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神社とお寺の違いって何?初詣にはどっちに行く?正しい参拝方法は?

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最近は、パワースポット巡りということで、神社とお寺に足を運ぶという人も多いですよね。でも、あらためて神社とお寺の違いを考えると、

  • 同じ宗教だよね?
  • どちらも仏教じゃないの?

と思っている方もいるようです。

今回は、神社と寺の違い、参拝方法の違いを中心にお伝えしていきます。

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神社(じんじゃ)とは

神社は、神様が住んでいらっしゃるところです。

私たち人間の視点で言うと、神道の考えによる祭祀施設ということになります。神様を祀っているということです。

神社においての聖職者は、神主さん、巫女さんです。

神主さん

神主さんは、歳事、社務、祈祷などを行います。

巫女さん

巫女さんは、神主さんの補助をすることが主です。

神事(行事)のおりに、神楽や舞を奉仕する巫女さんもいらっしゃいます。

次は、神社の造りを見てみましょう。

神社には、鳥居、参道、手水舎、本殿があります。

共通する外観として、まずは、鳥居があります。その先に参道があって、参道の脇に手水舎があります。さらに、奥に入っていくと本殿があります。

また、皇室とゆかりのある神社は、神宮、宮と呼ばれるものがあります。地域信仰の中核となる神社は、大社と呼ばれています。

お寺とは

お寺は、仏に仕える僧侶(お坊さん)が修行をする場所です。

仏教における、仏道修行、仏事を行うために、仏像を安置されています。

お寺の聖職者は、僧(お坊さん)、尼です。

僧(お坊さん)

僧(お坊さん)、または僧侶は、出家して仏門にはいった人です。

尼(あま)

尼(あま)、または尼僧は、20歳以上の未婚の女性で出家した人となります。

結婚経験がある女性の場合は、沙弥尼(しゃみに)の修行期間を経て出家するという形になります。

住職さんという呼び方は、寺の長である僧(お坊さん)のことをさします。修行を積んだ偉い僧の尊称としては、和尚と呼ばれます。

それでは、お寺の外観を確認しましょう。

一般的には、入り口に「山門」があります。

仏陀そのものを表す「塔」と仏像を安置する「金堂」などを内部に置くような造りになっています。

今は、僧侶(お坊さん)が修行をする場所というだけではなく、仏教の時代のよる変遷や日本独自の宗派の誕生によって、お寺の様相にも違いがあります。

神社とお寺の参拝方法の違いについて

神社の参拝方法

神社の参拝は、鳥居をくぐるところから始まります。鳥居の向こう側は神様の領域となるからです。

(1)鳥居をくぐる前にきちんと衣服を整えます。

(2)本殿に向かって会釈をしてから境内に入ります。

(3)参道を歩く時は、中央を歩かすに左右のどちらかに寄って歩くのが基本となっています。中央は神様が通るところだからです。

(4)拝礼するための心の準備をしながら、参道を歩きましょう。

(5)手水舎で手水を取って、心身を清めます。

(6)会釈をしてから鈴を鳴らして、賽銭箱にお賽銭を入れます。

(7)「二拝二拍手一拝」して、最後にもう一度、会釈をして退きます。

お寺の参拝方法

(1)身だしなみを整えて、 山門の前で一礼をします。

(2)お寺では、一般的に道の端を歩くという考え方はありません。

(3) 一般参拝者でも鐘をつけるように許可されている場合は、参拝前に鐘をつきます。

(4)蝋燭や線香がある場合は、燭台と香炉にそれぞれ捧げます。

(5)本堂では、まず、お賽銭を納めて、鈴などの鳴らし物があれば鳴らします。

(6)姿勢を正して合掌して、一礼をします。(手は鳴らしません

(7)最後に一礼して、本堂から下がります。

(8)山門を出る時に、本堂に向かって合掌と一礼を行います。

初詣はどっちに行けばいい?

厳粛な信仰がある場合は、神道を重んじる人は神社に初詣に、仏教に身を置く場合はお寺に初詣に行くというのが基本です。しかし、現状は誰がどちらに初詣に行っても間違いとはなりません。

日本の文化の一つとも言えますが、宗教や宗派を厳格に分けずに、尊いものに手を合わせる風習があります。神様と仏様を分けるという考え方も深くは浸透していません。

日本に仏教が伝わってきた時代は、仏様は隣の国の神様と考えられていたということもあって、神道と仏教が入り交じっていました。そのことを神仏習合(しんぶつしゅうごう)、あるいは神仏混淆(しんぶつこんこう)と言います。

その名残が今の日本にもあるので、神道と仏教の違いが明確にならず、神社とお寺のお参りも、どちらに行っても良いというといのが一般的な考え方になっています。

まとめ

神社は神道によるもで、お寺は仏教によるものです。

参拝の大きな違いは、神社では手を打って音を鳴らし、お寺では合掌と言って静かに手を合わせることです。神社では二拝二拍手一拝となり、お寺では合掌して一礼、さらに一礼をして下がるとなります。初詣については、厳粛な信仰がなければ、どちらに行ってもかまいません。

神社に行く場合は神様の前に出る、お寺に行く場合は仏様に手を合わせるという意識くらいは持っておいた方が良いでしょう。

 

 

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