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手続き記憶(体で覚える)のメカニズムとは?その驚きの効果と応用について!

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「体で覚える」という言葉をよく耳にしますよね。

若い頃自転車の乗り方は一度覚えると、長い間乗らなくても、久々に乗ってみたら、けっこう上手く自転車に乗れた、というようなことがありませんか、これは体が覚えているという現象です。

心理学では、こうした体で覚えた記憶のことを手続き記憶と呼んでいます。

ここでは手続き記憶(体で覚える)のメカニズムとその効果&応用についてご紹介したいと思います。

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手続き記憶のメカニズム

記憶の種類

脳の記憶には、いくつもの種類があります。その中に頭で覚える「宣言的記憶(陳述記憶)」と、体で覚える「手続き記憶」があります。

宣言的記憶(陳述記憶)はむずかしい漢字を覚えるなど、学習した知識に関する意味記憶と自分が経験したことに関するエピソード記憶の2種類があります。

宣言的記憶をするときに、役割をはたしているのは「海馬」です、この記憶は、一度覚えても、けっこう忘れてしまったりします。

手続き記憶とは、簡単にいうと「体で覚える記憶」のこと。

例えば自転車の乗り方や泳ぎ方などを一度しっかり覚えれば、なかなか忘れることはありません。10年間も自転車に乗らなくても体が覚えていて、ちゃんと乗ることができます。

手続き記憶のメカニズム

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「手続き記憶」で役割をはたしているのは、海馬ではなくて脳のずっと奥にある「大脳基底核」と「小脳」です。

大脳基底核は身体の運動の調節や姿勢、筋肉の緊張を調整など様々な機能を司る、小脳は筋肉の動きを細かく調整してスムーズに動くために働きます。

私たちが一生懸命に体を動かし、何度も失敗をくりかえしながら練習するうちに、「大脳基底核」と「小脳」のニューロンネットワーク(神経回路網)が正しい動きを学び、一連の動きをセットにして記憶し、大脳のほうの指令を通さずに自動的に体を動かすことを可能にします。

ですので、一旦自転車に乗ることを覚えてしまえば、何も考えなくても乗れるようになるのです。

手続き記憶には段階があるんです。例えば、自転車に乗ろうとするとき、自転車に乗るには、まずペダルに足をかけてと考えますよね、これは陳述記憶です。

次は「筋肉が引っ張られた」とか、「どれだけ力が入った」という筋肉の情報として小脳で制御されるようになり、意識せずとも自然に反応するようになります。

つまり、コツやスキルは体が覚えていくのです。

手続き記憶の効果と応用

手続き記憶の効果

手続き記憶は一度覚えると、ずっと忘れないという特徴があります。

小学生のころに一度覚えた漢字の書き順も、ずっと忘れないものです。歌でも、歌詞を読むだけではなく、じっさいに発声して何回も歌ってこそ、体に染み込んだ記憶になります。一度覚えてしまえば、何かをやりながらでも歌えるようになります。

英語もできるだけ手書きして覚えたほうが、忘れにくくなりますね。

手続き記憶の応用

資格を取得

手続き記憶、つまり体で覚えるという方法は資格を取得するために効果的な方法です。

方法として、参考書などまったく使わず問題集ばかり解いていくのです。答えがわからなくても、ひたすら解いて進んでいきます。

この作業を同じ参考書で3回~5回繰り返しやるのです。もちろん回数は多ければ多いほど良い。

これを続けると意味すらわからなかった問題を読んだ瞬間に答えがわかります。これを毎日4時間、2カ月半~3カ月やれば資格は合格できるはずです。

文章力アップ

これは文章が書けない人が書けるようになる体で覚える方法です、

やり方は良い文章の模写ですね。パソコンやワープロで書き写しでもいいですが、出来れば手で書き写すようにしましょう。

この手で書き写すというのは、非常に苦痛な作業だと思いますが、これさえ越えれば、苦痛ではなくなり、日常生活の一部となってきます。そこまでになるとすでに身体が覚えだしているわけです。

模写に使う時間は、長いに越したことはありませんが、時間がとれない場合は、一日に10分~15分でもかまわないので、かならず模写をするように心がけましょう。

まとめ

いかがでしょうか?頭で覚えるよりも体で覚えるほうが記憶に残りやすく、定着するし、何よりも小難しいことを考えずにできるので、遠回りのようで近道です。

是非試してみてくださいね。

 

 

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