子供の頃のお弁当に、よく桜でんぶが入ってたりしませんでしたか?巻きずしやちらし寿司などに入ってる事も多いですが、最近はキャラ弁とかでも彩り用食材として人気です。
そんな桜でんぶのいろいろについてご紹介したいと思います。
桜でんぶとは?どんな味がする?カロリーは?
桜でんぶというのは、見た目と味から想像しにくいかも知れませんが、実は魚肉または畜肉加工品です。
江戸前寿司のお店では「おぼろ」と言われていますが、北海道の一部の地域などでは「そぼろ」とも呼ぶそうです。
作り方によって異なりますが、基本的にくせがなく、ふんわりとした甘い味です。
桜でんぶのカロリーは100gあたり280kcal ;大さじ1(約10g)の場合は28kcal。
桜でんぶの原材料って何?代用のものは?
日本では鯛やタラなどの白身魚が原料になっている事がほとんどです、桜でんぶの場合は食紅などで色付けされています。
中国や台湾では豚肉・鶏肉・牛肉を使って作られているため、食べ方は少し日本のものとは違い、おにぎりや惣菜パンの具の定番です。
東南アジアでは、豚肉・牛肉・鶏肉・魚肉のほか、なんとカエルの肉を使って作るものもあるそうです。ミャンマーにはエビで作るでんぶもあるとか。
カエル肉のでんぶ、ちょっと怖いですが、食べてみたい気もします。
桜でんぶを使わずに、甘くないものでピンクか赤っぽい彩に出来たらと思う人がいるかもしれませんが、筆者がそんな時に新生姜の甘酢漬け「ガリ」を刻んだり、紅鮭を焼いてから細かくほぐしたり、
「いくら」などで代用しました。
桜でんぶの作り方について
市販の桜でんぶはちょっと甘すぎる、でもキャラ弁当は定番として、それ以外のお弁当の彩りでも使いたい。
そんな方には、自作する事をお薦めします。
(参考:クックパッドのおとめておさん作)
材料:
- たら:1切れ
- 合わせ調味料A 食紅:少々 水:数滴
- 合わせ調味料B 砂糖:大さじ1/2強 酒:大さじ1 塩:1つまみ
作り方:
- 皮と骨をとったたらをしっかり茹でる。
- たらを水につけたザルの中で大まかにほぐす。身のかたいところや血合い部分は外す。軽く揉んで水を替えて、5回ほど繰り返す。
- 解した身と合わせ調味料B全部、合わせ調味料Aをほんの少量入れて弱火にかけ、よく混ぜながら水分を飛ばす。焦げ付きに注意。
- ある程度ほわほわになったら火を消し、余熱で水分を飛ばして出来上がり。
桜でんぶの使い道や簡単レシピ
肉でんぶは中国や台湾ではおにぎりや惣菜パンの具の定番、と書きましたが、日本の桜でんぶも、同じように応用できます。例えば、元々甘めに作る卵焼きとは相性抜群♪
という事で、クックパッドから桜でんぶをつかった卵焼きのレシピ、それにもう1品をご紹介させていただきますね。
桜でんぶのサーモンピンクの卵焼き
(参考:クックパッドのsweettermさん作)
材料:
卵:1個 桜でんぶ:小さじ2 オリーブオイル:少々
作り方:
割りほぐした卵に桜でんぶを加えて混ぜる。
1. 卵焼きの場合、オリーブオイルを熱したフライパンで卵を焼く。
2. 薄焼き卵の場合、オリーブオイルを熱した大きめのフライパンに流し、焼けてきたら端を箸にかけて裏返す。火を止め余熱で焼く。
桜でんぶの甘辛ねぎ焼き
(参考:クックパッドのれいにあさん作)
材料:
- 桜でんぶ:20~30g
- ねぎ:200g
- 小麦粉:50g
- 桜えびまたはあみえび:大さじ2
- 天かす:大さじ2
- 卵:1個
- 濃口醤油(たね用):小さじ1
- 濃口醤油(仕上げ用):大さじ2以上
作り方:
- ねぎを小口切りにしてボウルに入れる。桜でんぶ。小麦粉、桜えびまたはあみえび、天かすも入れ、全体を混ぜてから、卵を割り落として絡ませる。
- 醤油小さじ1と水を50ccほど入れて、箸で下から持ち上げるようにさっくり混ぜる。
- 熱して油をひいたフライパンにたねを均一に広げ、蓋をして中火寄りの弱火でじっくり焼く。こんがりしたらひっくり返し、今度は蓋をせずにもうしばらく焼いた後、醤油(お好みの量)を回しかけてすぐ火を止めて出来上がり。
桜でんぶはどこで売ってるの?
桜でんぶはスーパーの何コーナーに売ってますか?と聞いてくる人がいるのですが、調べてみると、スーパーによって桜でんぶを置く場所がバラバラみたいです。
乾物コーナーにある場合もあるし、ふりかけの売り場にある事もあります。うちの近所では、かまぼこコーナーにありました。
最近よくネットで買っています。
楽天市場で桜でんぶの人気商品を価格比較や口コミで検討できますし、購入することでポイントも貰えるので、とてもお得!セール商品や送料無料商品も多数ありますよ。
まとめ
甘いのでご飯に合わない、という人も多いですが、自作なら、甘みや色合いを自分で好きな感じに調節できるので良いのではないでしょうか。
醤油などに絡める事で、逆に素材の旨味を引き出す味わいに仕上げる事も出来ます。桜でんぶを使ったレシピは色々ありますので、よろしければ色々お試し下さいね。