エシャロットってなに!ニンジン?たまねぎ?私がさいしょに聞いたときは、おしゃれな小物入れか、おしゃれなニンジンなのかなと思いました(笑)
何となく野菜っぽいなというのは分かりますが、聞いてすぐ分かるって人は、かなりの料理通なのではないでしょうか。
そんなエシャロットについて、気になっていろいろと調べてみました。
エシャロットとは?どんな味?
エシャロットとは、香味野菜の一種でたまねぎの変種になります。中東原産なので、名前は中東の都市アシュケロンから由来したそうです。
見ためは小たまねぎのような形をしていて、乾燥した薄い皮に包まれており、紫たまねぎを2つ合わせたような表面が薄い紫色をして、中は白く、紫タマネギとよく似ています。
味は、にんにくとタマネギの中間みたいに、ぴりっと辛くて、さわやかな味です。
ステーキのソースに刻んで使われたり、お肉、お魚のにおいを消したり、フランス料理にかかせない食材の一つだと言われています。
エシャロットとエシャレットの違いについて
ここで間違いやすいのが、エシャレットと呼ばれる若摘みらっきょうです。
エシャレットとは?
エシャレットはもともと「根らっきょう」、つまりらっきょうを若いうちに収穫したものです。
売上が上がるために、もっとお洒落な呼名はないかと、こちらのエシャロットと形が似ていることもあって、エシャレットと呼ばれるようになりました。
エシャロットとエシャレットはまったく別物
エシャレットとエシャロットは、ハッキリ言ってまったく別物!
エシャレットは、若どりらっきょう
エシャロットは、小型のたまねぎのことです。
エシャレット
エシャロット
この若摘みらっきょうのエシャレットとエシャロットは全く別ものです。こちらと明確に区別するために、若どりラッキョウを「エシャレット」とし、小型玉ねぎを「ベルギーエシャロット」と呼ぶことになったようです。
エシャロットの栄養と効能
エシャロットの栄養面はどうなんでしょうか?気になりますね〜!このエシャロット、たまねぎの仲間ということもあり、ずばり栄養価は豊富です!
栄養分比較表(可食部100gあたりの含有量)を参考にした数値を紹介します。
エシャロットの栄養100gあたりの含有量:
- ビタミンC: 21 mg
- カルシウム: 20 mg
- 鉄 0.8 mg
- ビタミンB6 0.1 mg
- マグネシウム 14 mg
またビタミンb1、ビタミンb2、葉酸、そしてビタミンKも入っていたりと嬉しい栄養素がたくさん入ってます。
さらにエシャロットは切ったり刻んだりと、調理の過程でアリシンという栄養素が生れます。
このアリシンは新陳代謝を良くし、ダイエット効果や、疲労回復、血糖値の上昇を抑えてくれる物質で、そのほか血液サラサラ効果やカラダを温めてくれる効果もあるので、冬に向けて免疫力アップにもなります。
エシャロットの食べ方は?
香味野菜としての使われ方が多いようで、エシャロットだけをメインで食べるということはあまりないようです。
ですが一時期ブームになったエッグベネディクトのオランデーズソースに使われていたり、臭み消しやスライスしてお肉やお魚に散らして食べたり、まるごとローストして付け合わせにすることもあります。
たまねぎよりも風味がよく香り高いので、料理が一段階レベルアップするのかも。ニンニクほど臭いを気にしないで使え、たまねぎほど甘くないので、使い勝手がよく、フランス料理には風味付けとして欠かせない食材のひとつです。
ない時代用できるものは?
エシャロットは玉ねぎの変種なので、にんにくと玉ねぎの中間ぐらいの味をしているから、ない時は玉ねぎで代用できます。
そのとき玉ねぎ7割とにんにく3割でエシャロットの味によく似っています。
まとめ
エシャロットは日本ではまだ一般的ではないので、ほとんどが輸入に頼っています。
香味野菜として風味付け、料理のアクセントや臭み消しなど、こっそり使っていたら、かなりおしゃれかもしれませんね。
根らっきょうのエシャレットと混同されることもありますが、スーパーなどで見かけたらぜひ一度は試してみてくださいね。