とうもろこしと言えば、夏の野菜の代表選手。暑い夜に食べる茹でたてのとうもろこしはまた格別ですよね。
旬は夏ですが、今はほぼ1年中食べる事が出来ますし、缶詰などもポピュラーです。
そんなとうもろこしでダイエットする方法がある、と話題になっているのをご存知ですか?なぜ炭水化物であるとうもろこしでダイエット出来るのか、実際の効果はどうなのかを調べてみました。
とうもろこしは炭水化物(糖質)の塊!1本のカロリーは?
とうもろこしは炭水化物(糖質)が多い
とうもろこしを食べたら、甘いですね、これは炭水化物が多く含まれでいるから。
炭水化物とは糖質+食物繊維で構成されているのです。とうもろこしは糖質が高い食材と言えますね。
そんなとうもろこしは炭水化物量はどれぐらいなのでしょうか?
実は食品成分表によると、とうもろこし100gあたりの炭水化物量は17gとなっています。
他の野菜と比べてみると(100gあたり)
- 人参:9g
- 玉ねぎ:8.8g
- そら豆:16g
- キャベツ:5.2g
野菜中でとうもろこしの炭水化物量が多いということが分かります。
とうもろこし1本のカロリーは
とうもろこし1本のカロリーは138kcal
100gあたりのカロリーは92kcal
他の代表的な炭水化物のカロリーを、100gまたは1人分の1回食べる量のカロリーで比較してみると:
- 白いご飯: 100g:168kcal 1膳:269kcal
- 食パン: 100g:264kcal 1枚:158kcal(6枚切り1枚)
- うどん: 100g:105kcal 1玉:242kcal
こうしてみると、炭水化物の中でも1人分の量のカロリーは低めだという事がわかります。
とうもろこしの栄養と効能は?
とうもろこしは炭水化物なので糖質も多く含まれていますが、同時に、タンパク質、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、食物繊維なども豊富に含まれています。
特に食物繊維ですが、食物繊維が多いと言われるごぼうよりも多く含まれています。
これらの栄養分により期待できる効果は、
- 冷え性の緩和、貧血の改善
- むくみ予防と改善
- 疲労回復
- 美肌効果
- 便秘の予防と改善
などです。
とうもろこしはダイエットに効果的なの?
とうもろこしが他の炭水化物に較べて低カロリーという事が分かりましたが、イコールダイエットに効果的、というだけではありません。
とうもろこしに含まれている栄養素が、ダイエットに有益なサポートをしてくれるんです。
特に大きな働きをしてくれるのは、タンパク質とビタミンB1とビタミンB2 と食物繊維、そしてリノール酸です。
これらの成分が、基礎代謝アップ、糖質代謝アップ、脂肪燃焼、便秘の解消などの効果を上げてくれるので、ダイエットに有効なんです。
ダイエットに効果的な食べ方は?
ただ、とうもろこしを何も考えずに食べるだけでダイエットに効果がある、という訳ではありません。
例えば、生で食べる場合、茹でて食べる場合、醤油などを塗って焼いて食べる場合で、それぞれカロリーは変わってきてしまいます。
当然焼きとうもろこしにする場合が最もカロリーが多いのですが、では茹でて食べれば良いのか、というと、それもちょっと違います。
なぜなら、茹でる事によって、ダイエットに対して有益な栄養分が流れ出してしまう事が多いからです。
なので、おすすめなのは、蒸して食べる事。あるいは、電子レンジで調理して食べる事です。
これなら、大切な栄養素を逃さず、あまさず体に取り入れる事が出来ます。
生で食べるという方法もありますが、鮮度が良くない、あるいは生で食べるのに適していないとうもろこしもありますので、安全に食べるには、蒸して食べる、あるいは電子レンジで調理して食べる事をお薦めします。
とうもろこしの効果的な食べ合わせ
とうもろこしは、食べ合わせを工夫すると体に対する働きかけを強化する事が出来ます。
アンチエイジング、冷え性解消効果に適した食べ合わせ
とうもろこし+ごま・カボチャ・クルミ・大豆
むくみの解消に適した食べ合わせ
とうもろこし+ひじき・ハトムギ・レタス・冬瓜
美肌効果促進に適した食べ合わせ
とうもろこし+そら豆・海苔・ハム・レモン
疲労回復効果に適した食べ合わせ
とうもろこし+ジャガイモ・枝豆・グリーンピース
まとめ
とうもろこしのダイエットにまつわる情報について重点的にお伝えしましたが、その他の健康効果も素晴らしいですよね。
とうもろこしはおやつ代わりに食べたり、置き換え食にしたりするなど、更にダイエット効果を期待できます。
上手に生活に取り入れ、美容と健康の向上に役立てて下さいね。