とろ〜り美味しいチーズ。パンに挟んだり、パスタやハンバーグの上に乗せたりと、いろんな料理に合わせられるので使い勝手が良く、おいしさもアップするのでたいへん重宝する食材だと思いませんか。
私はそうですが、みなさんもご家庭の冷蔵庫に常備しているのではないでしょうか?
チーズが高カロリー食材
チーズは、簡単にいうと牛乳の水分を無くしたもので、牛乳の旨みや成分を凝縮させたもの、100gのチーズを作るために、なんと10倍の牛乳が使われるのですよ。
ここで気になるのはやっぱりチーズのカロリーですよね!「チーズが高カロリー?」というのはみなさんも耳にしたことがあるはず。
実際にどのくらいのカロリーがあるでしょう?種類ごとにそれぞれ見てみましょう。100g当たりのカロリー
- カッテージチーズ 105kcal
- モッツァレラチーズ 280kcal
- プロセスチーズ 339kcal
- ゴーダチーズ 380kcal
- パルメザンチーズ 479kcal
ご飯(精白米)168kcalなので、ややカロリーは高めといえるでしょう。
種類によって異なりますが、フレッシュなやわらかいタイプと熟成の進んだものや硬質なものでカロリーに違いがありますね!硬いものや塩分濃度のあるものは、より多くの牛乳を使ってる分、カロリーが高めになってます。
チーズにカビが生えても食べられる?
市販チーズのカビ
カビの生えたチーズってたまに売ってますよね?見た目やカビという語感から、食わず嫌いな方もけっこう聞きます。
カビの生えたチーズでまっさきにおもい付くのが、あの有名なブルーチーズ。青い斑点模様のカビをまとい、においが強いので好き嫌いが別れるチーズだと思います。
もちろんこのカビは安全な菌を選んで培養しているので、食べてもカラダに悪いことはありません。
日本の納豆もけっこう強烈なにおいですが、納豆菌を使っておいしくしてますよね。海外でもおなじような感覚で、カビ菌を使って熟成と発酵を促しているというわけですね。
実はカマンベールチーズの表面の白い部分は、なんと白カビだったりします。
放置してできたカビ
日常生活のなかで生えてしまったカビはどうでしょうか。
パンやお餅とおなじようにチーズも、しばらく放置しているとカビが生えてしまいます。こちらのカビは安全な菌を選んだわけではないので、食べてはいけません。
もし食べるときはカビのところを大きく取り除いて、変な味がしないか確かめてください。味がしっかりしていれば、ほとんどの場合は大丈夫なようです。
ベストな保存方法とは?
ここでチーズの保存方法をいくつかご紹介します。
1日〜2日であればラップで巻いて冷蔵庫に入れるだけでもいいとおもいますが、高価なチーズやできるだけ長く保存たいときはどうすればいいでしょうか?
冷凍する方法
冷凍すると長期保存できそうですが、解凍したときにチーズの組織が崩れて、風味や味が落ちてしまうというのが欠点です。
その欠点を回避する方法としては、解凍しないこと。加熱調理で使うことです。冷凍したものは解凍せずに、一気に加熱調理して使うことでおいしさそのままです。
とろけるチーズなど、加熱を前提で使うものは冷凍でもいいとおもいます。
ラップに包んで保存
基本はラップに包んでします。さらにジッパーやフタ付きの容器などで密閉し、冷蔵庫の野菜室に入れます。
冷蔵庫の湿度はチーズにとって低め、チーズにとって乾燥しやすいところです。保存容器やジッパーにレタスやパセリなどの野菜の一部を一緒に入れてあげると、湿度を調整してくれます。濡らしたペーパーで代用してもいいです。
パラフィンシートに包んで保存
高価なチーズはパラフィンシートかオーブンシートに包んで保存するのがベストです。あとはラップとおなじように野菜の切れ端といっしょに保存容器に入れ、冷蔵庫の野菜室で保管します。
ラップは通気性がないので、チーズが呼吸できない状態です。熟成がストップしたり、味の劣化につながりますがパラフィンなどはチーズの熟成を促してくれます。
プロセスチーズ(加工チーズ)に関しては、一度加熱形成されているので、それ以上熟成することはありませんが、ナチュラルチーズや少し高価なチーズはしっかり保存してあげた方がいいですね。
食べ過ぎるとどうなる?
太る
チーズの脂肪分は燃焼されやすい中鎖脂肪酸が含まれているといわれますが、それ以外の脂肪もいっしょに含まれていますので、やはり食べ過ぎれば太ってしまいます。
頭痛
またチラミンという成分が含まれており、多く蓄積されると頭痛や血圧上昇などの症状を引き起こす恐れがあります。
体臭
脂肪分を取り過ぎることになると、腸内にあるひだひだの絨毛に脂肪が詰まってしまい、腐敗していくので、体臭が強くなるのです。チーズを多く食べるときは、サラダなど食物繊維といっしょに取ることが理想です。
一日の目安量
一日だいたい50gから60g程度であれば適量といわれていますので、スライスチーズで3枚〜4枚分です。それ以上はできるだけ食べないようにしましょう。
まとめ
いろいろと伝えましたが、まとめてみると
- カロリーが高いものは牛乳の栄養が凝縮されている
- 市販のカビのチーズは食べても安全
- 高価なチーズは乾燥に気を付けて保存する
- 食べ過ぎると、やはり太ってしまう
チーズの知識が深まりましたね。いろんな種類のあるチーズ。市販チーズのカビはチーズを熟成させるためのもので、熟成に使うカビ菌にもいろんな種類があるのだとか。
高価なチーズは乾燥に気を付けて保存しましょう。