お気に入りのバッグや服のファスナーが動かなくなったり、噛んだり、外れたりして困ったことはありませんか?
破れたわけでもないし、古くなったわけでもないのに、捨てたらもったいないんですね。直し方を知っていれば、自分でも対処できますよ!
ここでは外れたりかんだりしてしまったファスナーの簡単な直し方を紹介します!お役に立てば幸いです。
ファスナーの仕組み
まずファスナーが噛み合う仕組みについて勉強しましょう。
画像出典:http://www.globalstandard.jp/
ファスナーには、テープ、エレメント(務歯)、スライダー(開閉部分)の3つの部分があります。
- エレメント:は実際に噛み合う「歯」の部分のこと。
- スライダー:はファスナーを開け閉めする際に歯を嚙みあわせる部分です。
- テープ:ファスナー専用につくられたものです。
ファスナーは、歯車の原理を利用して、スライダーによって左右の務歯同士が順に組み合わさってゆき、自在に開閉できる構造になっています。
開いている状態からスライダーを引っ張って動かせば、動かした位置まで閉まり、逆に、閉まっている状態からスライダーを引っ張って動かせば、動かした位置まで開く仕掛けになっているのです。
ファスナーが動かなくなってしまった時の直し方
ファスナーが動かなくなってしまった!無理やり閉めると、さらに頑固に動かなくなってしまって、最悪の場合ファスナーを壊してしまう恐れもあります。
このような場合、無理に開け閉めようとするのではなく、逆に元の方向へ戻すようにすると直る場合が多いです。
それでもまだ直らない場合は、鉛筆を使います。鉛筆でエレメントをこすってから動かすと、動くことがあります。
それでもダメな場合は、石鹸やワセリン、リップクリームを塗ってみてください。動くようになるかもしれません。
ファスナーが噛んでしまった時の直し方
急いでいるときに布を噛んで動かなくなった時もありますね、その時、あせれば焦るほど余計に噛んでしまいますよね。
その時、イライラぜずに、ファスナーを動かす前、噛んでしまった布を引っ張ることです。
布を引っ張る方向はファスナーに対して水平に行うとうまくいきやすいのです。
ファスナーが閉めても下のほうから開いてしまう時の直し方
ファスナーが閉めても下のほうから開いてしまう原因は、ファスナーのつまみがついている元の「スライダー」という金具部分の開きが大きくなっている可能性が考えられます。
ファスナーを噛み合わせる力がわずかに緩んでしまっているだけで、閉めたはずなのに開いてしまうようになるんです。
ですので、スライダーの部分を少しだけ、ラジオペンチで挟んで締めてあげるだけでいいんです。
ファスナーが外れてしまった時の直し方
スライダーが両方にエレメントにかかっているのが基本状態ですが、スライダーが緩くなってしまい、片方のエレメントから外れてしまった、ということもありますよね。
その時スライダー部分を広げて再び噛ませ直すという方法を説明します。
手順は以下の通りです。
- スライダーのエレメント部分を噛みこんでいる場所をマイナスドライバーなどを使って少しずつ広げる
- 開いたところへエレメントをねじ込む
- 開いたスライダーをペンチなどを使ってしめる
この方法は最後閉める際に締め過ぎてしまうとファスナーの動きが悪くなる可能性もあるので慎重に行って下さい。
ファスナーの滑りを良くする方法
ファスナーの滑りが悪いと、開け閉めしていくうちに、またいつかスライダーが緩んできて、閉まらなくなるかもしれません。
その時は、家庭によくあるロウソクや石鹸などでファスナー部分にこすりつけたりすれば直ります。
他には、ファスナー専用のシリコーン系配合の潤滑スプレーもあります。
通販のシリコンスプレーが販売されてますので、それを「シュ~!」とひと吹きかけるだけ!
あとがき
まだまだ使えるバッグや服なのに、ファスナーが壊れて捨てるしかない・・・なんて事になったらように、今回紹介した方法を参考にして、自分での修理に挑戦してみてくださいね。