煮てよし炒めてよし生のままサラダにしてもよし、和洋中どの食材にも使われる大人気食材玉ねぎ。
でも、上手にむけない上にむく時涙が出て大変、また玉ねぎの辛味が苦手という方も多いのではないでしょうか。
そんなお悩みは、正しい玉ねぎのむきかたと処理の仕方を学べば解決します♪
玉ねぎの辛味の成分は?
玉ねぎをむく時や切る時に目がシバシバして涙が出る現象は、玉ねぎに含まれる辛味の成分「硫化アリル」によるものです。
この硫化アリルですが、熱に弱く、水に溶けやすいという性質を持っているんです。
なので、加熱調理した玉ねぎは辛味がありませんし、生のままむく場合も、電子レンジで加熱したり、流水にさらしたりすると、辛味が抜け、涙が出にくくなるんです。
玉ねぎを生のままサラダで使う時、氷水にさらすのはそのためです。
鮮度が高いほど、硫化アリルの成分も多いので、新鮮だからサラダにするのは良いのですが、何の下ごしらえもせずにサラダに入れると、辛いのが好きな人でも引いてしまう位の辛さを発揮してしまいます。
玉ねぎの辛味を抜く方法
玉ねぎの辛味を抜く方法を、前述した分も含めてまとめます。
- 流水にさらす。
- 電子レンジで加熱する。
- 加熱調理する。
- 玉ねぎを縦ではなく横に切る。横に切る事で繊維が断ち切られて空気に触れる面が多くなる事で、辛味成分が抜けやすくなる。
- スライスした玉ねぎを塩でもむ。
- スライスした玉ねぎを塩でもんだ後流水で洗い流す。
- スライスした玉ねぎを器に入れ、熱湯を注ぎ、温度が触れる程度に下がってから、玉ねぎを冷水で洗う。
などなど。
ただ、長い時間流水にさらすと、玉ねぎのビタミンCは水溶性であるため、壊れて失われてしまいます。時間的には1分間位の長さで、手早く処理しましょう。
玉ねぎの正しい皮のむき方
玉ねぎをむく時、薄皮だけむきたいのに、なかなかはがれなくてイライラ。誰にでも経験あると思います。
簡単にむく方法は色々ありますが、クックパッドの料理の基本に掲載されている正しい玉ねぎのむき方をご紹介します。
ステップ1:
簡単にむける外側の皮(薄皮ではなく硬い皮の方です)をむき、根元を5~10ミリ位の幅で切り落とす。
ステップ2:
次の頭の部分を同じく5~10ミリ位の幅で、一皮残して切り落とす。
ステップ3:
頭部分を右手親指と包丁ではさむようにして皮を引っ張る。
ステップ4:
茶色い皮と実の間に包丁を入れ、手前に皮を引っ張って完成!
(以上の画像出典:クックパッド)
こちらは「正しいむき方」とされているもので、「簡単にむく方法」はまた別にもあります。
色々調べた中で一番簡単だったのは、上から流水を流しながら皮をむくという方法です。皮と皮の間に水が入り込むので、すいすい皮がはがれていくのです。
(画像出典:エキサイト)
ただ、流しに皮がどんどん溜まっていくので、対策に、下に三角コーナーを置いておくと安心です。
理由は後述しますが、この方法は、玉ねぎをむく時涙が出る、という現象も解決してくれるんです。
電子レンジを使った玉ねぎの皮のむき方
電子レンジは、下ごしらえから調理まで、今や家事に必須の便利道具ですが、野菜の皮むきにも威力を発揮してくれます。
玉ねぎも、電子レンジを使って簡単にむけます。
方法は
- 玉ねぎの上下を切り落として、縦に1ケ所切り込みを入れる。
- 500Wの電子レンジで2分ほど加熱する。
- 切れ目から皮をつるりとむけます。
この方法でも、玉ねぎの皮をむく時の涙現象を解決してくれます。
まとめ
玉ねぎは一年中手軽に、安定した価格で入手できますし、長持ちする食材です。
新玉ねぎは春先のみの流通で、玉ねぎより日持ちはしませんが、硫化アリルが少なく、辛味が少なく甘みの強い性質があるので、サラダには新玉ねぎの方が向いています。
どちらの玉ねぎもとても美味しいので、上手にむいて上手に調理して美味しく食べて下さいね。