量の場合は冷凍庫で保管しましょう。
冷凍する場合は、その時に食べる量を小分けにして、食べる半日前位に冷蔵庫に移動して解凍するようにしましょう。
加熱調理する場合は、冷凍のままで大丈夫です。
電子レンジで解凍しても問題ありませんが、冷蔵庫でゆっくり解凍したほうが風味を損なわずに美味しく食べる事が出来ます。
高菜漬けの美味しい食べ方
高菜漬けは、ただ漬物として食べるのは惜しい位、色々な料理と相性が良いです。
定番は高菜おむすび、高菜チャーハン、高菜炒めですが、その3点とはちょっと違ったアレンジで、簡単に美味しく食べられるレシピを、クックパッドと楽天レシピから、特に人気の高いものをご紹介させていただきます。
高菜と挽肉の炊き込みご飯
参考:クックパッドのKT121さん作
材料:
- 米:2合
- 高菜漬け:40g
- 豚ひき肉:100~150g
- にんじん:1/2本
- 生姜:1片
- 中華だし:小さじ1
- ごま油:少々 ゴマ:少々
- 合わせ調味料: 醤油:大さじ1~1杯半 酒:大さじ1 砂糖:小さじ1
作り方:
1. 米を洗い、ザルにあげておく。
2. ごま油を熱したフライパンでみじん切りにした生姜を炒めた後、ひき肉と好きな大きさに刻んだ人参を入れて炒めながら、合わせ調味料で調味する。
3. 炊飯器に米と酒を入れた後、いつもの分量まで水を入れ、中華だしを入れて軽く混ぜた後、炒めた具と高菜漬けを上からのせて炊飯器のスイッチを入れる。
4. 炊き上がった混ぜご飯に更にゴマを混ぜて出来上がり♪
高菜と柚子こしょうのスパゲッティ キャロット
参考:楽天レシピのキャンディさん作
材料:
- スパゲッティ(乾麺):100g
- 高菜漬け:30g
- 柚子こしょう:小さじ1
- スパゲッティの茹で汁:大さじ1
- スパゲッティを茹でる時の塩:水1リットルに対して10g
作り方:
1. スパゲッティを茹でる。
2. 茹で上がったスパゲッティを、熱々の状態でボウルに入れ、高菜漬けと柚子こしょうと茹で汁を加え、手早く混ぜ合わせる。
3. お皿に盛り付けて出来上がり♪
スパゲッティが冷めてしまうと味が馴染みにくくなるので、熱々のうちに具と混ぜ合わせるのが美味しさのコツです。
テレビで話題になった高菜漬け
テレビで話題になった博多久松謹製のからし高菜!とても食べやすく油やけしない美味しさがあります。
餃子。チャーハン、カレーライス、また白いご飯にはもっと最高ですね。病み付きになりそう。
まとめ
高菜漬けは、普通に食べてもアレンジして食べてもとても美味しい食品です。
腐ってはいないけれど、生で食べるのに若干抵抗がある場合、他の野菜とさっと炒め合わせて簡単な野菜炒めにしても美味しいです。
元々塩分が高めですし、味にコクがあるので、他の調味料は控えめにするか入れない位でも美味しい一品が仕上がりますので、是非色々試してみて下さいね。