あおさは、皆さんは、どのようにして食べていますか?味噌汁、酢の物、佃煮、パスタ、サラダなど、いろんな食べ方がありますよね。
また、名前のイメージでよく似ている青のりは、お好み焼きにふりかけるというように、トッピング的な印象があります。
今回のお話しは、あおさの方です。栄養と効果や効能、美味しい食べ方など、どんな魅力があるのかを探ってみましたので、どうぞ参考にしてください。
あおさとは?カロリーはどれくらい?
あおさは、一言で表すと海藻の一つです。そして、食用のあおさは、ヒトエグサ(一重草)が使われています。形は葉っぱ状で、食品として加工された場合は、フレーク状になります。
あおさの生産方法には、天然採苗(さいびょう)と人工採苗があります。
天然採苗(さいびょう)は、一番大事な「海面に浮上してくる遊走子を海苔網に付着させる」という時期が台風の時期(9月~10月)と重なることあって、被害を受けることもあるそうです。
それで、人工採苗という方法も用いられているということでした。こちらは、あおさの種となる遊走子を作るところから始めます。
あおさのカロリー
あおさのカロリーは、100gで130kcal です。
1食分を3gとした場合は4kcal といったところですね。
同じような海のもので比較してみると次の通りです。
- 真昆布:145kcal/100g
- わかめ:117kcal/100g
- 板海苔:173kcal/100g
- 青海苔:150kcal/100g
別の見方で、130kcalのものを探してみると蕎麦一杯分(180g)でした。
あおさの栄養と効果・効能について
あおさには、なんと牛乳の8倍のカルシウム、ほうれ草の2倍の葉酸が含まれています。
また、野菜で抽出できにくいビタミンB12が他の海藻よりも豊富なのも特徴の一つです。
40%以上が食物繊維であるのも特筆するべきところでしょう。
カルシウム
カルシウムは、ご存知の通り、人間の身体で骨や歯を作るミネラル成分です。
その他にも、血液を凝固させて傷口を治す働き、筋肉の収縮や心臓の拍動にも、欠かせない成分とも言われています。
葉酸
葉酸は、細胞の生まれ変わりや赤血球を作り出すために必要な栄養素です。
生理を安定させることができるということで、妊活中の女性にも摂取することがすすめられています。また、妊娠初期の女性には、胎児の健康、発育のために重要な働きを見せてくれます。
ビタミンB12
ビタミンB12は、悪性の貧血を予防する葉酸とともに、赤血球中のヘモグロビン生成をサポートしてくれます。
食物繊維
あおさは、水溶性食物繊維が豊富で、腸内の環境の改善、脂肪分の吸収の軽減、急激な血糖値の上昇の防止、血圧の上昇の防止などが期待されます。
あおさの美味しい食べ方
あおさは、水戻しをしてから料理に使います。戻し方はボールなどに水を入れて、5分くらいつければOKです。
さらに、異物を取り除くために水洗いをしましょう。最後に、ザルで水を切ってから料理に使用して下さい。
水戻しをしたら、吸い物や味噌汁、酢の物、海草サラダなどにして美味しく食べることができます。
ここでは、なかなか、お目にかからない「あおさの炊き込みご飯」を紹介しますね。
あおさの炊き込みご飯
材料:
米:3合; 顆粒だし大さじ1; しょうゆ大さじ1; 塩ひとつまみ; 水は通常の3合炊き分 あおさ:10gくらい。
作り方:
作り方はとても簡単です。
STEP1:米を研いで、30分~1時間おきます。
STEP2:全ての材料を炊飯器に入れて、全体をまぜあわせてから、スイッチを押す。
STEP3:炊き上がったら、しゃもじで全体をもう一度まぜあわせたら、完成!
調味料と水のバランス加減は、お好みによって調整してくださいね。しらすやあさりを入れると、さらに海の香りが楽しめます。
鹿児島県産あおさ
栄養価も風味もよい鹿児島県産のあおさ!わかめの代わりにお味噌汁に入れると、とろみも出て香りもよく非常に美味しいです。また、卵焼きやパスタなど、いろいろな料理に使えます。
うちでは「あおさ」がすっかりお気に入りとなり、毎月1回は購入していました。
まとめ
あおさは、カルシウム、食物繊維、葉酸、ビタミン類、ミネラル類などがバランスよく含まれいてる食品です。健康にも、美容にも良いので、上手に取り入れてくださいね。
あおさの風味を楽しむなら、炊き込みご飯に混ぜるのがおすすめです。