みなさん、みぞおち辺りがムカムカすることはありませんか?
筆者が昔から、胃があまり良くないため、胃がむかむかするという症状がよくありました。病院に行った時、ストレス性のものだと言われた事もあります。
しかし同じ症状をくり返しているため、「何か病気にかかっているのではないか」と不安になって、いろいろと調べてみました。
この記事では、みぞおちの場所やムカムカが起こる原因と対策についてまとめました。同じ症状のある方はぜひご参考になさってください。
みぞおちとは?場所はどこ?
みぞおちとは
みぞおちとは、人間のお腹の上方中央にある、左右の肋骨の中心の部分のことです。
鳩尾(きゅうび、みぞおち)、水月(すいげつ)、心窩(しんか)とも呼ばれています。
漢字の「鳩尾」はこの部分の形が鳩の尾に似ているから由来したそうです。「心窩」の「窩」には「穴」や「室」という意味があります。
みぞおちの場所
場所はおおよそおへそから上に約5cm、並んだ肋骨の一番下肋骨と肋骨の間あたりです。ちなみに、医学的な用語としては「上腹部」となります。
「みぞおち」と聞くと皆さんがまず「急所」と思われるでしょう。
なぜ急所なのか?
それはみぞおち奥の腹腔神経叢には多数の交感神経(神経叢)があるため、痛覚異常鋭敏です、みぞおちを殴るなどして衝撃を与えると強い痛みを感じます。
さらにみぞおちを強く押すことで横隔膜の動きが一瞬止まることがあり、この場合呼吸困難に陥ります。そのためみぞおちは人体の急所の一つとなるのです。
ボクシング、他の格闘技でも相手の動きを一瞬止めるためによく「みぞおち」を狙います。
みぞおちの漢字でどう書く?
みぞおちの漢字は鳩尾と書きます。
それは「みぞおち」の形が「鳩の尾」に似ていたため、このような漢字で表すことになったと言われています。
みぞおちあたりがムカムカして気持ち悪い原因は?
みぞおち辺りには胃があります、ここがムカムカするのは胃の問題かもしれません。
機能性ディスペプシア
胃のむかつき等の不快感があるとき機能性ディスペプシアの可能性が高いです。
機能性ディスペプシアは機能性胃腸障害とも呼ばれ、胃の機能低下によって、食べた物が胃から排泄されづらくなり、胃のむかつき等の症状が現れます。
急性胃炎
食べ過ぎや飲みすぎ、喫煙、過度のストレスなどによって、起きる胃粘膜の炎症です。
胃酸過多になることで、胃の粘膜が一時的に荒れてしまい、胃のむかつきや吐き気等の症状が現れるのです。
急性胃炎をくり返していると、慢性胃炎になります。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍
ストレスや過労等で自律神経の働きが低下し、胃酸と粘液の分泌のバランスが崩れて、「胃酸過多」となり、胃酸により胃の粘膜と粘膜の下にある組織が溶かされてしまい胃に穴があく病気です。
みぞおちのむかつきや胸やけ、膨満感などの症状が起こります。
逆流性食道炎
食道の機能が衰えることで、強酸性の胃液が食道に向かって逆流して炎症をおこし、びらんや潰瘍ができてしまう病気です。
みぞおちあたりに焼けるような不快な感じがする胸やけが起こります。
妊娠によるつわり
女性の場合は、妊娠初期につわりにより、むかつきを感じることがあります。
妊娠すると女性ホルモンが分泌され、その影響で胃が弱まり食欲不振になります。すると空腹感を感じ、胃酸が出てその胃酸により、胃がむかむかするという症状が出現します。
狭心症、心筋梗塞
胃以外にも小腸や心臓にストレスや負荷が掛かった時にも、その反射から、みぞおちあたりにムカムカや痛みがあらわれることもあります。
冠動脈の異常による、血液の流れが悪化して、心臓が酸欠状態となり、むかつきや胸痛、胸部圧迫感などの症状が起こります、血流が不十分な場合は狭心症、ほとんど血液が流れなくなると心筋梗塞となります。
みぞおちがムカムカする対処法
みぞおちがむかむかして体調が悪くなってきた場合、どうすればいいでしょうか。ここではすぐできる対処方法についてご紹介します。
安静にする
みぞおちに違和感が出た場合、横になり安静にしてください。
消化器系や狭心症など心臓に関わっている場合はお腹やみぞおち辺りを楽にすることが大切です。血行が促進されて時間とともに痛みや不快感が解消されていくことも多いです。
みぞおち辺りを温める
みぞおちのムカムカや違和感は温めることで解消できます。
腹巻きやカイロなどを使って温めるか、お風呂に入って体を温めるといった方法が有効です。
胃薬を飲む
みぞおちの不快感を抑えたい場合には、市販の胃痛薬で対処することができます。
胃酸の分泌による不調は薬を飲むことでよく改善されるのです。
赤玉はら薬は腹痛や下痢、食あたりなどお腹の不調に特に有名な市販薬です。胃酸分泌のバランスを整え、胃腸の緊張を解消してくれる作用も期待できます。
病院で診察を受ける
みぞおちの違和感が長引く、あるいは徐々に強くなってきた場合は病院で検査を受けることがおすすめです。
最後に
胃の病気は生活習慣の乱れによるものがほとんどです。
胃にやさしい食事を取ることや、適度の運動習慣をもつこと、さらに質の良い睡眠を取ってストレスを溜めないようにすることが大切です。