冬になると食べたくなのはやっぱり「鍋料理」、ネギは鍋の具材として主役になりますよね。
東北の人は根深ねぎ、白い部分が多いネギが普通だと思ってましたが、関西の方は青ネギ、九条ネギなど青い部分がほとんどなんですね。
そんなネギの保存方法や効果・効能などをお伝えしていきます。
ネギの種類や保存方法について
昔から薬味として利用されてきたネギは大まかに分類すると根深ねぎと葉ネギの二種類です。
根深ねぎ
根深ねぎは白い部分が多いねぎです。
新聞紙に包んで、冷暗所に立てて保存しましょう。温度の高い夏などはできるだけ冷蔵庫に入れます。
葉ねぎ
葉ネギは緑の部分が多く、根元から葉の先まで食べられるネギ。
青い部分の方が乾燥しやすいので、軽く濡らした新聞紙で包んで、冷蔵庫に入れて保存します。そのままポイッと冷蔵庫に入れると葉先の方がだんだんと茶色くなるから。
使いかけのネギの保存方法
冷蔵庫
2、3日であればラップやポリ袋で十分です。
長期保存なら密閉できるジッパーに縦で入るようにカットして、3センチくらい水に浸して保存します。冷蔵庫で倒れないようにするのがポイント。
水に浸した分の辛み成分は抜けますが、こうすることで乾燥を防ぎシャキシャキを維持できます。繰り返し保存するときは水を取り替えてます。時間が経っても皮を1枚剥げば使えます。2、3週間は大丈夫。
冷凍庫
冷凍庫で保存する場合は、刻んで水分を切って保存します。味噌汁の具材など一回分ごとに分けると便利です。辛みや風味は落ちるので薬味としては使えませんが、一ヶ月程度の長期保存が可能です。
青い所と白い部分の違いはあるの?
ネギの青い部分は緑黄色野菜に分類されます。栽培のとき太陽の光を浴びた部分が青くなり、青白それぞれ栄養がありますがビタミン類はこちらの方に軍配が上がります。β-カロテンを多く含んでます。
白い部分は淡色野菜と呼ばれ、栽培するときに土をかぶせていた部分が白く、関東ではこの土寄せという作業をするので、白い部分が多くなるんです。
ビタミン類はやや劣りますが、アリシンなどのアリル化合物を豊富に含んでおり、加熱することにより糖度がまして甘いネギになります。
生で食べるとどんな効果をもたらしてくれるのか
ネギって、生で食べると辛い刺激がありますよね。体を温めて発汗作用や、風邪を引いているとき解熱の効果が期待できます。
さらに生で食べることによって、胃液などの分泌を良くして食欲増進に一役買ってくれるといわれています。
お蕎麦やうどんにネギが入ってると食欲がわくイメージってありますよね。逆にネギなどの薬味がないと物足りないです。
この刺激となるのは「アリシン」と呼ばれる成分の働きによるものです。元は硫化アリルという物質が酵素により変化したもの。この効果は加熱することにより弱まってしまいますので、生のまま食べるとより効果的です。
加熱以外にも水に浸したり、時間が経つことで効果は弱まります。
食べ過ぎるとどうなるの?
どんなに身体に良いものでも、食べ過ぎると身体によくないです。
先ほど述べたように、ネギに含まれる「アリシン」と呼ばれる成分は食欲促進や血流改善、殺菌作用が非常に高い物質です。取りすぎることによって、胃腸への刺激が強すぎて、胃粘膜の荒れなど胸やけ、胃がムカムカするようになります。
またアリシンは強い殺菌作用を持つ一方、独特な臭いが強烈で口臭として残る事もあります。食べ過ぎると口臭だけではなく、体臭にも影響が出ます。
ですので胃腸が弱い方が過剰に食べてしまうと逆効果になって、吐き気や胸ヤケの原因となる場合があります。
まとめ
ネギについていろいろとお伝えしましたが、実はネギは古くから滋養強壮野菜として親しまれています、最近ではネギの効能が注目されて、生で大量に食べるようになりました。
生で食べるときはできるだけ新鮮なものを選びましょう、辛いのが苦手な人は、水に漬けたり加熱したりするなどするといいかもしれません。