子供の頃から、親や学校の先生に、家に帰ったら石鹸を使って手を洗うように教育を受けている人がほとんどかと思います。
冬場になると、会社やお店のトイレなどに「ウイルス感染を防ぐためにも石鹸を使って手を洗いましょう」と言う張り紙が貼ってある事が多いです。
石鹸を使った手洗いにどの位殺菌効果があるのか、手洗いの時には石鹸は必ず必要なのか、その辺りについて調べた結果をお伝えします。
石鹸とは?主成分は何?
石鹸は、汚れを落とすための洗浄剤の1つです。
主成分は、動植物の油脂で、製造過程により、香料や炭酸塩などの添加物が含まれているもの、含まれていないものがあります。
純石鹸と言うのは、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムだけで作られたもので、添加物を含んでいない石鹸です。
近年、水なしで使えるドライシャンプーというものが、災害時や介護の現場で活躍していますが、一般には固形石鹸や液体タイプの石鹸がまだまだ主流です。
石鹸の消費期限はどのくらい?
石鹸は、口に入れるものではないため、消費期限がないものと思われがちですが、厳密にはあります。
一般の石鹸は、未開封の状態で、製造から3年以内に使う事が望ましいとされています。
水に溶かして泡立てる事が出来ればまだ石鹸としての機能が働いているという事で問題ありませんが、一部の香料入りの特殊な石鹸などは、品質管理の点から消費期限が定められている場合がありますので、パッケージを確認した上で利用しましょう。
ただ、期限切れだからと言って害があるものではありませんので、ご安心下さい。
石鹸で殺菌できますか?
石鹸は抗菌剤や殺菌剤のように、直接細菌を死滅させることができませんが、取り除くことつまり「除菌」ができます。
正しく使う事で汚れを落とすにつれて、それに付随する菌も大半を取り除けます。さらにアルカリによって細菌が繁殖しづらい環境を生み出すことができます。
花王生活科学研究所の実験によると、手を洗ったときの除菌効果に対して、普通のせっけんでは95パーセント、殺菌効果をうたった薬用石けんでは98パーセントの効果があったということです。
風邪やインフルエンザなどの流行の時期、手洗いの励行がアナウンスされる事が増てくるのですが、実はバイ菌を洗い流すだけでもほとんど予防できるんです。
石鹸で正しい手洗いの仕方
簡単な手洗いでも効果はありますが、汚れはやはり綺麗さっぱり落としたほうが良いです。
ヘルスケア大学のサイトで紹介されている正しい手洗いの手順をご紹介させていただきます。
- まず、腕時計や指輪などのアクセサリーを外す。
- 流水で手を湿らせ、石鹸を適量手に取り、両手でよく泡立てる。
- 手のひら全体をこすり合わせ、泡を伸ばす。
- 手の甲をもう片方の手のひらで、こするようにして洗う。
- 両手の指と指を組むようにして、指の間をもみ洗いする。
- 親指をもう片方の手のひらで包み込み、軽く回転させて洗う。
- 指先で、もう片方の手のひらをひっかくように動かして洗う。
- 手首を反対の手のひらで軽く握り、回転させて洗う。
- 流水で、泡を完全に洗い流す。
- 最後に、清潔なタオルやペーパータオルなどで水気をよく拭き取り、十分に手を乾かす。
最後の10もとても重要な部分です。
せっかく丁寧に手を洗っても、最後に、菌のいっぱいついたタオルで拭いては、手洗い効果が台無しになってしまうからです。
外出時には自分専用のハンカチを使うか(勿論こまめに取り替える必要があります)、ペーパータオルで手を拭くようにしましょう。
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まとめ
ウイルスの流行期以外でも、細菌やウイルスはそこかしこに散らばっています。
外出からの帰宅時、トイレの後、食事を作る時、食事をとる前など、手洗いを習慣づける事はとても大切です。
自宅で石鹸のストックをきちんとするのは勿論、手を拭くタオルを清潔に保つのも大切な要素ですので、そこもきちんと抑えるようにしましょう。