夏場はもちろん、他の季節でも少し動くと大量に汗をかいてしまう、季節に関係なく、汗をかきすぎる事で悩んでいる方がたくさんいますよね。
- 多汗症って詳しい症状そして原因は何?
- 病院では何科を受診すればいいの?
- 多汗症で有名な人は誰?
などの情報について、絞って調べてみました。
多汗症とは?どんな症状?
多汗症とは?
多汗症とは、体温の調整に必要な通常の範囲を超えて、発汗が異常に増えることを指します。手や足、脇の下、顔などに、日常生活に支障を来たす程発汗し、国民の7人に1人位に多汗症だと言われています。
全身に症状が出る全身性多汗症と、手や脇など、身体の特定の場所に症状が出る局所性多汗症に分かれます。また、先天的なものだったり後天的なものだったりする場合もあります。
多汗症の症状
多汗症の症状ですが、例を挙げますと、下記のような症状です。
- 手が湿っているため、書類に染みができたり、握手をした時に相手を不快にしてしまう
- ストレスを感じた時に手に異常に汗をかいてしまう。
- パソコンのキーボードやスマホの画面が汗でベトベトになってしまう。
- 足の汗のために、靴の中が蒸れてしまったり、フローリングの床がベトベトになってしまったりします。
- 水虫になりやすい。
- 脇汗のためにブラウスやシャツがしみができて、見た目が悪く感じる。
- 顔の汗のために化粧が崩れてしまう。
- 頭部の汗のために髪の毛がびしょびしょになったり、髪型が崩れてしまう。
- 汗拭き用のハンカチを持っていないと不安になる。
- ラーメンを食べると全身に異常な量の汗をかく。
多汗症とは別の病気、例えば糖尿病や甲状腺の病気、腫瘍、更年期障害等が原因で多汗症と同様の症状が出ている場合もありますので、自分でちょっと病的に汗っかきだ、とか、夏でもないのにやたら汗をかくようになった、という場合には、念のために病院で相談したほうが良いでしょう。
多汗症の原因は?
多汗症は、気温の上昇や、緊張状態になっている場合などの精神的な原因とは関係なく、身体機能の失調によって引き起こされます。別の病気が原因で多汗症と同様の症状が出る場合もあります。
通常の多汗症は「原発性多汗症」、他の病気が原因でなっている場合は「続発性多汗症」と言い、続発性の方は、原因となっている病気を治療すれば治る場合がほとんどですが、「原発性多汗症」については、まだ本当の原因は解明されていないのだそうです。
ただ、症状を抑える手段のない難病という訳ではないので、病院で受診し、多汗症なのかそれ以外の病気が原因なのかを確認し、適切な治療をしてもらう事が出来ます。
何科を受診すればいい?
病院での診断ですが、原発性か続発性かで治療法は異なってきますが、まずその診断を受けなければならないので、最初に皮膚科で診療を受けるのが適切です。
診療方針や診断に疑問を感じたら、別のクリニックで相談してみても良いかと思います。
汗は大量にかくけど、ただの汗っかきかも知れないから病院に行くまでは…という方は、以下をチェックしてみて、2つ以上当てはまった場合は病院の受診をお勧めします。
以下は、「ナースが教える仕事術」というサイトの多汗症についての記事から引用させていただきます。
- 最初に多汗の症状が出たのは25歳以下
- 体の左右対称、同じ部位で発汗する
- 睡眠中は発汗が止まる
- 週に1回以上は大量に発汗する
- 家族に多汗症の人がいる
- 多汗の症状が出て日常生活に支障がある
自分でできる対処法は?
病院に行くほどではないけれど、汗の量が多いことに悩んでいるという方に対して、自分でできる対処法をご紹介します。
普通の制汗剤ではあまり効果が期待できませんので、塩化アルミニウムが配合された制汗剤を使うのがおすすめです。
塩化アルミニウムは汗の出る穴を変性させることにより汗を抑えます、また殺菌効果もあり、腋臭にも効果があると言われています。制汗剤の中で、最も汗を抑える効果が高い制汗剤です。
市販品では「オドレミン」がよく知られており、脇汗はこれでかなり抑えられます。
多汗症の芸能人は誰?
多汗症で悩んでる芸能人で検索すると、一番多く挙がったのが、水嶋ヒロさんでした。多汗症についての番組にも出演されたので有名になったみたい。
あとは福山雅治さんも、手汗に悩む芸能人として有名です。
女性では、酒井美紀さん、柏木由紀さんが、スポーツ選手では錦織圭さんが、多汗症に悩まれているそうです。
人前に出る仕事だとプレッシャーやストレスもすごそうですし、大勢の前に出る時に脇汗が目立ったらどうしよう、なんて悩みもあるのでしょうね。
まとめ
多汗症ってただの汗っかきの酷い状態なんじゃ…という印象の方のほうが多いと思いますが、実は結構大変な病気だったんですね。
「汗っかきなのが気になるけど、自分はただの汗っかきだから病院なんて大げさ…」なんて思う方がいるかもしれませんが、
1996年から、健康保険を使って、治療する事が出来るようになっている立派な疾患ですので、一人で悩まずに、ちゃんと診断してもらうようにしましょう。