寒くなってくる季節は、鍋を食べたくなりますね、鍋といえば、欠かせないのが白菜です。今夜は鍋にしようと、白菜を切ってみたら、真っ白な白菜一面に黒い点々が出ていた!
何これ!カビ?汚れというわけではなく洗っても取れません。
食べても大丈夫なんだろうか?
あまりに気持ちが悪いので捨ててしまった、という方もいるようです。
ここでは白菜のいろいろな情報や特にその黒い点についてご紹介していきます。
白菜の旬の時期はいつ?一玉分のカロリーは?
1年中市場に出回っているほど、ポピュラーな白菜ですが、 もちろん旬の時期というものがあります。
白菜の旬は冬
白菜が最も美味しい季節は11月~翌年2月。その頃の白菜は甘みを蓄えた、より美味しい物になります。
白菜を沢山生産している所は茨城県と長野県だそうです。その両県で全国の約半分を賄っている事になります。
白菜の栄養
白菜は95%が水分ですが、ビタミンK、葉酸、カリウム、マグネシウム、鉄、ビタミンC、イソチオシアネートなどの栄養が豊富に含まれています。また、食物繊維が豊富なので、便秘やダイエットにも効果的です。
白菜の癖のない淡白な味は他の食材と相性が良く、とても使いやすい食材です。
一玉分のカロリーは?
白菜のカロリー:14kcal /100g
一玉分のカロリーは大きさにもよりますが、大体140~240 Kcal/1玉
他の野菜と比較してみると:
- 大根のカロリーは100gあたり18 Kcal;
- キャベツのカロリーは100gあたり23 Kcal;
- ブロッコリーは100gあたり33 Kcal;
白菜がとても低カロリーな野菜だということがわかりますね。
茎や葉先にカビのような黒い点の正体は?
この白菜の黒い点の正体は病原菌などによる症状ではなく、カビや虫ではありません。ハクサイ自体がもつ生理反応です。
栽培環境や保存環境を原因とするストレスにより、白菜の細胞壁に「ポリフェノール」という物質が蓄積され、細胞壁の変色が、黒い外観として顕れたものです。
これは「ゴマ症」といい、ハクサイの葉の白い軸の部分によく発生する現象です。
つまりこの黒い点の正体は、「ポリフェノール」なのです。
食べても大丈夫?
ポリフェノールとは植物特有の成分で、苦味や渋み、色素のもととなるもので、血圧降下や殺菌、抗酸化作用があり、人体に害はありません。
但しゴマ症を発症している葉の成分は窒素量が多く、大量に摂取すると肝障害や生殖機能の障害といった健康被害を招く恐れがあります。
この硝酸態窒素は水溶性のため、茹でた汁は捨てれば大丈夫です。
ですので、ゴマ症の白菜は、そのまま食べても特に問題はないです。どうしても気になる場合は、茹でて食べるようにしましょう。
白菜は便秘に効くのはなぜ?
友達の体験談ですが、ある韓国ドラマを見て、便秘の美女が生白菜に味噌をつけて食べたら、便秘解消されたというシーンがあったので、真似して食事の時にサラダ代わりに白菜の白い軸の部分を5枚ほどお皿に盛って、味噌をつけて食べ続けていました。その後、毎日快便でした。
白菜の約95%は水分でできているのですが、栄養素をバランスよく含んでいるのが特徴です。特に便秘の解消が期待できる水溶性食物繊維、マグネシウム、イソチオシアネートが含まれています。
水溶性食物繊維はビフィズス菌などの善玉菌を増やす働きがあり、腸内の環境を整える作用もあるため、便秘や下痢の症状が改善されます。
マグネシウムは、体内で約300種類以上もの酵素の働きを助けるミネラルの一種です。便に水分を与えやわらかくしてくれる効能があるため、便が出やすくなります。 マグネシウムが配合されている便秘薬(下剤)もあるみたいです。
消化不良だと未消化の食べ物は悪玉菌が好む餌となり、悪玉菌が増え便秘が悪化してしまいます。イソチオシアネートは解毒酵素の活性化とともに殺菌作用もあるので、直接便秘解消にはならないかもしれませんが、消化が良くなることによって、補助的に便秘解消されます。
便秘に効く食べ方のポイント
イソチオシアネートは熱に弱い栄養素なので、生白菜を細かく刻んだりよく噛んで食べることが便秘によく効くのです。
また、生で食べるとビタミンCやカリウムも壊さずに摂れますので 美肌効果や風邪予防効果、むくみ解消にも期待できます。
ですので生で食べることがオススメです。
白菜、にんじんのマヨサラダ
簡単でモリモリ食べられる白菜サラダを紹介します。
- 白菜は水で洗い、千切りにし、塩ひとつまみを揉み込み5分ほど置く。軽く水で洗い、絞り水気をきる。
- にんじんは薄めにスライスし、千切りにする。
- ボウルに白菜、にんじん、めんつゆ大さじ1、マヨネーズ大さじ2、適量のすりごまを入れて、混ぜ合わせて出来上がり♪
すりごまをたっぷり入れるとおいしいです♪
最後に
私は白菜と豚肉のミルフィーユ鍋が大好きです!生であまり食べたことないですが、頑固な便秘で悩んでいる方は、ぜひチャレンジしてみるといいですよ!