フランス料理やイタリア料理に使われることが多い「ズッキーニ」、その名前を国内でも耳にすることが多くなりました。
スーパーやデパートでよく見かけるあのきゅうりのような、なすのような独特な形状のズッキーニ。それでも食べたことがない人の方が多いかもしれませんね。
- ズッキーニは、生でも食べられるのか?
- どんな調理法があるのかな?
今回は、そんなズッキーニについて調べてみました。
ズッキーニって、どんな野菜?
ズッキーニは、ウリ科でカボチャ属に属する野菜、原産地は中南米だと考えられています。
「ズッキーニ」は、イタリア語で「小さなカボチャ」という意味、見た目はきゅうりに似ていますが、実はかぼちゃの仲間です。かぼちゃは完熟した実を食べますが、ズッキーニは未熟な実を食べるんです。
国内での生産量ランキングは、政府統計の2008年のデータによると、1位(宮崎県)、2位(長野県)、3位(千葉県)、4位(群馬県)、5位(茨城県)となっています。
圧倒的な生産量を誇る宮崎県のズッキーニはとても有名!
ズッキーニの旬
4月頃からスーパーやデパートの生鮮食品売り場でよく見かけますが、実はズッキーニの旬は6月~8月です。
6月から8月にかけて最も美味しい時期となっています。
ズッキーニの種類
ズッキーニにも、いろんな種類があるのをご存知でしたか?
グリーンズッキーニ
よく見かけるのは、きゅうりの太い形をして、濃い緑から鮮やかな緑色のグリーンズッキーニです、主にフランス料理やイタリア料理に使われることが多く、炒め物や煮物に最適。
黄色いズッキーニ
形はグリーンズッキーニと同じようなもので黄色いズッキーニもあります。皮が薄めでやわらかく、淡泊で癖のない味が特徴です。
丸いズッキーニ
さらに丸いズッキーニもあります。まさしく、かぼちゃの小さいやつといった見た目です。直径5~10cmほどで、まん丸としています。果肉の量が多いのが特徴です。
花ズッキーニ
花ズッキーニというのもあります。太いきゅうりの頭に花が付いているといったイメージです。花のところにチーズや挽肉などを詰めて、揚げ物にする料理があります。
ズッキーニの栄養価について
ズッキーニには、カリウム、βカロテン、ビタミンCが多く含まれ、さらには、ビタミンKや、マグネシウム、マンガン、カルシウムなども含まれています。
可食部100gのズッキーニにはなんとカリウム320mg;βカロテン320μg;ビタミンC20mgも含まれているんです。
カリウムは水分バランスを調節する働きがありますので、むくみ解消に効果的です。血圧を下げる効果や利尿作用も期待できます。
βカロテンには、コレステロールの酸化を防いで、悪玉コレステロールを減らす作用があります。
ビタミンCは、活性酸素による体内の老化や酸化を抑える還元作用があります。
ズッキーニって生食できるの?美味しい食べ方は?
ズッキーニの生食について
実はズッキーニは生でも食べられることはご存知でしょうか?
サラダや酢漬けにして食べることができます。ズッキーニを生のまま薄くスライスして、レモンとオリーブオイルをかけ、サラダとして食べるとおいしいです、
また千切りしたズッキーニに塩やオリーブオイル、イタリアンドレッシングで味を調えてサラダにしてもおいしい!イタリアンドレッシングとよく合いますよ♪
ズッキーニの美味しい食べ方
ズッキーニを焼いて食べる
薄くスライスしたズッキーニを歯触りが残るくらいに焼いて、バターやオリーブオイルと絡めればOKです。
ズッキーニを揚げて食べる
ズッキーニは、フライや天ぷらにしても美味しいです。
ズッキーニを煮て食べる
ズッキーニは、味噌汁の具にすることもできます。また、トマト煮で調理するレシピも多いです。
ズッキーニを詰め物の器にする
ズッキーニの中をくりぬいて肉詰めをするレシピも豊富です。
ズッキーニの保存方法について
まだ、ズッキーニは常温保存が好ましいです。ズッキーニの水分を逃さないように、ラップや新聞紙で1本づつ包んで、冷暗所で保存してください。カットしたズッキーニは、野菜室がおすすめです。
カットしていない状態で常温保存の期間は1週間、野菜室でカットしたズッキーニの保存期間は、4~5日を目安にしてください。
冷凍保存をする場合は、サイコロ状にカットして、レンジで形が崩れない程度に加熱してから、冷凍します。
くっつかないようにトレイに並べて完全に凍ってから、袋タイプのものに移し変えるとあとで使いやすすくなります。カレー料理やトマト煮に利用してみてください。
まとめ
ズッキーニは、きゅうりを太くしたような形、色は緑、黄色のものが定番です。他には、丸型のズッキーニや花ズッキーニなどもあります。
名前の印象で、おしゃれな素材のような趣ですが、ズッキーニは家庭料理に使える野菜ですね。