皆さんトマトジュースはお好きですか?けっこう好き嫌い分かれますよね。
健康や美容のために飲んでいる方はいるかもしれませんが、トマトが苦手で、全然飲めない方は意外と多いようです。
しかしトマトは体にとても良い野菜です。
イタリアのガン研究所の調査によると、トマトを1週間に7個以上食べている人は、2個以下の人に比べて、消化器系のガンの危険率が約6割まで下がったというデータがあります。
今回はトマトをギュッと絞ったトマトジュースの効果効能や1日の目安量などをお伝えしたいと思います。きっと飲みたくなりますよ。
トマトジュースに含まれる栄養素は?
トマトジュースには、健康によい栄養素がたくさん含まれています。具体的に見てみましょう。
リコピン
トマトジュースの赤色という色素成分です。ガンや老化など、体にさまざまな悪影響を及ぼす活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
リンゴ酸・クエン酸
トマトの酸味成分です。疲労回復に効果があるといわれています、長引く疲労感にお悩みの方や夏バテなどで体力が消耗している方にオススメです。
食物繊維のペクチン
トマトジュースには食物繊維の「ペクチン」という成分がたくさん含まれています。腸内の老廃物を排出する働きがあるため、便秘解消や改善などに効果的です。
ケルセチン
これはトマトの皮に多く含まれる成分です。血管を丈夫にする働きや、血液の流れを改善させる効能があります。
カリウム
トマトジュースには、カリウムも含まれています。体内の余分な水分と塩分を排出する働きがあるため、むくみの改善と高血圧の予防に役立ちます。
またトマトに含まれる成分で最近特に注目されているのがアミノ酸(たんぱく質の構成成分)の一種であるギャバ(GABA、正式名はγ-アミノ酪酸)です。
ギャバは、私たちの脳や脊髄にも含まれており、40代から急激に減りはじめ、10代のころに比べると半分以下になるそうです。
このギャバは脳のさまざまな機能を調整する神経伝達物質として働いていて、気持ちを落ち着かせる効果、血圧上昇抑制、糖尿病改善、ダイエットなど、さまざまな効果効能があります。
ギャバが不足すると、イライラしてストレスを感じやすくなり、不眠やウツ、高血圧、自律神経失調症、さらに認知症を発症するリスクも考えられます。
トマトジュースの効果&効能について
素晴らしい栄養素を兼ね備えているトマトジュースですが、さまざまな健康効果をもたらしてくれます。
- ガンの予防効果
- 便秘解消効果
- 免疫力を高める効果
- ダイエット効果
- シミやシワ、ソバカスの予防や美肌効果
- 糖尿病の予防効果
- 抗ストレス作用
等々、生のトマトだとどうしても食べられる量が限られますがトマトジュースなら手軽に摂取することができます。
おすすめなトマトジュース
トマトジュースの代表といえばカゴメのトマトジュースですね。
さらっとした口当たりで生のトマトをかじったときに溢れる水分を飲んでいるような感覚に近いです。生トマトが好きな方にぴったりです。
トマトジュースを飲み過ぎには要注意!1日の目安量は?
どんな良いものでも「やりすぎ」は禁物です。体に良いトマトジュースもそうです。
トマトジュースを飲み過ぎると、トマトジュースに含まれる「リコピン」という色素は肌が黄色くなる症状が出る可能性があります。特に、皮膚が厚い足の裏や手のひらに出やすいとされています。
またトマトジュースを過剰摂取することで、お腹が冷えて、お腹がゆるくなって、調子が悪くなるという報告もあります。1日1,000ml前後飲み続けている人は注意が必要です。
トマトジュースは基本的に1日コップ1杯、約200mlくらいが理想的だといえます。多くても2杯くらいです。
最後に
トマトジュースは健康や美容によく、積極的に摂取することで健康にも役立ち、美肌効果も期待できます。
しかし、飲み過ぎると悪影響が出る可能性があるので、1日の目安量を守って普段の生活にトマトジュースを摂り入れてみてくださいね。