皆さん、「デーツ」というドライフルーツを食べたことがありますか?
甘いのに栄養豊富で太りにくいことから、話題になって、今注目されているドライフルーツです。さらに女性に嬉しい美容成分がたっぷりと含まれているので、美意識の高い女性たちに支持されています。
そんな「デーツ」はいったいどんな食べ物なのか?栄養や効果効能についてご紹介したいと思います。
デーツ(ナツメヤシ)って何?どんな食べ物?
ナツメヤシ
デーツ
デーツとは「ナツメヤシ」というヤシ科の常緑高木の実のことです。
原産地は北アフリカや中東とされ、アフリカを中心とした乾燥した熱帯域で多く栽培されています。
ナツメヤシの木は、どんな過酷な環境下でも育てやすい植物です。 非常に生命力が強く、その生命力の強さから「生命の木」と呼ばれています。さらに、一本の樹から収穫できるデーツの量はなんと約15000個!
ナツメヤシの歴史はとても長く、古代エジプトの時代から栽培されていたと考えられています。旧約聖書創世記ではエデンの園の中央に植えられた「生命の木 (Tree of Life)」はナツメヤシがモデルになっていると言われています。
日本では、種を抜いてから乾燥させ、ドライフルーツとして販売されている事が多いですが、食感はねっとりとしていて、よく「干し柿に似ている」と言われています。
デーツの栄養や効果効能は?
デーツをよく食べる国では、1日1粒食べれば生きられると言われる程、デーツの栄養価が高くて、絶世の美女と言われる「クレオパトラ」の美容食だそうです。
デーツには鉄分、カルシウム、カリウムなどのミネラルや食物繊維が豊富に含まれ、その含有量は果実の中でもトップクラス!
甘みが強いですので、糖質が気になるという方がいるかもしれませんが、実はデーツは自然の甘みだから、砂糖のお菓子よりも血糖値の上昇が穏やかです。
栄養が豊富なデーツはどんな効果が期待できるでしょうか?
- 貧血予防
- 妊娠中の栄養補給
- 二日酔いの改善
- 精神の安定
- むくみ改善
- 美肌効果
- 免疫力アップ
- ダイエット効果
などの効果が期待できます。
デーツとなつめの違いは?
なつめ
デーツ
ナツメとデーツは、形は似ているけど、全くの異なるものです!
「ナツメ(棗、なつめ)」と呼ばれるものは、漢方の生薬名は「大棗(たいそう)」です、
デーツのヤシ科の植物と違って、ナツメはクロウメモドキ科の植物、薬効が高いことから、漢方薬の重要な材料のひとつとなっています、もちろんフルーツとして食べても美味しいです。
乾燥したナツメは、皮がちょっと硬くて、中はフカフカしている感じ、甘味は穏やか。一方のデーツは、ねっとりとした濃い甘さで、ナツメとは全く違う食感ですね。
デーツのおいしい食べ方
デーツの食べ方はさまざまです。
果実をそのまま乾燥させたドライフルーツとして摂取するのが栄養を余すことなく取れるので、1番良いですが、ジャムやゼリーにしたりお菓子にしたり、お酢やお酒に漬けたりするのも良いです。どれでも美味しい!
またデーツは牛乳やヨーグルトとの相性も良いため、一緒にミキサーにかけたものを朝食代わりにしても良い!
デーツはどこで手に入れるの?
普通のスーパーに置いていない事もありますが、Amazonや楽天などの通販で手に入れることができます。
最後に
ドライフルーツのデーツは、高温や高湿に弱いため、冷蔵庫で保管しましょう。
おいしく栄養が豊富といっても食べ過ぎは太るに繋がるので、1日3~5粒を目安にすると良いようでしょう。1日の量に気をつけながら、健康や美容のために、食生活に取り入れてみてくださいね!