子どもって、いったいどこで遊んでたの?ってくらい泥汚れなどつけて来ますよね。あとは学校の上履きなどけっこう洗う頻度が多く、汚れのしつこそうなのもあったりします。
ここでは、子ども靴や大人の靴の洗い方についてお伝えしていきます。
子ども靴の洗い方
外履きスニーカー
泥がヒドいときはいきなり洗わずに、一度乾かしてブラシなどを使ってできるだけ泥汚れを減らしていきます。たくさん汚れたままに水につけると泥が別のところに付着して、おもわぬ手間が増えたりします。
中敷き、紐があれば紐を取り出して別々に洗いましょう。
40℃くらいのお湯につけますが、お湯がなじんでくればいいです。汚れ具合に応じて5分〜30分と調節します。
どこにでもある普通の石鹸で大丈夫ですので、石鹸を多めつけブラシでごしごし擦って汚れを落としていきます。お湯につけた分けっこう嬉しいくらい汚れが落ちていきます。
傷つきやすいところは優しく、小さい靴や細かいところは歯ブラシを使うと掃除しやすいです。
汚れが落ちたら、ぬるま湯で石鹸の残りをしっかりすすぎ、乾かすときは吊るすか、新聞紙の上に置いて乾かしますが、型くずれが心配な場合は詰め物をしておくといいです。
温度が高くなると、ゴムなどが溶けたりやわらかくなるので、なるべく直射日光は避けて干しましょう。
上履き
学校などで毎日穿く、子どもの上履きです。真っ白で持っていったのに、見事な黒みをつけて戻ってきます。一週間も穿くとコップ一杯分の汗を吸収しているともいわれます。
この染み付いた汚れは擦ってもなかなかキレイになりませんよね。なので洗剤といっしょにお湯につけ込みます。外履きと違って、長めに30分〜1時間くらいつけ込むと汚れが落ちやすくなります。
このあとブラシをかけると綺麗に落ちてきます。歯磨き粉などでブラシをかけていくのもいいようです。臭いが気になるときは重曹水に一晩つけても効果的です。
それでも汚れが落ちないときは漂白剤に一晩つけ込むと真っ白になります。重曹+漂白剤をダブルで使うこともでき、より強力です。
干すときは、スニーカーなどと同じで、直射日光を避け、形が崩れないように注意しましょう。
登山靴の洗い方
もともと防水性能が高い登山靴。じゃぶじゃぶ洗ってしまうと、汚れが取れたとしても、防水効果が下がってしまってはショックですよね。
洗うときに気を付けたいのが、ゴシゴシしないでスポンジなどで優しく洗います。中敷きは水洗いして大丈夫ですが、内側は極力濡らさないようにして、ブラシや汚れを拭き取る程度にします。
紐などは普通に洗っていいですが、金属などが錆びないように、しっかり乾かしてから靴に戻しましょう。
乾かすときは段ボールの箱に戻したりせず、日陰で2、3日乾かし靴棚などにしまっておきましょう。
スエード靴の汚れの落とし方
スエードは革なので、洗いずらい素材になります。なるべく汚さないように気を付けていても、汚れてしまうことってありますよね。基本的に起毛の部分の汚れはブラッシングをして取り除いていきます。
擦ったような汚れ
擦ったような汚れは、ブラシと起毛革専用消しゴムを用意します。専用消しゴムがなければ、普通の消しゴムでも大丈夫です。(黒ずんでいる消しゴムは白くして使います)ワイヤーブラシをゆっくり毛を起こすように、丁寧にかけていきます。
それから擦ったような汚れ部分に消しゴムを当てて、ゆっくりと擦って汚れをおとしていきます。擦ったくらいの汚れはこれで取れることが多いです。このとき白っぽくなることがありますが、毛並みを整えていくと徐々になくなっていきますので、大丈夫です。
靴の臭いを対策するコツ!
お掃除や料理など何でも使えて、何かと便利な重曹。水洗いできる靴であれば重曹水につけ込むだけで臭いが取れます。
自家製消臭剤
使わなくなった靴下に重曹を100ccほど入れ、靴下の踵部分で結び目をつくります。これで簡単!自家製の消臭剤に。気になる靴のなかに入れて繰り返し2、3ヶ月使えます。
手早く!急遽臭いを取りたい!
急遽靴の臭いを取りたいときも重曹が使えます。直接靴にかけて、靴をたくさん振ります。重曹が臭いの元を吸い取ってくれます。(中和してくれます)振り終わったら靴のなかの重曹を取り除けばスピーディに消臭できます。
まとめ
靴の正しい洗い方を伝えました、まとめてみると、
- 泥汚れがヒドいときはある程度泥を落としてから洗う
- 子どもの上履きは石鹸を塗り30分から60分つけ込む
- 登山靴は防水性能を損なわないように優しく
- スエード靴の擦り汚れは消しゴムが使える
- 靴の臭いには重曹が良い
いかがだったでしょうか。それぞれ素材の違いや、泥や汗など汚れ方の違いでも洗い方が変わってきます。
靴にこだわる人はオシャレな人が多いと聞きますが、できればその靴に合ったお手入れをして、お気に入りの靴などは長く穿いてあげることが、地球やお財布に優しいことかもしれませんね。