醤油といえば日本の食卓には欠かせない大切な調味料ですが、調味料の賞味期限って気になりますよね。
賞味期限が切れてしまった醤油やカビが生えた醤油ってどうしたらいいんでしょうか。
醤油を安心して美味しく味わうための情報をいろいろ集めてみたので、よろしければご参考になさって下さい。
醤油とは?原料はなんですか?
醤油は「日本人の心」という表現をされる事が多いですが、実は醤油のルーツは中国です。
中国から「醤油」の元になる「醤」(ひしお)という調味料が西暦500年頃に日本に伝来したのが、醤油のルーツとされています。
英語では「醤油」を「soy sauce」と言います。その「soy」と言うのは「大豆」の事です。その名の通り、醤油の原料は大豆、それに小麦と食塩です。
醤油の種類
一口に醤油と言っても、種類は様々で、ざっと挙げただけでもこれだけあります。
- 濃口醤油
- 薄口醤油
- たまり醤油
- 生醤油
- 白醤油
- 減煙醤油
- 刺身醤油
- 昆布醤油
また、味や濃さに地域性が出ます。東北では濃いめ、九州では甘め、という感じですね。
因みに、濃口醤油と薄口醤油、どちらが塩分が高いか、という質問を良く見かけますあ、実は薄口醤油のほうが2~3%程度ですが塩分は高いんです。
濃口、薄口、というのは味わいの事ではなく、醤油の色合いの濃度を指しているんですよ。
醤油の賞味期限はどのくらい?
次に、醤油の気になる賞味期限です。
醤油の賞味期限はパッケージに記載されていますが、パッケージに記載されているのはあくまでも未開封の場合での賞味期限なので、間違えないようにしましょう。(他の食品や調味料も同様です)
醤油の消費期限は、
- 開封前:パッケージに記載されていますが、保存状態がよければ、大体1~2年くらい大丈夫です。
- 開封後:適切な状態で保存した場合で、開封してから大体1ヶ月
とされています。
醤油を保存するのに適切なのは、冷蔵庫または冷暗所です。
醤油はマイナス40度以上までいかないと凍らない特質があるので、家庭用冷凍庫で保存しても問題ありませんが、より長く美味しさを保つためには、冷蔵庫または冷暗所で保存するようにしましょう。
冷蔵庫なら冷え過ぎない野菜室がお薦めです。
醤油の賞味期限が切れても大丈夫?
賞味期限は、風味をほとんどそこなわない状態で美味しく食べられる期限なので、その期限を過ぎても食べる事は出来ます。
醤油は、腐敗する事がないので、食べて食中毒を起こす心配もほとんどありません。(不純物が混入している場合はその限りではありません)
でも、醤油の味や香りは、開封後空気に触れる事でどんどん損なわれていくので、なるべく1ヶ月以内に食べきることをお薦めします。
賞味期限を過ぎてしまった醤油は、加熱して使いましょう。加熱すると、醤油本来の香りが復活します。
刺身など、そのままで味わいたい場合は、やはり賞味期限内の醤油のほうが美味しく食べる事が出来ます。
カビが生えてしまった醤油でも食べられる?
開封後しばらく経った醤油の表面に白いカビが発生する事があります。でも、これは体内に入っても問題のない種類の菌なので、うっかり食べてしまっても大丈夫です。
ただ、やはりカビが生えた醤油は風味も香りも損なわれてしまっているので、美味しく食べる事は出来ません。
白カビを発生させないように早めに食べきり、生えてしまった場合は丁寧に取り除いてから、炒め物や煮物などの加熱する料理の調味料として使いましょう。
万能で美味しいお醤油
丸島醤油は全国醤油品評会で農林水産大臣賞を3回も受賞しています。
塩辛さよりも、コクがあり、ほんのり甘い香りがあって、料理の腕が上がったような気にさせてくれる万能で美味しいお醤油です。
まとめ
日本で流通している醤油の大半を占めるのは濃口醤油ですが、他にも色々な味わいの醤油があります。
今はお取り寄せもネットで簡単に出来るようになっているので、各地方の独特の醤油をお取り寄せして、食べ比べてみるのも楽しいですよ。