卵料理全てが苦手、という人はあまりいないのではないでしょうか。
卵の調理法によって好みが分かれる場合もありますが、特に人気が高いのが、今回の記事のメインであるスクランブルエッグだと思います。
自分ではあまり上手にできない、という方、コツを抑えるだけで、簡単に美味しいスクランブルエッグが作れるように成りますよ。
是非とも参考にしていただきたいと思います♪
ふわふわスクランブルエッグの作り方
スクランブルエッグにしたいのに、火力が強すぎて普通の卵焼きになってしまった、とか、かき混ぜすぎて炒り卵になってしまった、などなど。
卵料理での失敗あるあるですよね。
ネットでも書籍でも作り方は色々紹介されていますが、今回はクックパッドで特に人気の高いレシピをご紹介します。
超ふわふわスクランブルエッグ
(参考:クックパッドの♫ちーちゃん♫さん作)
材料:
- 卵:2個
- 牛乳:大さじ4
- マヨネーズ:大さじ1/2
- コーヒーフレッシュ(あれば):1個
- 塩コショウ:各少々
- とろけるチーズ:適宜
- バター:10g
作り方:
1. バターととろけるチーズ以外の材料を全て合わせ、泡立て器又は菜箸で白身を切るように横混ぜ式で混ぜる。混ぜたらとろけるチーズを加える。
2. フライパンを熱し、バターをフライパンで熱し、溶けてきたところでフライパンに馴染ませてから、フライパンを一旦火から下ろして濡れ布巾に乗せ、一旦冷ます。
3. 再度火をつけ、中弱火にして1を流し入れ、周りが固まってくるまでそのまま置く。(混ぜたり触ったりしない)
4. 周りが固まってきたら菜箸または泡立て器でかき混ぜ始める。
※この時、フライパンをコンコンと叩きながら下から空気を入れるようにするのがホテルのシェフのテクニックです。細かく混ぜすぎると炒り卵になってしまうので注意。
5. ふわっとやわらかい感じにやや固まったところで、中火にして10秒でフライパンを火から下ろす。
6. 卵の乗ったフライパンを再び濡れ布巾の上に乗せ、空気を入れながら4~5回さっくりかき混ぜて出来上がり♪
コーヒーフレッシュはなければ入れなくて良いですが、入れるとさらにまろやかな味わいに仕上がります。
マヨネーズを入れるとふわふわに仕上がる理由は?
前の項でご紹介したレシピでも、他のふわふわスクランブルエッグのレシピでも、ほぼ一致しているのは、マヨネーズを入れるという事です。
ではなぜマヨネーズを入れるとふわふわになるのか。キューピーマヨネーズのサイトによりますと、卵料理を普通に作った場合、冷めると固くなってしまう理由は、「加熱する時にたんぱく質がかたく結合してしまうから」
マヨネーズを使うと、乳化された植物油や酢が、加熱によるたんぱく質の結合をソフトにし、冷めてもふわふわになります。
そして、この乳化された植物油は冷めても固まらないので、やわらかいまま、更に酢の働きで、仕上がりもきれいな卵色が保たれる、という良いことずくめなのです。
電子レンジでスクランブルエッグの作り方
でも、忙しい朝や、他の料理でコンロが塞がっている、もう一品急いで作りたい、洗い物面倒だからなるべく簡単に作りたい、なんて時、スクランブルエッグを電子レンジで作ることをお薦めします。
レンジ1分♪ふわふわスクランブルエッグ
(参考:クックパッドのあいツナさん作)
材料:
- 卵:1個
- マヨネーズ:小さじ1
- 牛乳:大さじ1/2
- 塩:ほんの少々(なくてもOK)
作り方:
1. 深さのある耐熱容器に材料を全て入れてよく混ぜる。
2. ラップはしないで、レンジ設定600Wで1分。ただ、1分だと固すぎる場合もあるので、40秒位で一度様子を見て、あとは好みで加減しましょう。
3. 取り出したら箸などでぐるぐるかき混ぜてスクランブル状にしたら出来上がり♪
これなら、忙しい時でも簡単に一品できちゃいますね。薄味仕様なので、お好みでチーズを入れたり砂糖を入れたりしても美味しいですよ。
スクランブルエッグの冷凍方法と解凍のコツ
更に手順を簡単に、というかいっそ冷凍にして、好きな時に手間かけずに食べたい!
というニーズもあると思います。
厚焼き玉子は良く冷凍しているものが売っているので冷凍が可能なのは有名ですが、スクランブルエッグも冷凍保存が出来るんです。恥ずかしながら、調べるまで私も知りませんでした。
ここでもマヨネーズを使うのがポイントとなります。
前述の通り、マヨネーズが卵が固くなる作用を抑えてくれるので、冷凍して解凍した場合でも、ふわっとしたスクランブルエッグが食べられるんです。
特に難しいコツと言うものはありません。
普段通りのレシピで(マヨネーズは必ず入れるのがポイントです)、スクランブルエッグを作ります。
そしてしっかり冷やした後、1食分ずつの小分けにして、ラップでしっかりと包み、フリーザーパックで冷凍するだけです。
解凍する時は、食べる半日前位に冷蔵庫に移動させて自然解凍させるのが一番美味しく食べる事の出来る方法ですが、半解凍の状態でお弁当に入れても、食べる頃にはちょうどいい温度に冷めているので大丈夫です。
ただ、何ヶ月も冷凍庫に入れっぱなしにしていてはいけませんし、他の冷凍物から不純物が混入してもいけないので、フリーザーパックを使ってしっかり密封した上で、冷凍してから1ヶ月以内に食べきるようにしましょう。
まとめ
マヨネーズを使ったふんわりスクランブルエッグの記事をお届けしましたが、このマヨネーズを使う裏技、他の卵料理にも勿論応用が効きますので、厚焼き卵やオムレツ、チャーハンや卵そぼろなどでも、是非ご活用下さいね。