煮物とかを作る時、落し蓋を使いますか?
何か面倒だし家に丁度いいサイズの落し蓋がないから使った事ない、という方。わざわざ落し蓋を買う必要はありません。家に普通にあるもので代用できるんですよ。
今回は、落し蓋を使う利点と、簡単な落し蓋の作り方をご紹介させていただきますね。
落し蓋とは?
落し蓋は、煮物などを作る時に、鍋に入れた材料に直接かぶせるようにして使います。
大きさは、煮物などを入れた鍋より一回り小さめのものがベストです。
製品化されているものでは、鍋の大きさに合わせて調節できるタイプのものもあります。ステンレス製のもの、木製のもの、シリコン製のものが流通していますが、前述の通り、家にあるもので代用する事も出来ます。
落し蓋として使える素材については、後の項で詳しくご紹介します。
煮物に落し蓋をする意味や効果は?
美味しい煮物を作るためには、落し蓋が基本です。以下に、その素晴らしい効果を挙げていきます。
- 煮汁が少なめでも、材料に均等に火が通る
- 材料に味が染み込みやすい
- 煮崩れを防ぐ効果がある
- 煮汁の蒸発を防ぐ
- 材料の匂いがこもるのを防ぐ
- 使わない状態より少ない時間で仕上げる事が出来る
などなど。
使うタイミングは、煮物を煮込み始め、最初に沸騰してアクが出始めた時です。そこでさっとアクを取った後、落し蓋をかぶせましょう。
落し蓋がない時代用できるものは?
商品化されている落し蓋も良いものが揃っていますが、家にあるけど鍋のサイズと微妙に合わない、あるいは持っていない、という場合、家にあるもので簡単に代用できます。
むしろ、代用品のほうが、洗い物が少なく抑えられるので、代用品しか使わない、という人もいます。私です。
落し蓋の代用品として使えるものは、
- クッキングシート
- キッチンペーパー(ただし耐水性のもの)
- アルミホイル
- 和紙
など。
一般的なのは、クッキングシートとアルミホイルです。この2つの落し蓋の作り方について、順番にご紹介していきますね。
クッキングシートの落し蓋の作り方
クッキングシートを使った落し蓋の作り方を、クックパッドのブログからフレイクさん作のをご紹介します。
材料:適当な大きさのクッキングシート
作り方:
- クッキングシートを、煮物あるいは焼き物に使う鍋やフライパンの大きさに合わせた大きさに切る。大体の大きさでOKです。
- 切ったクッキングシートを四つ折りにする。
- たたんだクッキングシートを、対角線に合わせて2ヶ所、ハサミで切るか、手でちぎる。これも適当でOKです。
- 広げて、使う鍋やフライパンよりやや小さめになっていたら出来上がり♪
同じような感じで、耐水性のキッチンペーパーで作る事も出来ます。キッチンペーパーを使う場合は2枚重ねにした方が良いです。
アルミホイルの落し蓋の作り方
次に、アルミホイルの落し蓋の作り方を、同じくクックパッドの亜紀の料理さんのブログからご紹介します。
材料:アルミホイル
作り方:
- アルミホイルを、使う鍋またはフライパンの大きさに切る。
- 鍋またはフライパンの大きさに合わせて丸く折り曲げ、真ん中に菜箸などで穴を開けて出来上がり♪
私は、いつもアルミホイルを使っています。
アルミホイルの落し蓋の場合、上記のレシピには書いていないのですが、軽くくしゃくしゃっと丸めてから広げてから、使う調理器具の大きさに折り曲げましょう。
母に習った方法ですとアルミホイル数カ所に穴を空けるのですが(間隔は適当でOKです)、アルミホイルは軽くて浮きやすいので、真ん中1か所だけ穴を開けるという方法のほうが、アルミホイルの場所が安定しやすいのでおすすめです。私も今後はそうします。
ただ、アルミホイルを使った落し蓋にはいくつか注意点があります。それは、
- 酸性の強い食材(トマトや酢やレモンなど)を多めに利用している煮物や焼き物だと、アルミが反応して溶け出してしまう事がある
- 鍋の素材がアルミ製以外の金属鍋だと、アルミが反応して溶けてしまう事がある
- 前述の通り浮きやすいので、おたまなど、少し重めのもので抑えておく必要がある
など。
安全性から言うとクッキングシートに軍配が上がるのですが、それ以外の煮物(短時間で仕上げられるもの)の場合は、ハサミなどを使う必要のないアルミホイルがお手軽で便利です。
食材によって使い分けるのがベストですね。
まとめ
落し蓋は、実は、代用品のほうがおすすめです。
洗う手間が少なくなるのに加え、アクがクッキングシートやアルミの上に浮いてくるので、アク取りの手間が少なくて済むためです。
面倒くさがり、というと聞こえは悪いですが、時短が出来てしかもお手軽な代用落し蓋、使わない手はありません。
今まで使っていなかったという方、是非この機会に落し蓋を導入して、美味しい煮物焼き物をより美味しく作ってみて下さいね。