ひじきとは?栄養は豊富だが含まれるヒ素は危険?!食べ過ぎ注意!

健康食として親しまれているひじきは昔からよく食事に取り入れられました。

敬老の日にち9月15日は「ひじきの日」とされるのは、ひじきを食べると長生きすると言われていることが由来だそうです。

そんなひじきですが、有毒な無機ヒ素が含まれているのをご存知でしょうか?

  • ひじきに含まれるヒ素は危険なの?
  • 安全に食べるためには、どうすれば良いのでしょうか?

など、ひじきに含まれるヒ素について気になっていろいろと調べました。

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ひじきとは?旬の時期は?

ひじきは、褐藻類ホンダワラ科に分類された海藻の一種です。

流通している乾燥のひじきは1年中手に入れることができますが、実はひじきの旬の季節は3~4月頃です

ひじきの漢字は「鹿尾菜」と書いてあります。見た目が鹿の短くて黒いしっぽに似ていることからだそうです。

国内で流通しているひじきのうち、国産品はほぼ天然ものだが、はわずか10%で、90%が韓国や中国産です。ちなみに韓国や中国からの輸入品はほぼ養殖もの

ひじきには芽ひじきと長ひじきがあります。

芽ひじきはひじきの葉の部分で細かくて柔らかいため、ひじきご飯やサラダ向き、長ひじきは茎の部分で、歯ごたえがしっかりあるので、炒め物や煮物に向いています。

日本では古くから親しまれてきたひじきは海藻の中でも食卓に登場することが多い食材ですね。

ひじきに含まれる栄養素は?

ヒジキにはカルシウムやヨウ素、マグネシウム、鉄、ミネラル、ビタミンが豊富に含まれております。どのくらい栄養価が優れているか、ちょっと見てみましょう。

ひじきの栄養素一覧:

  • カルシウム
  • 食物繊維
  • ヨウ素
  • リン
  • 鉄分
  • ビタミンA
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンC
  • ナトリウム
  • カリウム
  • マグネシウム
  • レチノール
  • カロチン

その中に特筆すべきなのはカルシウムですね。歯や骨の成形を助けるカルシウムの含有量はなんと牛乳の12倍もあります。海藻の中でもバツグンです。

ひじきには水溶性の食物繊維が豊富なんです、その含有量はごぼうの約7倍!血液の循環を正常に保つマグネシウムの含有量はアーモンドの約2倍です。

またひじきに含まれるヨウ素は、子供の発育を促す作用や、高血圧や動脈硬化の予防に効果があるのです。

他には

  • 美肌効果
  • 皮膚を健康に保つ効果
  • 便秘解消や肥満予防効果
  • 冷え性、貧血の改善
  • 肩や首筋のこりの解消
  • 骨粗鬆症の予防

などの効果も期待できますよ。

ヒ素って何?なぜひじきに含まれているの?

ヒ素(As)は、自然界に広く分布している元素です。火山活動や火力発電、金属精錬などの産業活動によって、空気中に放出されています。

大気、水、土壌と生物圏を循環するため、あらゆる生物がヒ素を含有しています。ですのでひじきなどの食品や飲料水にも微量のヒ素が含まれているのです。

ヒ素には、毒性の強い「無機ヒ素」と毒性の弱い「有機ヒ素」に分類されます。

無機ヒ素を一度に大量に摂取すると腹痛、下痢、おう吐、麻痺などを起こして、最悪の場合死に至ります。

また少量の無機ヒ素を取り続けると、発がん性や胎児に奇形が起こる危険性があることが知られています。

農林水産省「食品に含まれるヒ素の実態調査」による、食品に無機ヒ素の含有量(mg/kg平均値)は

  • ひじき(乾物):67
  • ひじき(水戻し物):3.6
  • こんぶ(乾物):0.19
  • のり(乾物):0.16
  • わかめ(乾物):0.15
  • 小麦:0.009
  • 玄米:0.21
  • 精米:0.12

他の食品に比べると、ひじきの無機ヒ素の含有量がダントツで高いですね。但し水戻しひじきの無機ヒ素の含有量は67⇒3.6になり、グンと下がったことが分かりました。

それは水戻しの過程で無機ヒ素は水に溶けだしたからです。

ひじきの無機ヒ素を除去する方法

ひじきに含まれる無機ヒ素はよく水に溶ける性質があるので、水戻しプラス茹でこぼすという調理法でヒ素を除去することができます。

例えば

  • 水戻しだけでヒ素が5割程度減少
  • ゆで戻しなら8割程度減少
  • ゆでこぼしは9割程度減少

ゆでこぼしだと9割も減少できるんですよ

ゆでこぼし方法:

  1. ひじきを水に30分程度浸して水戻しする
  2. ひじきをお湯に入れてゆでる
  3. 沸騰後5分間ゆでる
  4. 水洗いして完成!

ひじきの一日の安全な摂取量は?

平成14年度の国民栄養調査によれば、日本人の一日あたりの海藻摂取量は14.6gですが、ひじきは平均0.6g

厚生労働省HPによれば、日本人の1日当たりの平均的なひじき摂取量は0.9gとされています。

ですので日本人の1日当たりの平均摂取量は0.6~0.9gなら、健康上のリスクは高くないと考えられます。

まとめ

ひじきにヒ素含有量が多いのは事実ですが、正しい調理方法をすれば9割も除去できます。

ひじきは栄養豊富な食品なので、一日の適量を守っていれば、ヒ素の過剰摂取の心配がないので、これからも美味しく食べていきたいですね♪