サラダでも、野菜スープに入れてもOK、ピリッとした辛さが魅力のかいわれ大根。育てやすいので、自宅で育てているという人も多いかと思います。
このかいわれ大根、細い体にものすごいパワーを秘めていました。
かいわれ大根のすごい効果効能とダイエット効果、ダイエット向きな食べ方をご紹介させていただきます。
かいわれ大根とは?カロリーはどれぐらい?
かいわれ大根は、漢字で、「穎割れ大根」又は「貝割れ大根」と書く事もあります。双葉が二枚貝を割ったような形をしていることに由来します。
大根の発芽直後の胚軸と子葉を食用とする、いわゆるスプラウト食材です。
でも、かいわれ大根を育てても、あの白い大きな大根にはなりません。それは、大根の種が、あの大きな白い大根になるための品種改良をされているのに対し、かいわれ大根はそういう処理がされていないためです。
かいわれ大根のカロリーは、100gで21kcal、小さいパック49gだと10kcalと、とてもローカロリーです。
かいわれ大根の栄養価は?
かいわれ大根は、栄養価がとても高い食品です。多く含まれているのは、ビタミンKとビタミンCです。
特にビタミンKの含有量は多く、かいわれ大根100gで、1日に必要な量を全てまかなえます。ビタミンKもビタミンCも美肌効果のとても高い栄養素なので、美容効果もバッチリ。
その他、含まれている栄養素とそれぞれの働きは、
- イソチオシアネート(かいわれ大根の辛味成分):活性酸素の除去、基礎代謝の促進、ガン・生活習慣病の予防効果、血栓・動脈硬化の予防など
- カルシウム:骨密度の向上、骨粗鬆症の予防効果など
- ビタミンC及びビタミンK:美肌効果、アンチエイジングなど
- フィトケミカル:アンチエイジング効果、食欲不振の改善、胃腸の働きの促進、疲労の回復効果など
- メラトニン:安眠効果・不眠の解消などの睡眠の質の向上効果など
健康と美容どちらにもとても大きな効果を発揮します。また、繊維質が豊富なので、腸のお掃除効果も大いに期待できます。
かいわれ大根がダイエットに良い理由
かいわれ大根はもともと大根が持っている栄養に加え、大きく成長するために、酵素や食物繊維などの栄養は、大きくなった大根よりもずっと豊富に含まれています。
あのピリピリした味は、イソチオシアネートという辛味成分です。イソチオシアネートには消化促進や殺菌作用、抗炎症作用があります、さらに代謝を高めてくれるという効果もあります。
またかいわれ大根には繊維質が豊富で便秘の解消に効果が高いし、血糖の上昇を緩やかにする効果があるので、食事の時にしっかりとるとダイエットにも効果があるとされています。
特に、食事の前、または食事の時に最初にかいわれ大根100gを食べるようにするのが一番効果的です。
かいわれ大根が直接的に脂肪を燃焼させるという効果はありませんが、食事の時血糖値が上昇するのを抑える効果と基礎代謝を高める効果により、コツコツと続ける事で大きな成果を発揮します。
かいわれ大根の洗い方について
かいわれ大根は、熱に弱いので、生で食べたほうが良い野菜です。
なので、きちんと洗う必要がありますが、流水で強く洗い流すと、大切な栄養分も洗い流してしまう恐れがあります。
洗う時は、かいわれ大根の根元部分を持って逆さにして、葉と茎の部分を水を張ったボウルに入れて、数回振り洗いするのが正しい洗い方です。
かいわれ大根の美味しい食べ方
かいわれ大根には色々と良いレシピが公開されていますが、今回はダイエット向きの食べ方を、クックパッドの人気レシピから2点ご紹介させていただきます。
豆腐と貝割れ大根のサラダ
(参考:クックパッドのめかどっくさん作)
材料(4人分):
- 豆腐(木綿):1丁
- かいわれ大根:1パック
- 塩昆布:10g
- ごま油:小さじ1
- 醤油:小さじ1杯半
- 白ごま:少々
作り方:
- かいわれ大根を洗ってから、白ごま以外の材料を全部ボウルに入れる。
- ぐちゃぐちゃっと木綿も崩して混ぜ合わせ、盛り付けて白ごまをふりかけたら出来上がり♪
痩せおつまみ 和風ツナおろしカイワレ
(参考:クックパッドのからあげビールさん作)
材料(3人分):
- かいわれ大根:2パック
- ツナ缶(ノンオイル):1缶
- 大根おろし:お好みの量
- ポン酢とめんつゆ1:1の割合で:お好みの量
- 白ごま:適量
作り方:
洗ったかいわれ大根をお皿に並べ、大根おろしを乗せツナを乗せ白ごまを上からパラパラかけたら出来上がり♪
ポン酢とめんつゆを使った合わせ調味料はかけながらお好みの味になるまで調節しても良さそうです。
まとめ
かいわれ大根には食欲増進効果もあるので、中途半端に食べると、ダイエットには逆の効果になってしまう場合もあります。
100g位を目標にして食前又は食事の最初に食べる事で、お腹に満腹感も与えてくれるので、食べ方と食べる量に注意しながら、上手にダイエットに取り入れましょう。