あなたはお料理がお好きですか? する方ですか? 食べる方ですか? それとも両方?
お料理を作る事、食べる事に関心のある方なら、サフランという名前はご存知ではないかと思います。
味は知らないけれど、名前だけは知っている場合もあるのではないでしょうか。
サフランは、ハーブのスパイスです。
そのサフランにまつわる色々な情報、効果や効能、それに、サフランがない時の代用品について、色々調べてみた結果をこれからお伝えしていきます。
サフランとは?
サフランを辞書で調べてみました。
アヤメ科の多年草。クロッカスの秋咲き種。葉は線形で、花後に伸びる。11月ごろ紫色の6弁花が咲く。赤い花柱は止血剤などに、また香辛料、化粧品の着色剤として使われる。
とありました。
更にウィキペディアで調べてみたところによると、西南アジア原産で、最初に栽培されたのがギリシアとされていて、地中海の島で発掘された壁画によると、青銅器時代から栽培されたと考えられているそうです。
だとすると、人類とはとてもお付き合いの長い植物なのですね。
サフランを買おうとすると、値段が高くてびっくりされると思います。
それもそのはず、サフランが使われるのは、めしべの部分だけです。ですので、300~500本の花からたった1gしか採取できないので、とても高価なのです。
サフランの使い方
サフランというと、サフランライスが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
サフランの使い方としては、サフランライス、サフランティーなどのポピュラーなものから、着色料としての用途もあります。
また、古代では女性特有の症状に効く薬として使われていたくらい、婦人病に効果の高い成分がありますので、漢方としても使用されています。
お料理だけじゃないのですね。
というか、最初は薬として使われていたものが、料理の材料としても使われるようになった、というのが、サフランの歴史なのです。
サフランの効果・効能と注意点
サフランは、元々薬として使われていただけあって、優れた効果・効能があります。
主なものは以下になります。
- 記憶力の増進効果
- 高ぶった気分の鎮静効果
- 更年期障害の抑制効果
- 月経困難症(月経不順・生理痛など)の緩和効果
- 咳を鎮める効果
- 冷え性の解消効果
- 血行の促進効果
更年期障害、月経関連の障害の緩和効果は女性にはとても嬉しくありがたいのですが、同時に注意点もあります。
それは、サフランは強い効果をもたらすハーブなので、効果・効能のほか、副作用もあるという事なのです。
代表的なのが、
- 子宮収縮作用
- のぼせやほてりの発生作用
です。
特に、妊娠中の女性は摂取を控える必要があります。
それ以外の方も、1日の摂取量を0.1gから0.3g位に留めるようにしておきましょう。
いくら美味しくても好きでも、サフランライスやサフランティーを毎日飲食するような事は避けたほうがよさそうです。
サフランがない時~その代用になるのは?
サフランは高価なので手が出ない、あるいは使いたい時に切らしてしまった、という場面に遭遇する事もあるかと思います。
そんな時、サフランの代用品になるものをご紹介します。
①ターメリック
②カレー粉
③くちなしの実
お料理をする人のお役立ちサイト「クックパッド」でも紹介されているのがこの3つです。
サフランの黄色を出したい時に役立ちます。
ただ、ターメリックとカレー粉は香りと味にエスニック色が強くサフランの香りと違いすぎるため、香りや味に邪魔されない代用品にするならくちなしの実をお薦めします。
まとめ
サフランについて解説してきましたが、ここには書ききれないほど、サフランは奥の深いハーブスパイスです。
お料理に使う時、サフランの色々に思いを馳せ、美味しさを引き出していってください。