日本人の中に「タイ米=まずい」と思ってる人は少なくありませんね。
1993年日本は記録的な冷夏でお米の出来が悪く、翌年の1994年に「日本国内で米不足」になり、日本政府は、急遽「タイ米を輸入」しました、しかし、このタイ米がとても不味かった!
なので、年配の日本人がタイ米に対して「まずい・気持ち悪い」というイメージがあります。
実際にどうでしょうか?
タイ米(インディカ米)とは?味は?
タイ米(インディカ米)とは、長細い形をしており、日本米より粘りは少なくパサパサ感があるお米です。
学名は「オリザ・サティバ・サブスペシース・インディカ」を略して「インディカ米」とも呼ばれています。
世界の米生産量の80%はタイ米で、タイの米輸出量は世界第1位となっています。タイをはじめベトナム、カンボジア、中国中南部、アメリカなど広く栽培されています。
日本では20世紀末の冷害によって、低品質なタイ米が輸入されたことで、タイ米はパサパサして不味いというイメージがありましたが、しかし、いざ食べてみると美味しかった!
粘り気が無く、あっさりしていて、やや淡泊な味です、良い香りがする高級なタイ米もあるようです。
とろみの少ない「インドカレー」にはよく合います。タイ米で「チャーハン」を作ると簡単にパラパラになって美味しい!
タイ米の栄養、カロリーや糖質
日本米とタイ米の100gあたりのカロリーを比較してみると、生米の状態で100gあたり:
- タイ米のカロリーは369kcal
- 日本米は358kcal
意外にタイ米の方がややカロリーが高いです。
タイ米100グラムあたりの糖質は約70グラムで、日本の米とあまり変わらない。
しかし、糖尿病患者さんが関心しているGI値でいうと日本米の84に対してタイ米は50前後と言われています。
GI値とは食後血糖値の上昇度を示す指数のことです。GI値が高いと食後血糖値が高くなり、高血糖の状態となって、太りやすくなります。
日本米と比べるとカロリーは多少ありますが、食後血糖値の観点からみると、タイ米には歓迎すべきですね。
タイ米の美味しい炊き方
タイ米の美味しさを最大限に出すには、タイ米の性質に合った美味しい炊き方があります。
その炊き方は、「湯取り法」と呼ばれる調理方法です。
湯取り法とは、お米をたっぷりのお湯で茹でる方法です。最後にお湯は捨ててしまうので、パスタの調理方法と似ています。
湯取り法でタイ米を炊くと、フワっと軽い食感になります。
「湯取り法」の炊き方
- タイ米をきれいに洗う
- 大きめの鍋に米と水(水の量はお米の5倍)を入れて火にかける
- 沸騰したら弱火にし、10~13分茹でる
- 米をザルに上げ、水気を切る
- 米を鍋に戻し、蓋をして5分程度蒸らしたら出来上がり!
普通の炊飯器で炊く方法
- タイ米をきれいに洗って、たっぷりの水に浸け、30分程度吸水させる
- 炊飯器に水気を切ったタイ米と同量の水を入れて、塩、オリーブ油を加える
- 炊飯器のスイッチを押すだけ。
最後に
タイ米は、上手に炊くと、さらっとしたふんわり食感が美味しいご飯に炊き上がります。
カレーなどスパイスの効いた料理におすすめです。
好みの炊き方を見つけて、美味しい料理と一緒にタイ米の食感を楽しんでみてくださいね。
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