現代の仕事では、長時間にわたるパソコンを使用することは当たり前になっています。パソコン作業が続くと、目が疲れて、頭も重くなってきて、しまいには頭痛になってしまうことがよくあります。
ひどいときは下痢と吐き気と共にも発生してしまいます。こんなことになってしまったら、仕事が出来なくなって、困りますよね。
ここではパソコン(PC)からくる頭痛と吐き気の原因と仕事中でも出来る頭痛の対処法について解説します。
パソコン(PC)からくる頭痛の原因
パソコンを見続けると目の疲れによる頭痛
我々の目は物を見ているときには、ピントを合わせるために目の筋肉(毛様体筋)が働いています。この状態が長時間続くと、目の筋肉は緊張し、筋肉は頑張り切れなくなって、目の疲れから頭痛や肩こりなどを起こしてしまいます。
対策としては、1時間おきに10~15分休憩すること。時々、遠くを見ることです。遠くを見ているときに目が一番リラックスした状態になります。
間違った姿勢で肩こりになると頭痛も起こりやすい
長時間にわたるPCを操作していると、姿勢を保つ筋肉が疲労してしまいます、すると身体の左右のバランスが崩れたり、背骨や骨盤の歪みが生じたり、肩もだんだん痛くなってきます。
そして、ひどい肩こりになると、今度は「頭痛」も襲ってきて、とてもつらい状態になってしまいますね。日本人の4人に1人が、肩こりと頭痛を併発しているそうです。
その原因は血行と密接な関係があると言われています。
実は肩や首の筋肉の多くは、頭の筋肉とつながっています。肩こりによる筋肉が硬くなった結果、その部分の血管が圧迫されてしまい、また血流が滞ると疲労物質もたまりやすくなり、頭痛が起ってしまいます。
仕事中でも出来る頭痛の対処法
パソコン画面を暗くする
パソコンのLED液晶ディスプレイが発する光の中の青い部分「ブルーライト」が瞳孔を収縮させる毛様体筋を刺激して、眼精疲労やドライアイを引き起こしやすくなります。
さらに睡眠を促すメラトニンの分泌を抑制するため、体内時計がずれてしまうといった症状を引き起こす恐れもありそうです。
画面を暗くすることによって、目の負担を和らげることができます。自分にとって見づらくない程度で暗くしておきましょう、
また画面に表示する文字を大きめに設定しましょう、小さめに設定していると、「よく見よう」とがんばってしまうため、目が疲れやすくなります。
やり方としては、
Windows7の場合:「スタートボタン」⇒「コントロールパネル」⇒「ハードウェアとサウンド」⇒「画面の明るさの調整」で明るさを変更できます。
ノートパソコンの場合:「スタートボタン」⇒「コントロールパネル」⇒「ハードウェアとサウンド」⇒「電源オプション」の「画面の明るさ調整」で変更できます。
ブルーライトカットのPCメガネを着用する
ブルーライトカットのPCメガネは、PCから放たれているブルーライトを最大で約50%もカットしてくれます、これを着用することで、目が疲れにくくなります。
私はパソコンに向かうときには必ずPCメガネをかけます。ちなみに私は使っているPCメガネはこれです⇓。
ツボをマッサージする
百会・太陽
百会・太陽ツボはパソコン疲れなどで起こる精神的な緊張を和らげてくれる代表的なツボです。
頭部の血行を促すとともに、頭痛による不快な気分を爽やかにしてくれます。長時間パソコンから起こる頭痛のときにマッサージしましょう!
百会(ひゃくえ)の場所は両耳と正中線の交点になります。太陽(たいよう)の場所は目尻の外側の大きな凹みの部分です。
合谷
合谷(ごうこく)は万能のツボと言われています。目の疲れ、肩こりからくる頭痛によく効きます。
合谷(ごうこく)の場所は手の甲を上にして、親指と人差し指の骨が合わさる谷間にあります。強く押すと痛みを感じる場所が合谷です。
押すポイント:
- 親指などの指で押しも揉みして「痛いけど気持ちがいい」と感じるくらいの強さが最適です。
- 息を吐きながら押し揉みして、息を吸いながら力を抜きます。これを1ヶ所につき大体5~10回繰り返します。
- また、力を緩めるときも指は肌(ツボ)から離さないように、そしてあまり強く押しすぎないように注意しましょう。
- 頭のツボを押さえる時は、髪を出来るだけよけて指が頭皮に直接当たるようにしましょう。
まとめ
パソコンから来る頭痛は、肩こりや首こりなどその血行障害から来ている原因があるので、ツボをマッサージをするのも効果的です。
またパソコン作業の時間を減らすことが大事ですね。長時間パソコン作業が体に悪影響を及ぼすこともあるので、定期的に休憩を取るように心がけましょう。