数年前から人気が急上昇してきた珪藻土バスマットや珪藻土コースターは店頭でもよく見かけます。
水がサッと消えていくのは見ていて気持ちがいいですね。オシャレで機能的なので、使ってみたいという方も多いはず。
最近話題の珪藻土コースターを使ってみましたが、なんとカビが生えてしまった!カビが繁殖しにくいのが珪藻土の特徴なのですが、なぜ?カビの取り方は?
とても不思議でいろいろと調べてみました!
珪藻土とは?珪藻土製品の特徴は?
珪藻土とは?
珪藻土(けいそうど)は、珪藻の殻が化石になって積み重なって固くなった土です。
珪藻土の主成分は「二酸化珪素(SiO2、)」でガラスと同じ。植物性プランクトン(藻)が化石化したもので、昔から火に強い土として、七輪、コンロ、耐火断熱レンガの原料として使用されてきました。
珪藻土製品の特徴は?
珪藻土製品の最大の特長は吸水性が高いという点です。その表面は多くの穴が開いていて、吸水性・速乾性がいいのです。
また脱臭・消臭効果もあります。
すぐに乾くので干す手間が不要なので、洗濯することも不要です。
なぜカビが生える?
実は珪藻土には空いている無数の極々小さな穴があります、穴の数はなんと木炭の5000~6000倍といわれています。
これらの無数の小さな穴が湿気を自動で吸ったり出したりします。
夏場湿気が多い場合は湿気を吸収し、冬場乾燥している場合は放出するという性質があるので、結露対策建材としても活躍しています。
但しお風呂場や梅雨の時期など湿度が高く上手く湿気を放出できない状態が続くと、カビが生えてしまうこともあります。
湿度の高い日本では湿気が溜まってカビが繁殖しやすい環境になっているので、油断するとあっという間にカビが生えてしまいますよね。
なので、珪藻土バスマットや珪藻土コースターが使用したあとは、乾燥している場所に移って、水分を充分に放出させてあげる必要があります。
なるほど、常に湿度が高くなりやすいような場所で使い続けると、珪藻土は上手く湿気を放出できなくなり、内部にどんどん水分が蓄積されてカビが生えてしまうのですね。
コースターやバスマットのカビの取り方
カビキラーを吹きかける
カビキラーは次亜塩素ナトリウムや水酸化ナトリウム、界面活性剤などが主な成分となっています。
珪藻土製品には、漂白剤を使用することができます。そのため、カビキラーなどの漂白剤をカビの部分に吹きかけると、カビキラーの強力な殺菌作用でカビを取ることができるのです。
手順はカビが生えた部分にカビキラーのスプレーを吹きかける、しばらく放置して泡が珪藻土バスマットに完全に吸収されたら、軽く水で洗い流します。
洗い流したあとは、風通しの良い場所で乾かしてから使いましょう。
カビ取りスプレー
珪藻土にカビが生えてしまった時は、カビに特化したカビ取りスプレーもオススメです。長年放置した頑固な黒カビも除去できます。
徹底的にカビを除去したいという方は、カビキラーよりもカビ取りスプレーがオススメです。
カビ対策や予防法
吸水性・速乾性に優れた珪藻土は、少し工夫するだけでカビの発生を押さえることができます。
珪藻土バスマット
珪藻土バスマットを使用してから、タオルで水気を拭き取り、必ず立てかけるようにしましょう。
そうすると裏表両面から湿気の発散を促すことができます。
また、月に1回は風通しの良い所で陰干しを行いましょう!中に溜まった湿気をしっかりと発散させることができます。
直射日光に当てると割れてしまうので、必ず日陰で干すよう注意をしましょう。
珪藻土コースター
珪藻土コースターを使用したら、風通しの良いところに立てかけ、湿気を溜めないようにしましょう!
特に珪藻土コースターの裏面に湿気が溜まりやすいので、注意しましょう。
珪藻土コースターが汚れたとしても、石鹸や洗剤で洗ってしまうのはNGなので気をつけてください。
洗剤や石鹸は目詰まりの原因となり、吸水しなくなってしまうからです。
まとめ
珪藻土には無数の小さな穴があるので、湿気を吸ったり出したりすることができます、上手く湿気を放出できない状態が続くと、カビが生えてしまうのです。
そんな時、カビキラーやカビ取りスプレーをカビが生えた部分に吹きかけると、カビを取ることができます。
カビ対策として、珪藻土製品を使用したら、風通しの良いところに立てかけ、湿気を溜めないように心掛けましょう!